【AJCC】菊花賞組2頭の二者択一!/当距離実績馬に注目すべき一戦!【プロキオンS】
1/25(日)中山11R AJCC(GⅡ)
暮れのGPを制したのが当時の3歳で、同じカテゴリーだった先週の日経新春杯も明け4歳がゲットといった流れがAJCCに至っても続くといった見立てが妥当に思える。 となれば、先週のゲルチュタール同様、菊花賞組に注目せざるを得ない状況で、基本線は二者択一。
まずは、秋初戦の2着から本番では大きく着順を下げたショウヘイ。
従って、京都新聞杯を制した2200mでの巻き返しは必至だし、年明けからピッチを上げた中には単走ながらCWでの5F64秒台突入まであるのなら、水も漏らさぬ仕上げと捉えて良い。
菊花賞が拙い競馬だったのはジョバンニも同様。
無論、その2000mがピンポイントで、1F長い外回りとなれば工夫は不可欠に。しかし、相変わらず単走のみの仕上げパターンながら、10月との比較で1週前に限れば馬なりでのラストが11.4秒と鋭さ増しが数字に表れているように、手応えを掴んでいるのが目下。争覇圏にあるのは間違いない。
逆に、最下位入線だったダービー以来になるファウストラーゼンには感心できぬ。
関東馬ではドゥラドーレス。
秋初戦からすればその後にはもっと大きなところを視野に入れかっただろう反面、豊富な稽古量に裏打ちされている分、身体的なマイナスはなかろうし、結果的には成長を促したと実感できる雄大な造りになっている。そして、本格的な鍛錬に移ってからは、かき込みが一段と力強くなったことに如実に表れているコース追いがあったかと思えば、締めの坂路が自己ベストに近い52.6秒。菊花賞組を脅かす存在に。
本来なら2年前の覇者チャックネイトを俎上に載せねばならぬ。
しかし、その期待を持って迎えた追い切りが先行しながらの2馬身遅れと前週同様にゴール前の反応が鈍く、その速い時計ほどの評価は下せぬ現状。復調途上と決めつけられる上に、昨春の日経賞2着もやはり軟弱な馬場。その状況にならなそうな週末といった点でも状況は厳しいまま。
それならばマテンロウレオ。
勿論、そこは向正面から11秒台を刻む中、内々で上手く矯めたことが大健闘に繋がった面があった分、嵌めるのには展開のフォローが不可欠。一方、1週前の負荷UPがあった効果で直前が馬なりでの1F11.1秒。昨年を彷彿させる調教を経たこともプラスに働く。
1/25(日)京都11R プロキオンS(GⅡ)
1着馬にフェブラリーSの優先権が与えられる京都・プロキオンSだが、その府中マイルが似合うというより、やはり当距離のスペシャリストにスポットを当てるべきでは。となると、最も近い京都での重賞ということで昨11月のみやこSがベースになるわけで、そこでの2、3着には敬意を表すべき。
特に、ロードクロンヌ。
けれども、敢えてブライアンセンス。
現に、決して目立つ伸びでなかったのが前回時の追い切りだったのに対し、ビッシリ追った1週前には鞍上の意図を汲み取るかのような1F11.2秒と弾けに弾けたのだ。また、輸送を控えた最終追いでも再び追走態勢で、セーブ気味ながらより大きくなったストライドでのフィニッシュととどまるところを知らぬ。正しく本格化。
あとは明け4歳のトリポリタニア。
殊に、OP入りを決めた直近は1000m通過が1分を切る過酷な流れを自らが造り出した挙句、早目に負かしに来る馬が次々と消耗して退く中、完勝での1.49.4秒だったから掛け値なし。コース追いに限れば前回時以上に負荷をかけたことでシェイプUPも叶いそう。
1/24(土)京都10R 下鴨S(3勝クラス)
同様に西下する関東馬の他から狙い撃ちしたいのが、同レースのメイプルタピット。
実際、ポリで速い時計が出てはいてもハリを失ったままだった。唯、今回は2本共にしまいまで気合いをつけられるようになったし、それに応えたラストはいずれも11秒台突入で、アクションに本来の力強さが伴ってきたように、上昇曲線を描いているのだ。
しかも、3歳秋の当舞台では長く脚を使っての抜け出しがあって、置き去りにされた2着馬は、交流重賞で結果を出すようになったカズタンジャー。展望が拓けてきたではないか。
清水成駿の直弟子
柴田卓哉
学生時代は船橋競馬場で誘導馬に騎乗。競馬専門紙「1馬」在籍時には、「馬に乗れる&話せるトラックマン」として名を馳せる。長年に渡ってトレセンに通い、今でも美浦スタンドで眼を光らせている。仕上がりを的確にジャッジする腕に、亡き清水成駿も厚い信頼を寄せていた調教の鬼。データが最も少なく難解な新馬戦を己の庭としており、世間が驚く穴の激走を仕留める。


