【フェアリーS】この仔は強い!と唸らされた一頭

【フェアリーS】この仔は強い!と唸らされた一頭

01/10 (土) メイン展望 本日のスーパーSH◎OT!

1/11(日)中山11R
フェアリーS(GⅢ)

─本日のスーパーSH◎OT─
ギリーズボール
(手塚貴久 厩舎/C.ルメール 騎手)

すでに重賞で好走している馬も数頭いますが、現時点でのそうした実績は、根拠とするにはどうしても弱いところがあります。

参考にはしつつもやはりこのレースでは、キャリアが浅くとも素質、上昇度に大きな可能性を感じる馬を狙ってみたいと思います。

ギリーズボールの新馬戦を見た後の率直な感想は「この仔は強い!」というものでした。

渡辺芳徳
渡辺芳徳
最初のコーナーに向かう際、リラという馬に外から被されるように前へと入られ、手綱を引いて後退してしまいました。

気の弱い馬ならそこで終わってしまうくらいの結構な不利だったと思いますが、ギリーズボールはというと、リラの後ろを追いかけていき、キッチリ捕らえた後涼しい顔でゴールしているようにみえます。

新馬戦であり、リラ側に悪気があった訳ではないでしょうが、結果的には「おまえだけは許さないよ」といった感じの競馬となって痛快。ラスト1Fが10.8秒の加速ラップでしたので、数値的にも非凡な内容だったと思います。

小柄ながら奥の深さを示すパフォーマンスだったので、今回どういうふうに進化してくれるのか、非常に楽しみです。

○ピエドゥラパン

これも相当なポテンシャルと将来性を感じさせる1頭です。
というか、今回のメンバーの中で唯一マイル1分33秒台の記録を持つ馬。しかもそれが楽勝でのものでした。

デビュー戦では道中なだめるのにかなり苦労している様子で、終始左右にフラフラとしながら走っていたこともあって、ノーザンタイタンを捕らえ切れずに2着惜敗。

気性の若さによる粗さを見せてのその内容ですから、素材としての質の高さには疑いがありません。

2戦目の未勝利戦では、まだ少し行きたがる面を見せながらも内目好位置を取って我慢ができ、上記の通り見事な内容で順当に勝ち上がっています。

この馬の場合、中山コースに替わるのはひとつ課題だと言えそうですが、使う毎にどんどん良くなっていく勢いも強く感じます。

渡辺芳徳
ケイユウ本紙担当 ケイユウ本紙担当

渡辺芳徳

美浦
調教
穴党

優馬の姉妹紙「競友」の本紙欄を担当。70年代から馬を観察し培った相馬眼は業界随一で、勝つ馬が纏うという独特の空気を看破するまでに。デキの差が如実に現れやすいビッグレースや新馬戦を主戦場とし、執拗に"勝ちどき"を追う。推し馬サロンでは「優馬マスターズ」に所属する。