【フェブラリーS】その勢いは天井知らず!/当距離実績に重きを置くべし!【阪急杯】
2/22(日)東京11R フェブラリーS(GⅠ)
中東との兼ね合いがあって粒揃いとは言えなかったここ2年と異なり、チャンピオンズCの上位陣が顔を揃えた今回は一気にレベルUP。
その中、やはりダブルハートボンドには敬意を表すべき。
特殊な馬場でスピードにモノを言わしてのレコード勝ちだったみやこSも驚かされたが、直後では力を要するダートに様変わりしたGⅠでも底力を見せつけた。そこは1000m通過60.3秒とタイトな流れにあっても落ち着いた運びから直線では追い出しを待つ余裕さえあったし、内から前に出られそうになってからの二枚腰も。
ワンターンのマイルは初でも、流れ如何で抑える競馬が可能といったセンスが証し立てた直後。連勝を視野に入れた。
チャンピオンズCが3回目の2着で、衰えどころか、未だに歩みを止めていないウィルソンテソーロ。
逆に、今回は東京大賞典を挟まずに先月下旬から在厩で段階を追っての強度UPがある。ラスト2週で同じ相手に対していずれも脚色劣勢だったが、追走した分でフォーム自体には力感があるし、しまい重点だった前回時よりハード。
何より、上手く矯めを利かせつつ運んだのが南部杯で、久々のマイルだったにも関わらず、ラストは独壇場。同じ左回りといった点でも信頼に値する。
ラムジェットを警戒すべき。
そもそも、3歳暮れの東京大賞典では絶対王者のフォーエバーヤングに対し0.3秒差だった上に、ウィルソンテソーロとであれば同タイム。無論、ユッタリと運べる中距離で長く脚を使ってこそといった面はあるが、3歳冬の当舞台が突き抜けた結果の1.36.3秒。
キャリア5戦目にして同日のフェブラリーSに劣ること0.6秒だったのなら、守備範囲とできるし、府中での破壊力は折り紙がついているわけ。
昨年の覇者コスタノヴァも当然ながら俎上に載る。
対して、早目の美浦入りで丹念な乗り込みの成果がシャープなラインに表れている。唯、最終追いが1F手前からの反応が鈍く、先行馬に並びかけたのがゴール寸前。昇り調子だった昨冬には及ばない。
シックスペンスは渾身の仕上げ。
とはいえ、理想的なレース運びだった南部杯が完敗。その時点ではダート未経験だっただけに、上積みはあろうが、ウィルソンテソーロとの格差は如何ともし難い。
それならばナチュラルライズ。
無論、少しでも緩めると制御不能になりそうな様子は未だに消えぬ。が、単走のみといった過程で丁寧な仕上げだし、4度目のハロー明けで周りの馬が少ない状況だった直前には、鞍上とのコンタクトがより密になって体のパワーが全て地に伝わって推進するかのよう。
距離短縮+ワンターンが追い風になるイメージで、実際に2歳11月の当舞台が優秀な時計での差し切り。前後半差が3秒といったペースに乗じたとはいえ、控える形からの破壊力を証し立てているではないか。その戦法なら大勢逆転まである。
2/21(土)阪神11R 阪急杯(GⅢ)
東より1週早い開催替わりで、阪神が舞台になっての関西メインは土曜・阪急杯。1着馬には高松宮記念の優先権が与えられるが、そのGⅠには直結しづらい芝1400mだけに、当距離の実績に重きを置くべきか。
となれば、昨年の覇者カンチェンジュンガに触れなければならぬ。
しかし、昨2月に至る過程では、1週前に坂路49秒台を叩き出せたのに対し、馬場が悪かったとはいえ、そこまで動けていないのが今回。別定58キロといった点でも評価は下がる。
逆に2年連続で2着と、阪急杯に限れば高いレベルをキープしているアサカラキングにはスランプ脱出の気配が。
元々、急かされるスプリント戦よりは芝1400mで真価発揮といったタイプで、阪神は1勝2着1回。坂路での一番時計をマークして臨んだ昨2月より遅い追い切りタイムだったことに物足りなさを覚える向きもあろうが、入りが遅かったように、コントロールが容易くなってきたとの解釈を優先させたい。
直近で変わったのはレイベリングも同様。
それならばマイネルチケット。
スムーズさが増す芝1400mなら更に。実際、京王杯2歳Sではパンジャタワーに対しての0.1秒差があって、それが確固たる根拠に。前回時を1秒以上詰めての坂路52.6秒だった追い切りを含め、上積みしかない。
清水成駿の直弟子
柴田卓哉
学生時代は船橋競馬場で誘導馬に騎乗。競馬専門紙「1馬」在籍時には、「馬に乗れる&話せるトラックマン」として名を馳せる。長年に渡ってトレセンに通い、今でも美浦スタンドで眼を光らせている。仕上がりを的確にジャッジする腕に、亡き清水成駿も厚い信頼を寄せていた調教の鬼。データが最も少なく難解な新馬戦を己の庭としており、世間が驚く穴の激走を仕留める。


