【アイビスSD】次元の違う速さで見事な連覇!/己の競馬に徹し昨年の雪辱果たす!【クイーンS】
FILE:8/2(日)新潟7R
アイビスサマーダッシュ(GⅢ)
結局、余裕の手応えでレースを引っ張ったうえでほぼ減速も無かったピューロマジックがそのまま押し切って他馬を圧倒。②③着には先団から流れ込んだロードトレイルとカウスリップが入り、先行した3頭が馬券内を独占する結果となった。
アイビスSD連覇となったピューロマジックはレコードタイだった昨年の勝ち時計を0.2秒上回る53秒5で走破。400m21秒8で逃げたうえで上がりをメンバー最速の31秒7でまとめられては後続に付け入る隙は無く、同枠からの発走でも差した昨年とは逆のレース運びで時計を詰めてしまうのだから立派なもの。3馬身差は決定的な差であり、この条件での絶対的な馬であることを自らの走りで証明してみせた。
ロードトレイルは枠なりに前へ付けての粘り込み。3走前の千直での②着は格下戦で時計が地味だったが、内容的には一旦は抜け出したうえで差された好内容。今回はピューロマジックが一気に外ラチまで行ったのを始め、他馬も外に拘る形が多かったことで序盤から前の進路がクリアだったのも存分に走り切れた要因。勝ち馬は別格だが、速い時計に対応したうえでの②着は人気云々抜きにして評価すべきだろう。
③着カウスリップはロードトレイルが②着だった駿風Sで0.1差③着だった馬。ピューロマジックが外へ進路を取るのに合わせるように外目に進路を取りまんまと粘った恰好だが、目標に突き放されて前走と同じくロードトレイルに0.1秒差の入線なのを思うと現状での力は出し切っている結果か。
ロードトレイルと同じく前走の駿風Sが初の直線競馬で今回が2度目だったことからすれば、②③着馬ともに確かな適性あっての好走なのは間違いない。
─次はココに注目!─
2人気5着
アメリカンステージ
軽い芝での純粋な時計勝負で一歩足らなかった印象。芝ではここまで①②③着と成績は挙げてきていたものの、いずれも走破時計は目立つものではなく、更に一段上の速さを求められたのが今回の結果と見受けられる。
冷静にここまでの戦歴を分析すると『馬力型のスピード馬』というキャラクターはハッキリしており、ダートの短距離はもちろんストライクゾーンで、芝であれば馬場が少し荒れてきたタイミングで狙うのがベターか。
再び直線競馬への出走ならば、秋のルミエールADか来春の韋駄天S辺りが最適に感じられる。
(執筆:久光匡治)
FILE:8/2(日)札幌11R
クイーンS(GⅢ)
2着争いは最後にコガネノソラが差してきて浮上。道中2番手だったヴーレヴーがエリカエクスプレスを交わして3着を確保した。
《レースラップ》
12.3-11.2-11.7-12.0-12.0-11.9-11.6-11.7-11.7
決着時計1.46.1 前半5F59.2 後半3F35.0
過去10年で4番目に速い時計(21年は函館開催のため除外)。エリカエクスプレスが先手を取った時点でこの位の時計は出る。標準的な時計といっていいだろう。
勝ったココナッツブラウンは人気通りの勝利。発馬こそ若干後手だったが、大きな不利でもなく、道中でスムーズに運べたことが大きい。昨年も2着だったようにやはり滞在競馬が良いのだろう。昨年同様に札幌記念に行っても相手次第で面白いかもしれない。北村友騎手もこれで全場重賞制覇を達成。
コガネノソラは道中は中団辺りで運び、直線で外から浮上。一昨年の当レース勝ち馬なだけあり、コース適性も高かったか。32~33秒前半の切れ味勝負になると厳しいが、34秒台で足りるならこれくらいは走れる。今後も上りがかかりそうな舞台で買いたいが、ハンデがやや不安。
3着ヴーレヴーは巴賞勝利からの3着。2歳時に短距離戦だが函館、札幌で好走していたように洋芝が合っているのだろうし、状態も維持できていたのだろう。とはいえ距離はここ位がギリギリのように思う。
エリカエクスプレスは自分の形には持ち込めたが、4着。もう少し後続と差を作れていればまた違ったかもしれないが、このレースはあまり逃げ馬が好走できていないレースでもあるので、そこまで悲観するものではない。この位の距離の方がペース的に良さそう。
今年は上位2頭がリピーターの形。適性の差もかなりあった印象。東京などに戻った際は下位の馬の逆転もあるだろう。切れ味が武器の馬たちは特にその傾向が出るはずだ。
(執筆:土屋龍太郎)
二天一流ホースマン
久光匡治
先週ロードトレイル穴推奨
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従来、専門家がその道一本で務めあげる取材と調教。その双方を股にかけ、場所を選ばず活躍する二天一流ホースマンとは彼のこと。馬・人の両側面からあらゆる可能性を探り、時には上位人気馬を印から切り捨てることも辞さない予想スタイルはまさに天衣無縫。優馬の産んだサムライが、今日も未踏の道を征く。 (担当厩舎:青木、奥村武、粕谷、加藤士、萱野、平岩、堀内、室井、和田郎)
優馬の若きドラゴン
土屋龍太郎
連載コラム
取材力が核となる専門紙の世界において、卓越した馬券への才覚のみを買われ第一線に抜擢された若き昇り龍。大舞台に強く、直近でも2025年NHKマイルC◎パンジャタワー(9人気1着)を射抜くなど数々の特大万券を輩出。年齢のフレッシュさとは裏腹に、その予想には猛者の風格が香り立つ。


