【小倉記念】軽ハンデ&好騎乗で大仕事!/馬場も味方に世代重賞制覇一番乗り【函館2歳S】

07/19 (日) 妙味解析!回顧ファイル
FILE:7/19(日) 小倉11R

小倉記念(GⅢ)

勝ったのは10番人気の伏兵ゼンダンハヤブサ。道中は中団のインでピクリとも動かずに脚を溜め、3コーナー過ぎにゴーサインを出すと4コーナー手前では先行勢を目の前に置く絶好の内ラチ沿いをキープ。直線に向くと奇跡的に前が開き、あっという間にそこを突いて抜け出す素晴らしいレース運びで見事な初重賞制覇を達成した。

格下の身でハンデ52キロが功を奏したとはいえ、初めての2000mでの激走には正直ビックリさせられたが、全ての条件が同馬向きにハマったことが好結果をもたらした様子。もちろん鞍上の酒井学騎手の落ち着き払った好騎乗も流石と言えるもの。まだ4歳馬で更なる成長も見込め、今後の出世ぶりを見守りたい。

海外遠征帰りで実力はナンバーワンと言える1番人気のジョバンニが何とか②着を確保。4コーナーまでは好位の外々で脚をため上手く運べていたが、直線で前が開いたところを勝ち馬に先に入られ一瞬仕掛けが遅れてしまった事が痛かった

遠征の疲れは皆無で今日は万全に近い状態での臨戦態勢だっただけに勝っておきたかったが、僅かながら賞金の加算には成功。秋は大きな舞台でも活躍が期待できる素質馬で今後はゆっくりと休養し今後に備えておきたい。

道中でトータルクラリティとの先行争いになったレーゼドラマが③着に入線。冬の小倉の当該条件でオープン勝ちがあるコース巧者で、直線では一旦先頭に躍り出たがゴール前で2頭に先を越される惜しい内容。

今回は久しぶりに前に馬を置く展開になったが、難なくこなして脚質に幅が出たことは大きな収穫になった模様。3歳時には重賞のフラワーC勝ちがある素質馬で今回は男馬相手にハンデ55.5キロを背負ってよく頑張った。

今後の成長次第では牝馬路線で大きな舞台でも上位を狙える可能性を秘めており、目が離せない一頭になったことは確か。注目していきたい。

2番人気のガイアメンテは④着に敗戦。道中でジョバンニに外からフタをされ動けなかったのが痛かったが、直線で舌を出して外にヨレ①②着馬に内をすくわれる若さを出してしまった。気性の成長を待ちたい。

3番人気のジーティーアダマンは懸念された小回りでの器用さを欠く走りで⑥着に敗退。広いコースでの巻き返しを狙いたい。


─次はココに注目!─
4人気9着
タガノアビー


今日は勝負どころで前にいたエヒトが故障して下がってくる不利がモロに応えた一戦。そのアクシデントの中、何とか巻き返し③着馬からは0.5秒差まで追い上げたのは流石と言える内容。

もともとオークス③着馬でこの夏に大きな飛躍を目指していたが、今日は度外視して良いレース。スムーズに運べれば重賞でも上位は狙える素質馬だし、配当面で妙味がうかがえる次走は大きく狙ってみたい。

(執筆:持木秀康)


FILE:7/19(日) 函館11R

函館2歳S(GⅢ)

ダマスクが出遅れ。外目の馬が好発。その中でもノリヤンモーニンが先手を取ったが、2F目辺りでシグレが並ぶ。以下イモージェン、シグレ、ロンドンガーズが続く形。

直線でも残り1Fまではノリヤンモーニンが先頭だったが、残り100mを過ぎたあたりでイモージェンが交わし、更にそれを外から道中好位の少し後ろにいたフェリチタが差し切った。少し離れた3着争いは中団にいたダイシンドラゴン浮上。

《レースラップ》
12.2-11.0-11.0-12.0-12.0-12.2
決着時計1.10.4 前半3F34.2 後半3F36.2


近10年では3番目に遅い時計。ただ、重馬場と考えれば前半2~3Fの「11.0-11.0」は少し速いペース。逃げたノリヤンモーニンと2番手のシグレにはやや厳しい流れ。かといって追い込み決着になるほど遅いわけではなく、ある程度の位置取りは必要になる形だった。

勝ったフェリチタは前述した位置としてはベストに近いポジション。特に目立った不利もなく運べたし、言うことなし。新馬戦は良馬場だったが小雨の降る中で、多少渋った馬場への慣れもあったのかもしれない。とはいえ馬場が馬場なだけに試金石は次走。

イモージェンはフェリシタの前あたりで運んでいた馬。祖母がシーザリオの良血らしく、しっかりここでも結果をだせた。サリオス産駒ということも考えると、マイル位までは対応できそう

3着ダイシンドラゴンは道中はインでロスなく運び、直線では外に出して中団から差してきた。レース運びがうまくいった印象。曾祖母スカーレットインクの良血だが、スカーレットローズの枝はややダート馬が多い印象があるので、この馬もゆくゆくはダートかも

今年は重馬場だっただけに力を出し切れなかった馬も多いだろう。勝ち馬でもコメントしたが、次走以降が試金石。良馬場で見たい馬がかなり多い。

(執筆:土屋龍太郎)


関西トレセン捜査班
栗東センバツ記者陣

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情報 栗東

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土屋龍太郎
優馬の若きドラゴン

土屋龍太郎

データ 穴党 分析班
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取材力が核となる専門紙の世界において、卓越した馬券への才覚のみを買われ第一線に抜擢された若き昇り龍。大舞台に強く、直近でも2025年NHKマイルC◎パンジャタワー(9人気1着)を射抜くなど数々の特大万券を輩出。年齢のフレッシュさとは裏腹に、その予想には猛者の風格が香り立つ。