【共同通信杯】府中なら破壊力増しましだ!/今回は躍動感満点の追切!【クイーンC】
2/15(日)東京11R 共同通信杯(GⅢ)
水曜の想定段階で9頭と頭数こそ揃わなかったが、世代を牽引するだろう、ポテンシャルの持ち主による覇権争いといった見立てが妥当に。
その中、キャリア2戦目でのGⅠゲットがあったロブチェンをまずは取り上げなければならぬ。
しかし、いずれもコーナー4回の2000mだった上に、暮れを見る限り、矯めに矯めてひと脚使うのが身上で、そこにはセンスが溢れていると同時に、大箱の府中がネックになる恐れも。その直近は、2.01.0秒と同日の未勝利とでも1秒と違わない時計だっただけに、絶対視はできない。
リアライズシリウスの巻き返しは必至。
そこに至る過程では、最終追いまではマズマズだったが、追い切りの坂路がデビューからの2戦より遅い坂路54.1秒と低調だったように、負荷に耐えられるまでの仕上げになかったと総括して良い。
対照的に、段階を追って強度を上げられた結果、直前には単走にも関わらず、自らハミを取る意欲が伝わってのラストは持ったままの11.2秒。無傷の左回りならスムーズさも増す筈で、上積みしかない。
当然ながら、サノノグレーターも首位争いに絡んでくる。
現に、そこでのリセットから調教の質をUPさせられた暮れには、外々を回ってのスパートと少々乱暴なレース運びでも結局は力で捻じ伏せてのレコード勝ちだったからもう本物。
また、凭れる仕草もあったのだから、一気に突き抜けてデビューを飾った府中での破壊力増しが見えている。実質の追い切りだった1週前も前回時同様の坂路51秒台で本数では上回っているのなら更に。
ディバインウインドの能力には太鼓判を捺せる。
同様に、ガリレアも連下に過ぎぬ立ち位置。
それならば1戦1勝のサトノヴァンクル。
勿論、そこでのレース振りから1F延長は大歓迎だろうし、バランスが格段に整っての帰厩。結果、鍛錬の度合いを大幅に上げられたように、体力UPは歴然で、それが2歳時より完歩が広がったフォームに繋がっている。頭が少々高い点を補って余りあるわけ。
2/14(土)東京11R クイーンC(GⅢ)
土曜メインはクイーンCで、3月からの阪神で行われる桜花賞TRと肩を並べるほど近年には重要度が増したレース。
となれば、ベースになるのは暮れの阪神JFになるし、そこでの2着ギャラボーグには敬意を払わざるを得ない。
しかも、GⅠ特有の厳しい流れに晒された結果、位置が下がった上に、3角までは周りを固められたように、プレッシャーは並大抵でなかった。にも関わらず、直線で狭い処を割ったのが素晴らしいと同時に、23年のアスコリピチェーノと同じ1.32.6秒で決した中だったから掛け値なし。
直前の坂路が56.0秒と前回時より遅かったが、これは馬場の影響。暮れ同様、実質の追い切りだったCWでの長目追いを1週前に敢行できたのであれば心配無用。
暮れからの巻き返しを図る馬のエントリーはあるがギャラボーグとの逆転は望み薄。
確かに、ヒズマスターピースの連勝は当舞台だったからコース替わりは大きなプラス。
加えて、最終追いの3頭併せで楽な手応えのまま1F11秒台で締めたとはいえ、5Fの入りが緩いながらしまいの反応が悪かったそれまでがある。秋に比べると冴えない感じ。
それよりはミツカネベネラ。
その反省を踏まえた上での追い切りが15~15程度だったのには納得が行くし、一番前の古馬2勝クラスから2秒以上あった差を覆した結果、自己ベスト更新のDW5F65.9秒だった先週などは、ダイナミックさを伴ってと昨秋以上は明らか。GⅢ2着がある府中なら。
狙って面白いのがドリームコア。
そこでは、道中で収まりをつけて進めたし、ラストから2F目が11.2秒を刻む中、一気に先頭に躍り出る瞬発力には目を奪われた。更に、直前は馬なりで感触を確かめる程度だったのが2歳時だったのに対し、今回の追い切りが前2頭の外に進路を取る3頭併せで、最後まで気合いをつけ続けた挙句、それに応える躍動感満点のラストで大きく先着。上昇著しい。
清水成駿の直弟子
柴田卓哉
学生時代は船橋競馬場で誘導馬に騎乗。競馬専門紙「1馬」在籍時には、「馬に乗れる&話せるトラックマン」として名を馳せる。長年に渡ってトレセンに通い、今でも美浦スタンドで眼を光らせている。仕上がりを的確にジャッジする腕に、亡き清水成駿も厚い信頼を寄せていた調教の鬼。データが最も少なく難解な新馬戦を己の庭としており、世間が驚く穴の激走を仕留める。


