【弥生賞】年明けからハリが増し増し!/コース適性は証し立てられている!【中山牝馬S】
3/8(日)中山11R 弥生賞(GⅡ)
皐月賞を占う意味を含め、重要度では文句なしといったGⅡ・弥生賞が日曜メイン。唯、ここからマイル路線に矛先を向けそうな馬がいるだけに、2000mへの適性も気になる要素。
その典型がアドマイヤクワッズ。
確かに、暮れの朝日杯では苦杯を嘗めたが、そこは道悪。実際、勝ち馬はデイリー杯で競り落とした馬だった上に、こちらは前半から進みが悪かったし、4角では外に張られ気味になって結果的には‘時すでに遅し’。
直線でのエンジン点火に時間を要したのが示す通り、持ち前の切れを封印されたからと総括できる。唯、全体を見渡すと少々首が短く映る分、ベストはやはりマイルではないか。ここは、ピンポイントを見極めるのがテーマといった点が見え隠れ。結局はNHKマイルCを見据えることになりそう。
東スポ杯3着のライヒスアドラーが首位争いに加わるとしなければならぬ。
実際、脚慣らし程度の立ち上げを含め、併せ4本と鍛錬を重ねられたのが2戦目。逆に、1週前にビッシリ追っての1F11.1秒があったとはいえ、遅れたのは事実だし、プラン通りのしまい重点だった木曜追いが素軽さ満点だった反面、2歳秋よりもかなり細く映るのが気懸かり。
それならばタイダルロック。
そこで目途を立てた上に、今回は上手くセーブした行き出しから弾けさせるメニューを課せられた結果、直線を迎えてからの推進力に拍車がかかった。何より、ラスト2週はいずれも雨に祟られて重くなったDW。その中、2本共にラスト11.4秒でまとめられたのは類稀な身体能力に由来。
あとはバステール。
また、暮れの直前がポリだったのに対し、今回はオールCWで1週前には自己ベスト更新と鍛錬の度合いを上げられたことが成長を物語っている。
3/7(土)中山11R 中山牝馬S(GⅢ)
土曜メインは難解な中山牝馬S。
手順からすればアンゴラブラックに一日の長が。
反面、当距離であれば大箱の府中、コーナー4回であれば2000mでの立ち回りを武器にしているだけに、スタートしてすぐに1角に差しかかる中山1800mでのポジション取りが鍵に。
ニシノティアモのデキが凄い。
元々、2000mより1800mに実績が偏っていたから、1F短縮はプラスにしか働かないゆえ、11月からの2キロ増しは相殺されそう。
唯、明け4歳組は強力。その筆頭に挙げるべきはパラディレーヌ。
唯、オール単走で直前の上がり重点には納得が行く反面、そこに至るまでも控え目なメニュー続き。同じく休み明けだった秋初戦との比較であれば大きく異なる過程で、ややトーンダウン。
エリザベス女王杯こそ大敗だったが、秋華賞ではパラディレーヌに先着したエリカエクスプレスを尊重しなければならぬ。
あとは小倉牝馬S組。手順とすればそこで僅かに及ばなかったボンドガールと行きたいところ。
これは、現地以外ではポリ主体での調整が嵌ったからだし、帰厩後にもそれを踏襲して、どうにか我慢を利かせた道中からのラストはダイナミックそのものと、調子には太鼓判を押せる。唯、前走は丹内の巧みな誘導も大きかった。展開の助けが不可欠なのには変わりない。
むしろ、そこからはクリノメイをピックUP。
そもそも、重賞勝ちがマイルだったように、2000mは本質的に長いゆえ、1F短縮でメリハリが利こうし、前回時よりゆとりがある過程を経た。1戦1勝の中山といった点でも上積み◎。
清水成駿の直弟子
柴田卓哉
学生時代は船橋競馬場で誘導馬に騎乗。競馬専門紙「1馬」在籍時には、「馬に乗れる&話せるトラックマン」として名を馳せる。長年に渡ってトレセンに通い、今でも美浦スタンドで眼を光らせている。仕上がりを的確にジャッジする腕に、亡き清水成駿も厚い信頼を寄せていた調教の鬼。データが最も少なく難解な新馬戦を己の庭としており、世間が驚く穴の激走を仕留める。


