【東京新聞杯】やはり、マイルCS組を重視すべし!/+20キロの前走は度外視で良し!【きさらぎ賞】
2/8(日)東京11R 東京新聞杯(GⅢ)
冬場のGⅢで、春の大一番に直結するとは言えぬ立ち位置だが、ここからの伸びしろ次第では当カテゴリーの頂点に近づく可能性を秘める馬もいる分、興味深い東京新聞杯に。
その中、連覇を狙うウォーターリヒトには敬意を表すべき。
安田記念→富士Sでの不振は、久々だった以上に転厩直後で仕上げのノウハウを陣営が掴み切れていなかったからでは。更に、今回は1週前に負荷かけて直前の坂路がその11月以上のタイム。58キロでも。
逆に、2年前の覇者サクラトゥジュールには食指が動かない。
騙馬とはいえ、年齢を感じさせる体つきにも不満が残る。 やはり、マイルCS組を重視するのが手順としては正しい。
1400mだったスワンSレコード勝ち直後のGⅠで4着と大健闘だったオフトレイルは力をつけている。
ブリンカーを外して臨んだ有馬記念の二桁着順は仕方ないエルトンバローズ。
そのGⅠで力を出し切れなかったのがラヴァンダで今回は一発があって良い。
しかも、昨季は夏前のハンデ戦で惜しくも及ばなかったのに対して、その2戦後には抜群の切れを発揮して別定戦でのGⅡ勝ちと、長足の進歩を遂げていた。府中ならマイルでもその脚が鈍ることもなかろう。
マジックサンズを見限ってはいけない。
全く違うパターンでの臨戦と決めつけられるとなれば、初マイルでいきなり1.31.7秒を叩き出してのGⅠ惜敗をクローズUPすべき。それは、速い時計で決着した皐月賞でさえ0.6秒差にまで詰めた底力に由来している。直近で待機策に徹したのが伏線になるのでは。
関東馬ではトロヴァトーレ。
また、変則日程で結果的にはメリハリを利かせられなかった前回時と違い、1週前の負荷UPを境に活気を呈してきた。何より、一昨年の11月・キャピタルSでは、ウォーターリヒトに対してハナ差の惜敗。ルメールでなかった昨春・安田記念での大敗は塗り潰して考えるべき。
秋からの快進撃でここに挑戦するエンペラーズソードが充実しているのは間違いない。
3歳時、春から使い込んでピークに達したのが11月といった経緯も。間隔が開いて前回時より幾分遅いラスト1Fだった最終追いも気懸かりに。
2/8(日)京都11R きさらぎ賞(GⅢ)
京都メインは、少頭数ながらメンバーの質には折り紙がついているきさらぎ賞。中でも関東勢にはこの世代を引っ張る存在になり得る馬が。
まずはゴーイントゥスカイ。
ゾロアストロの迫力には目を瞠る。
昨秋、マイルで取りこぼした直後の1800mが出世レースの東スポ杯で、最後は出し抜けを食った感の2着。当時より集中して稽古を進められたのなら、初の右回りでも。
関西馬で面白いのはショウナンガルフ。
あくまでもローカルだったが、連勝を果たした距離に戻るのもプラスだし、札幌2歳Sでの大味な競馬が示す通り、小回りよりワンターンがマッチするイメージがある。そして、そのGⅢ勝ちは開催が進んで力の要る馬場だった。今の京都も合う筈。
2/8(日)京都11R 春菜賞(GⅢ)
府中に戻って取り上げるのは、3歳牝馬による土曜・春菜賞。
ここではトワニが巻き返す。
従って、ユッタリと構えられる府中でこそ。実際、当舞台でのGⅡだった京王杯2歳Sでは賞金加算まであと一歩に迫る競馬。勝ち馬の強さだけが目立ったレースではあっても1.21.4秒で駆けた事実は重い。
しかも、丸味帯びた馬体で柔軟性が増した挙句、その11月より併せ馬の質UPがあった追い切りのラストは11.5秒と、やはり2走前を上回った。デキ自体も上向き。
柴田卓哉
学生時代は船橋競馬場で誘導馬に騎乗。競馬専門紙「1馬」在籍時には、「馬に乗れる&話せるトラックマン」として名を馳せる。長年に渡ってトレセンに通い、今でも美浦スタンドで眼を光らせている。仕上がりを的確にジャッジする腕に、亡き清水成駿も厚い信頼を寄せていた調教の鬼。データが最も少なく難解な新馬戦を己の庭としており、世間が驚く穴の激走を仕留める。


