ここ2年、続けて勝ち馬を輩出しているキングマンボ系保持馬に注目。
昨年は、上位3席を父か母父にキングマンボ系を持った馬が独占。
この系統らしく該当馬の数が多かったことは否定しませんが、それでも適性の高さを示すには十分な結果。一昨年は11人気で勝ったタイムトゥヘヴンが父ロードカナロアで該当。超人気薄の激走でこれまた適性の高さを示しています。
平均~前傾ラップがデフォルトで、持続力の要求値が高いことからダンチヒ系の成績が良かったこのレース。また、中山マイルに強いサドラーズウェルズ一族も、やはりコンスタントに好走馬を送り込んでいます。
しかし、トレンドはやはりキングマンボ系と見るべき。その根拠となるのが、直近の中山マイル重賞における同系統の好成績です。
昨年1年間に行われた中山マイル重賞と、今年最初に行われたフェアリーSを合わせて6鞍(上記表では昨年のダービー卿CTは除いてあります)全てで、父か母父にキングマンボ系を持った馬が1頭以上馬券に絡んでいます。
何度も繰り返しますが、この系統は、バイアスを発生させることが多い反面、ひとつのレースに該当馬が数多く出走し、“たくさんいる中のどれかが来る”という難しい状況になることが多いという(イヤな)特徴があります。それを“数で押しているだけ”と見る見方もあると思います。
しかし、実際に様々なレースで該当馬が実際に好走しているわけですから、無碍に扱うのも得策とは言えません。
当レースのみならず、直近の同コース重賞の結果も踏まえて、やはりここはキングマンボの血に価値を見出すべきという結論に至ります。
③ラインベック
(母父キングカメハメハ)
④タイムトゥヘヴン
(父ロードカナロア)
⑥インダストリア
(父リオンディーズ)
⑦ディオ
(父リオンディーズ)
⑫グランデマーレ
(父ロードカナロア)
⑬クルゼイロドスル
(母父アルカセット)
⑭キミワクイーン
(父ロードカナロア)
⑯ドルチェモア
(父ルーラーシップ)
ロードカナロア産駒④タイムトゥヘヴンの一発に期待。
この中間は、1週前にウッドコースで5F64.5秒の自己ベストをマーク。今週も終い1F11.2秒と体重の軽いジョッキー騎乗とはいえ、質量とも申し分ない過程を消化。力が大きく衰えているとは考えにくいでしょう。
昨年は伸び負けの格好に終わりましたが、一昨年には勝っている実績。大駆けに一票です。
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プロフィール
境和樹
立教大学法学部卒。東スポや競馬最強の法則で人気上昇中の血統予想家。血統傾向からレースの適性を探る。
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境和樹
SAKAI KAZUKI
立教大学部法学部卒。東スポや競馬の天才で人気上昇中の血統予想家。血統傾向からレースの適性を探る。