【エルムS】良血4歳馬が復活の狼煙を上げる重賞V

08/08 (土) 妙味解析!回顧ファイル
FILE:8/8(土) 札幌11R

エルムS(GⅢ)

ナチュラルライズが出遅れ。レヴォントゥレットが先手を取るかに見えたが、外枠でもスッとウェイワードアクトが先手を取りきる。向正面ではウェイワードアクト、ヒルノハンブルク、レヴォントゥレット、ぺリエールの順。残り5Fを過ぎた辺りでオメガギネスが進出、レヴォントゥレットは後退。

直線ではウェイワードアクト、ヒルノハンブルクが粘ろうとするところを一気にぺリエールとルクソールカフェが交わす。最後はルクソールカフェが抜け出して勝利。2着はぺリエール、中団にいたテーオーパスワードが差してきて3着を確保した。

《レースラップ》
6.9-11.0-12.2-12.2-11.8-11.8-12.3-12.7-12.9
決着時計1.43.8 前半5F59.8 後半3F37.9


過去10年で3番目に遅い時計(21年は函館開催のため除外)。馬場を考えればスローといっていいだろう。途中で動いた馬はいたが、このペースでは直線だけで差すのは難しく、好位勢と早めに動いた馬が浮上するのは納得の流れ。

勝ったルクソールカフェは昨年の武蔵野S以来の勝利。とはいえ、全兄がカフェファラオであることを考えれば素質はここでも上位で、順当勝ちに近い形。当社の厩舎担当記者も述べていたのだが、今回は状態も良かったことに加え、中間にゲート練習を行ってコース対策をしていたこともプラスに働いた。これで賞金加算も成功したので、次走を選びやすくなったのも良かっただろう。さらなる飛躍を期待したい。

連覇を狙ったぺリエールは1馬身半差の2着。やはりコースが合っているのだろう。レースも大外枠だったが、好位を取ってスムーズに運べたのはなにより。ただ、今回は1頭強い馬がいた。

3着テーオーパスワードは道中中団。3角辺りで早めに動き始めていたが、後ろにいたルクソールカフェに被される形に。その結果、若干4角で待つ形になったが、手ごたえの面でもルクソールカフェのほうが良かったことを考えると、スムーズに回れていたとて逆転できていたかはやや怪しい。とはいえ、後続は4馬身離している所をみればこの馬も能力は確か。次走以降も楽しみだが、オープン特別だとハンデが不安。

次走注目とまではいわないが、久々に掲示板を確保したナチュラルライズは次走が楽しみに思う。発馬が良くなれば尚良し。これがきっかけになれば。

次走注目はウェイワードアクト。向正面半ばまでは良かったが、そこから早めに捲ってきた(多分道中で暴走してしまった)オメガギネスの影響をモロに受けたので今回は参考外にしたい。

(執筆:土屋龍太郎)


土屋龍太郎
優馬の若きドラゴン

土屋龍太郎

データ 穴党 分析班
連載コラム

取材力が核となる専門紙の世界において、卓越した馬券への才覚のみを買われ第一線に抜擢された若き昇り龍。大舞台に強く、直近でも2025年NHKマイルC◎パンジャタワー(9人気1着)を射抜くなど数々の特大万券を輩出。年齢のフレッシュさとは裏腹に、その予想には猛者の風格が香り立つ。