【AR共和国杯】シュトルーヴェは今季最高のデキ!
11/9(日)東京11R アルゼンチン共和国杯(GⅡ)
GⅡとはいえ、ハンデ戦のアルゼンチン共和国杯は今後に繋がるとは言い難い立ち位置で下剋上が成り立ちがち。
その中でもまず挙げなければならぬのが牝馬ホーエリート。
確かに、その当時に比べ、追走態勢ながら2歳2頭に1馬身劣った1週前が物足りなかった反面、最終追いでリカバリーできたと実感させる動き。
少なくとも、残暑の影響で結果的には遅い立ち上げが響いた上に、消極策で脚を余した秋初戦からの上積みは相当で、3着以下に3馬身と水を開けた目黒記念からの0.5キロ増に過ぎないのなら、信頼するしかない。
強力なライバルは関西馬ボルドグフーシュ。
けれども、自分の領域に近づいた前走のしまいに復活の予感が。何せ、開幕週で内が断然有利の中、並びの影響で大外を選択せざるを得ない状況ながら、0.6秒差まで追い上げたのだ。その直後となれば展望が拓けたとして良いわけ。
実際、夏場のリフレッシュが功を奏したと伝わってくる過程を経た前回時より段階を追って時計を詰めた結果、追い切りが坂路52.8秒。GⅠ2着2回の底力がモノを言いそう。
シュトルーヴェには敬意を表すべき。
しかも、セーブしつつも洗練された馬体を駆使した3頭併せだったのが追い切りだっただけに、むしろ今季の中ではベストと思えるデキ。
となれば、スローの決め手比べで分が悪かった昨11月からのGⅠ2戦でも大きく負けていない事実に目を向けるのが妥当だし、5歳時には去勢明けからの3連勝があって、その締めが鮮やかだった当舞台の目黒記念。ハンデ59キロでも。
取り扱いが難しいのがローシャムパーク。
けれども、併せ馬に移ってからの良化度がスロー。特に、先週の3頭併せが漸く同時入線に持ち込んだ感じで余力もなかった。これは如何にも立派な体つきで、フォームが乱れがちになるが為。
確かに、そこからは坂路を含め、シェイプUPに余念なしといった経緯があって、締めの木曜追いでは幾分余裕が生まれての1F11.6秒と上向いている。とはいえ、やはり緩さは否めないまま8分がやっと。ステイヤーとは言えぬ本質、59.5キロのトップハンデもあれば主力扱いには及ばず。
それならばスティンガーグラスの伸びしろに賭ける。
けれども、その時点での適性もある反面、経験値で劣ったとの見方が成り立つ。加えて、牧場からの函館入りで追い日はオール芝コースとイレギュラーな過程で緩さが残った札幌で他を捻じ伏せたように、そこからであれば上積みしかない。
現に、よりスタイリッシュになったと受け取れる造りに加え、以前よりバランスの良い走りを我が物にして11.9秒のラストには数字以上の迫力が。2走前からの斤量増でもマークすべき。
ニシノレヴナントを侮ってはいけない。
とはいえ、直線に賭ける極端な戦法を試しつつが3走前からで、それが実を結んだ直後となれば、先行してなし崩しだった春・目黒記念だけを取り上げて軽視できないということ。
しかも、中山とはいえ、元々が2500mでの好時計勝ちがあるように距離適性には折り紙がついているし、より外目のコース取りでも余裕綽々なままの5F65.6秒が直前で、ゴムマリの如く。息の長い活躍が約束されていると共に、成長度もスローだった経緯がある去勢馬。旬を迎えつつある。
11/9(日)福島11R みちのくS(OP)
他では、今週からスタートする福島にスポットを当てて、まずは日曜メインのみちのくSから。
ここでは、56キロと斤量面での恩恵を受けるレイピアに注目が集まる。
対して、帰厩後1本目が坂路での自己ベストに並ぶ50.1秒とリフレッシュ効果が窺える上に、締めもやはり速い時計と青写真通りの仕上げ。図らずも5月に差す競馬を強いられた結果、矯める形ではまだ底知れぬ段階だけに、OP特別なら突破が見えている。
しかし、敢えてマルディランダ。
唯、1400mでも詰めが甘くなりがちな元々がある。それが如実に表れたのが直近で、前を窺ったことで結果的にはメリハリを利かせられず、最後はジリジリ。とはいえ、一旦は2着争いに顔を覗かせたことを光明と捉えて良いし、直前だけで間に合わせた感のあった過程にも疑問符が。
従って、1週前に6F79.7秒と一気の負荷UPから締めは感触を確かめる程度といったパターンに変えたことがきっかけになって良いし、夏場以上のハリも心強い限り。
何より、3歳夏の3勝クラス突破が未だに目に焼き付いているほどのインパクトで、それが新潟1400mでの好時計。確かに、当距離は初で多少戸惑うだろうが、その3歳7月は自身の前半3Fが34.2秒だった中、無理なく追走できた上に、先頭に迫った地点の1200m通過が1.07.0秒。鋭い末脚が凝縮されるイメージが湧いてくるではないか。
11/9(日)福島10R 河北新報杯(2勝クラス)
その直前、河北新報杯はオーケーバーディーで決まり。
が、トップフォームに近づきつつあった6月・福島が圧巻で、直線では離す一方での1.44.7秒。同日の2勝クラスに当て嵌めれば2着相当だった上に、そこでの2着(1.45.0秒)は既にOP入りにリーチがかかっている立ち位置に。
それを含め、既に2勝を挙げている当舞台に照準を合わせるのは自然の成り行きで、実際に美浦入りしての追い日3本がプラン通りなのと共に、1週前が実質の追い切りだったのも前回時同様。その夏場よりラストの反応が鋭くなったことで確信に至った次第。


