【習志野特別】ここが覚醒のタイミング!/ひと夏越してパワーアップし秋の大一番へ弾み!【ローズS】

09/11 (金) 特報トレセンTimes

トレセンTimes・美浦

中山日曜日2R
サンタンヌ
中山日曜日9R
トレサフィール
(稲垣幸雄 厩舎)

いつも慎重な稲垣調教師だが、時折見せる自信の表情。今週はその表情が見られ、2頭を推奨してみたい。

先ずは中山日曜日2レースのサンタンヌ

小島康睦
小島康睦

調教師
稲垣幸雄
調教師

「初戦はセンスを見せてくれましたし、内容は悪くありませんでしたが、もう一つ力強さに欠ける所がありましたね。その後は放牧に出して、馬の変化に期待しましたが追い切りの動きに素軽さが出て、確りハミも取る様になってきましたよ。

当然1度使った上積みはありますし、かなり馬が変わってきましたね。今回どんな競馬をしてくれるか楽しみなんです」


と、ガラリ一変の予感。この手のタイプの馬には武豊騎手も合いそうだ。

次に推奨してくれたのは、中山日曜日9レースのトレサフィール

小島康睦
小島康睦

調教師
稲垣幸雄
調教師

「前走が去勢明け一戦目でしたが、集中していましたし効果は感じられたと思います。色々なレースの選択の中、暑い夏は避けて、この中間はリフレッシュ放牧に出しましたが、良い感じで帰って来ましたし動きも非常に良いですね。

以前は追い切りでヤンチャな所がありましたが、折り合い面やメンタル面の成長が見られ非常にスムーズな追い切りができています。元々ポテンシャルが高い好素材で、こちらも期待している馬ですからね。今はその力を十分に出せる心身のバランスだと思いますし、良い走りを期待しています」


と、いよいよ能力全開か。これだけ良い話をもらっただけに、素直に稲垣調教師に乗ってみたい。

(執筆:小島康睦)

トレセンTimes・栗東

阪神日曜日11RローズS(GⅡ)
スウィートハピネス
阪神土曜日12R
ヒルノプーリア
阪神日曜日2R
コスモクラウン
(北出成人 厩舎)

北海道出張中だった多くの騎手が栗東に帰還。さらには札幌に滞在していた横山典騎手も栗東に戻ってきた。「今年はずっと寒いくらいだったよ。こっちは暑かったらしいな」と笑顔で聞かれた。調教スタンド周辺も賑やかな雰囲気が戻ってきた。

栗東は火曜日から水曜日まで丸二日間はほぼ雨が降り続いた。坂路などはかなり時計がかかっていたようなので、追い切り時計を参考にする際は注意して欲しい。

今週は北出厩舎をピックアップ。阪神と中山で10頭がスタンバイしている。

まずは阪神日曜11RローズSに出走するスウィートハピネス。オークス以来の秋緒戦だ。

目黒和外
目黒和外

助手
鳴海
助手

「夏は大山ヒルズでリフレッシュ放牧。帰厩後も順調に調整できたよ。1週前は長めからやって、今週は佐々木騎手に感触を掴んでもらった。納得のいく仕上がりです。

桜花賞では細かい不利が重なってしまっただけ。阪神JFでもオークスでも差のない競馬をしてくれているからね。世代上位の能力はあると思います。

スパッと切れる感じではないけど、持続力で勝負できるタイプ。ワンターンのこの距離でも問題ないと思うし、本番に向けていい競馬をしたいね」


と同助手。

同馬を担当している対馬厩務員にも追加取材。

厩務員
対馬
厩務員

「晩成タイプと思っていたし、ひと夏越して馬体もプラス10キロくらいになるかな。佐々木騎手もいい感触を掴んでくれたからね。本当に完成するのは来年の春くらいかもしれないけど、いい方向に成長している感じがするし、楽しみだね」


とのこと。未対戦の強敵もいるが、レースぶりに注目したい。

阪神土曜日12Rのヒルノプーリアも期待できそう。

目黒和外
目黒和外

助手
鳴海
助手

「前走はちょっと相手が悪かったかな。大型馬の久々の分もあったと思うけど、早く抜け出した分フワッとしてしまうところもあったからね。能力は上位だし、叩いた効果も大きい


と鳴海助手。ここ4戦3、2、2、2着と完全にメドを立てている馬。ここは落とせない1戦だ。

締めは阪神日曜2Rのコスモクラウン。デビュー戦は2番人気に推されていたが、8着に惨敗してしまった。

目黒和外
目黒和外

助手
鳴海
助手

「稽古の感触が良かっただけに、初戦は期待していたんですが…。直線は内にモタれてしまって全く追えませんでした。調教ではそういう面を全く見せてなかっただけにちょっと不可解。

原因が特定できてないので今回は馬具などはいじらずに臨みます。調教通りなら能力は間違いなく高いので、レース慣れした分で巻き返したいですね」


と鳴海助手。

大挙10頭の大攻勢をかける今週の北出厩舎。固め勝ちも十分期待できそうだ。

(執筆:目黒和外)


小島康睦
ハナ差は"陣営力"の差

小島康睦

情報通 美浦 取材
連載コラム

サクラバクシンオーなどに騎乗した名手・小島太を叔父に持つ生来のホースマン。親族のほとんどが競馬業界に身を置いており、騎手や厩舎、各牧場に顔が利く。大レースを勝つには馬の能力だけでなく、周囲の人間が形作る"陣営力"が必要不可欠であると提唱し、業界随一の情報ルートから激走のネタを握り込む。 (担当厩舎:浅利、伊藤伸、稲垣、加藤征、戸田、堀、本間、森一、和田勇)



目黒和外
栗東に棲む魔人

目黒和外

取材 栗東 情報通
連載コラム

パワフルな風貌に違わず、業務でもその辣腕を存分に振るう剛の者。実直な姿勢で取材へ向き合ううち、名門厩舎を含む関係者と唯一無二のパイプラインを構築した。そのため現場でのわずかな変化にも敏感で、陣営がひそかに仕掛けや策を講じたタイミングにはいち早く反応し、印を打つ。 (担当厩舎:安達、飯田祐、北出、昆、笹田、四位、柴田、武英、辻野、角田、本田)