【シリウスS】抜群の決め手で混戦に断!ベテラン実力馬が久々の美酒
FILE:9/26(日) 阪神11R
シリウスS(GⅢ)
その中で勝ち上がったのは5番人気のヴァルツァーシャル。道中は後方で我慢して勝負所からもインで脚をためる一か八かの競馬。直線で狭い馬群を抜群のハンドル操作で捌きながら、一気の差し切りとまさに混戦向きの勝ち方だった。
常に好勝負は続けていたが、一昨年のマーチステークス以来2年半ぶりの勝利と久しぶりの美酒。前が上手く開くスムーズな流れに助けられたとはいえ、58.5キロを背負っての勝利だけに底力の高さを示した一戦。7歳馬ながら衰えも皆無でまだまだ活躍は見込めそうだ。
②着には13番人気のルシュヴァルドールが入線。好位の3番手から直線で一旦先頭に立つ横綱相撲の競馬でレース内容としては一番強かったといえるもの。
春は大敗続きでスランプ気味だったが、一息入れた事で精神的に立ち直った事とブリンカーの着用が効果てき面だった様子。まだ5歳と伸びしろも残しており、もう目が離せない存在になった。
道中後方で脚をため、直線外からシャープに伸びてきた7番人気マイノワールが③着。勝負所から外々を回っての進出と勝ち馬とは通ったコースの差だけ届かなかった印象。
前走で3勝クラスを勝ったばかり。初めての重賞挑戦でハンデ戦とはいえ、これだけ走れたのは潜在能力の高さを証明するもの。先週のオールカマーで激走したメイショウゲキリンと同じ笹田厩舎の管理馬で陣営の勢いも追い風になった様子。重賞制覇は手の届くところまで来ている。
1番人気のラムジェットは⑦着に敗退。好位の外目でスムーズな競馬だったが、いつもより前目での競馬になった事と初めての59キロも堪えた様子。叩きながら調子を上げていくタイプでもあり次走の巻き返しに期待したい。
2番人気に推されたギュルヴィは前4頭から1馬身離された⑤着に敗戦。それでもデビュー以来守ってきた掲示板の確保には成功した。相手なりに走れる堅実さは大きな武器で大きな舞台でも馬券圏内に喰い込む可能性は十分にある。
─次はココに注目!─
12人気4着
ハピ
道中は後方のインで脚をため直線半ばで進路を上手く外に変えるとゴール前では目の覚める末脚を披露。4年前のチャンピオンズカップ③着馬で久々にこの馬らしい脚を使えた事は復活への良いキッカケになるハズ。
賞金の関係で次走は不明だが、立ち直れば重賞でも通用して良い力の持ち主。マイペースな性格で気合を表に出さないタイプだし、それほど人気にもなりにくい馬で馬券的な妙味も十分だろう。
(執筆:持木秀康)
栗東センバツ記者陣
関西トレセン捜査班
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