【舞台は福島へ】天の川Sを見据えるトクシーカイザー、新風吹き込むグランプラネッタらと迎える夏
先週、競馬を使ったあとのトクシーカイザーは16日(火)に退厩して近郊の牧場に放牧に出したんだけど、今週の24日(水)にはもう美浦に戻ってきた。
前走は果敢に逃げて2着に粘る
7月12日(日)の福島10R・天の川Sに出走予定で、前走と同様に菊沢騎手をもう押さえているとのこと。成績を見ると、福島コースは芝でのみ走っていて2、11、4着と相性は悪くないみたいだね。
そのときより年齢を重ねていて、前走でも逃げたように競馬ぶりにも幅が出ているので、小回りのダート1700mでもこなしてくれると思っている。乗りづらい馬ではない、とキクちゃんも分かったハズだからね。
帰厩してすぐの25日(木)に坂路で57秒2-13秒と時計を出したけど、元気いっぱいだよ。前走時より放牧期間が短く、レースを使ったあとの時間も少ないので、いくらかピリピリしている感じはある。
でも、今までに感じていた落ち着きもあるし、うるさいというほどではないので、こんなものなんだろうね。また、いい形でレースに臨めるように仕上げていきたい。
身をもって感じた!? 削蹄の大事さ
そして新たな担当馬が登場!
そうそう、実はトクシーカイザーを使った日のパドックのとき、自分の足の爪が少し伸びていたらしく、曳きながら足の先が痛くなっていてねぇ。夜に少し出かけた際、歩いて行く予定だったけど痛みがあったからタクシーにしたんだけど…。
改めて競走馬の削蹄は大事なんだなと、身をもって思ったよ(笑)。トクシーカイザーの脚元は大丈夫なので、安心して欲しい(笑)。
で、トクシーカイザーが放牧に出たあと、入れ替わりで入厩してきたのがグランプラネッタという4歳セン馬で、それから同馬を担当することになった。4歳未勝利馬で使いたいレースに使える保証がないから、状態を上げていきながら芝・ダート問わず頭数が揃わないところを狙っていくしかない感じかな。
カイバに夢中なグランプラネッタ
でも、24日(水)の追い切りでは52秒5-12秒8とマズマズの時計で動いてくれたんだよね。これで少しピリッとしてきた様子があるし、自分が角馬場で乗ってもダラダラ歩いたりしてないから、そこまで悪い馬ではなさそうなんだよね。
セン馬で去勢しているから、本当に大人しくて扱いやすいし、人の指示にも素直に従うから、まったく手がかからない良い仔なんだよ。
とはいえ成績が成績だから大きなことは言えないんだけど、また競馬のときにどんな姿を見せてくれるか見届けたいと思う。
変化の激しいトレセンの日常
目の前の1頭1頭に全力を尽くす
「ジャンボ」ことトゥザファイナルは、レースを使ったあと少し厩舎で様子を見て、先週の19日(金)に放牧に出た。
1400mではちょっと距離不足だったので、新潟の1800m戦になるか札幌の1700m戦になるか、番組はまだ未発表だけど秋の中山になるのか、そこは馬の状態と厩舎の空き馬房の兼ね合いもあるからね。いいところで使って、何とか勝たせたいよね。
以前も言ったけど、もし札幌に行くことになったらそれはそれで楽しみだよねぇ。もちろん、調教師としては何度も行っているけど、厩務員として函館や札幌に滞在して調整するのは初めてになるし、滞在競馬の周囲の雰囲気も味わえるからね。
京都に行ったときも色々と出会いもあって刺激を受けたし、より濃密な経験も得られるハズ。小島茂之師に行けと言われればどこへでも行くし、本当に退屈しない職業だよ(笑)。
トゥザファイナルが放牧に出て、トクシーカイザーが入厩するまでの僅かの間は、シアワセチョウサンという3歳牝馬を担当した。こちらも牝馬にしては扱いやすい馬で、特に難しいところはなかった。成績は良くないけど、3月にデビューしてまだ2回しか使っていないし、悪いようには感じなかったが…。
担当馬が帰ってきたのですぐ手放したが、馬房の回転や馬の都合で人の手が替わるのは、ここ十数年で当たり前になっているからね。それでも、厩舎の皆んなが1頭1頭と向き合って仕上げているし、自分もそうやっていい仕事をして次の競馬に向かいたいね。
※次回は7月3日(金)更新を予定しています。
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