10/4(土) 関東特別戦レース後インタビュー
グリーンチャンネルカップ (L)
1着 オメガギネス ・岩田康騎手
「まだ本調子に戻りつつある段階。それでいて60キロを背負いこれだけ強い競馬ができるのだから能力が高いね。次も楽しみ」
同・安田翔調教師
「普段からお利口で調整はしやすいが、まだ引き出せる内なる部分があると感じている馬。直前の追い切りも変化を付ける意味で芝で乗るのも考えたくらい(最終的にはポリトラック)なんですよ。差す競馬が板に付き、次の武蔵野Sに向けて強い内容で勝てたのは良かったです」
2着 マテンロウコマンド・松山騎手
「前走の1200mから距離が延びていましたし、抜け出すとソラを使う面もある馬なので、追い出しを少し待って仕掛けました。距離はギリギリ我慢してくれたのですが、今日に関しては相手が強過ぎましたと思います」
3着 ユティタム・佐々木騎手
「今日は気持ちが途切れず走り切ってくれましたが、常に4角から直線の追い出しまで如何に気を抜かずに走れるかがポイントの馬です。今後もこの集中をしっかり競馬で保てれば、ですね」
4着 ロードフォンス・横山和騎手
「南部杯の予定がここへスライドしての出走。馬の雰囲気は前走と比べてどうかという感じでしたが、それでこの競馬ですから力があります。次が楽しみですね」
5着 ウェットシーズン・三浦騎手
「久々の分ですね。返し馬の段階から『ん?』という感じで体がちゃんと付いて来ていない感じでした。地力があるので踏ん張ってはくれましたが…。叩いた次は良くなると思います」
(取材担当:久光匡治)
白秋ステークス (3勝クラス)
1着 レッドシュヴェルト・佐々木騎手
「スタートが良かったのでその分息の入りが早かったです。ゲートを出てくれたことでアドバンテージがあったのは大きいですね。直線もいい脚で伸びてくれたように能力があります」
2着 ユハンヌス・横山和騎手
「タイミングを計って追い出したんですけどね。これで負けたら仕方ないです」
3着 スカイハイ・松山騎手
「スタートが良かったことでいい位置でタメられました。ただ、直線で少し追い出しを待たされましたからね。スムーズだったら。」
4着 レディマリオン・吉村騎手
「輸送で少しテンションが高かったですが問題ない範囲でした。力は出しています。着差は僅かですし次も上位争いできるのでは」
5着 サトミノキラリ・津村騎手
「厩舎がうまく仕上げてくれたし、いい感じで気持ちも入っていました。距離は1600でも大丈夫です」
11着 シンバーシア・戸崎騎手
「すごく落ち着いていて大人しかったですし、体の使い方も良かったです。相変わらずゲートは速く楽に走れていたのですが。今日だけでは何とも」
14着 ペリファーニア・横山武騎手
「調教の時から馬場入りをゴネたりとあまり雰囲気は良くなかったのですが、競馬に行っては以前より折り合っていました。ただ、ペースが上がったにしても反応がなく……」
(取材担当:坂倉和智)
八ヶ岳特別 (2勝クラス)
1着 サトノヴィレ・荻野極騎手
「レースの前は少し距離が長いかなと思っていましたがだいぶ乗りやすくなってきた事でうまく対応できましたね。レース選択の幅も広がりましたしこれを糧に更に良くなってくれればいいですね」
2着 アルゲンテウス・戸崎騎手
「レースが流れてくれた事もあって最後はしっかり脚が使えていましたね。今後も上手く流れが向けばいいですね」
3着 ラブリージャブリー・三浦騎手
「道中はペースが速かったからいい流れかと思ったけど、逆に速過ぎたようで抱える所がなかったから。今日は厳しい流れの中でも、馬の能力だけで来た感じだったね。力はある馬だから、これが次に繋がればだね」
4着 マテンロウブラボー・吉村騎手
「今日は距離が長かった感じがしました。マイルの方が合っていそうです」
5着 バードウッチャー・吉田隼人騎手
「ブリンカーの効果はありましたね。ラストに頑張らせる競馬を試みましたが良く走ってくれたと思います」
7着 エバーグルーヴ・津村騎手
「周りが速過ぎて道中、全くハマり切らなかったね。ただ、流れ込んだ競馬になってしまったよ。ただ、背中はいいし能力も感じたのでまた改めてだね」
(取材担当:小野智美)
▼インタビュー担当陣
ジョッキーズNET
トレセンきっての人脈をもつトモ姉(小野智美)監修のもと、特にジョッキー達と太いコネクションを持つメンバーを厳選。名手たちとの何気ない会話の中から、色気の濃い1鞍をピックアップ!
主要メンバー:小野智美(兼任)、坂倉和智、石川弥貴人
小野智美(トモ姉)
30年以上に渡り現場取材を続ける女帝。美浦トレセンでその名を知らぬ者はなく、厩舎や騎手の頼れる姉貴分として親身に相談に乗る。他社には話せないことも、小野さんになら……と心を開く関係者は非常に多い。YouTube「トモ姉にお任せ!」でも活躍中。推し馬サロンでは「優馬マスターズ」に所属。
久光匡治
従来、専門家がその道一本で務めあげる取材と調教。その双方を股にかけ、場所を選ばず活躍する二天一流ホースマンとは彼のこと。馬・人の両側面からあらゆる可能性を探り、時には上位人気馬を印から切り捨てることも辞さない予想スタイルはまさに天衣無縫。優馬の産んだサムライが、今日も未踏の道を征く。


