【札幌記念】展開も追い風に実績馬が貫禄のV/サウスポーの牝馬が鮮やかな差し切り!【中京記念】

08/16 (日) 妙味解析!回顧ファイル
FILE:8/16(日)札幌11R

札幌記念(GⅡ)

発馬は概ね五分。内のオニャンコポン、イガッチなどが先行するかに見えたが、外からレディネスとホウオウビスケッツが前に行く形。向正面入り口ではホウオウがハナで、以下オニャンコポン、イガッチ、ショウヘイ、レディネスが続く。

4F目辺りでアドマイヤテラが進出してホウオウと並ぶ形に。3角辺りからマジックサンズ、グランディアやローシャムパークも動き始め、4角入り口付近では各馬がかなり横に広がる形。

直線では内でレディネスが粘る所に外からシェイクユアハートがまとめて差し切ってレコード勝利。連れて上がってきたサクラファレルが2着で、粘ったレディネスが3着。

《レースラップ》
12.4-10.2-11.6-12.8-12.4-11.8-11.9-11.8-11.9-11.4
決着時計1.58.2 (レコード) 前半5F59.4 後半3F35.1


時計に関してはレコードなので当然歴代最速。アドマイヤテラが動いた辺りからペースが緩まず、逃げ馬やアドマイヤテラなどの早めに動いた馬にはかなり厳しい流れ。

勝ったシェイクユアハートは道中は後方だったが、まくり勢が動いた辺りでジワッと中団まで位置を上げ、勝負所ではスムーズに外。差す流れなら当然浮上してくる馬で、今回は流れも完全に味方。流石は重賞2勝馬である。

今後も差す流れならGⅠでも…とは言いたいが、今回も上がりは34秒台。東京のような32〜33秒台前半の切れを求められるとやや不安。

2着のサクラファレルは先行勢を見る好位辺りからの競馬。伯父に当レース覇者のサクラプレジデントがいるように、この舞台は合っていたし、控えたことが結果的に良い方に向いた。次走以降も押さえる必要がありそう。

3着レディネスは先行勢で最先着。先行勢には苦しい流れの中で外枠から先行。しかし内ラチ沿いを確保しロスなく運べたことが良かった。鞍上が非常に上手。

アドマイヤテラは結果的に早めに動いた形が失敗。凱旋門賞への前哨戦とはいえ、やや負けすぎの印象で不安が残った。

以前も書いたが、洋芝も時計が速い。高速決着に対応できない馬は重賞では中々厳しい。

(執筆:土屋龍太郎)


FILE:8/16(日) 中京7R

中京記念(GⅢ)

開催4週目になるが相変わらずの超高速馬場が続いている中京競馬場。その中で昨夏に作られたレコードタイムを更新して勝ったのは2番人気ラヴァンダだった。

ロケットスタートからハナを奪ったのはリリージョワだったが、前半の1000mが56秒9の速いラップを形成。そのまま直線に向いたが、これでは先行勢にとっては厳しい流れとなり、好位のインでジッと我慢していたラヴァンダにとっては望み通りの展開。

直線中ほどで上手く外に出すとバテて来た前の馬たちを尻目に力強い末脚を披露し、キッチリと捉える横綱相撲を見せての完勝。暑さの中でもGⅡ勝ちの底力を見せつける、夏の牝馬らしい競馬ぶりだった。

府中での好成績が目立っている同馬だが、同じく左回りの中京コースのマイル戦もピッタリとハマった印象。今後は今日の疲れを癒しながらリフレッシュし、秋の大きな舞台に備えていけば大仕事も可能だろう。

②着には出脚がつかず道中、最後方で運んでいた5番人気のミニトランザットが入線。展開がハマったとは言え直線で外に出さずインにこだわった松山騎手の好判断が吉と出た。

最後はラチ沿いからシャープに伸びて早めに抜け出していたミナデオロをとらえてのレース内容。勝ち馬同様に内目の好枠を活かしての結果と言える。

これで3歳時のチャーチルダウンズカップからマイル戦を9戦連続して走り続けた執念が活かせたし、速いタイムの競馬に対応できた事も大きな財産となった。昨夏もこの中京で結果を残していた様に、暑い時期のこの舞台にも適性の高さを見せつけた一戦。今後も目が離せない存在だろう。

昨年の毎日王冠以来10ヶ月ぶりの出走となった1番人気サトノシャイニングが何とか③着を死守。道中はラヴァンダと同じ位の位置取りだったが、4コーナーで外に出した分だけ前に届かなかった様子。

それでも長期ブランク明けを考えると素晴らしい内容と言えるし皐月賞・ダービーで掲示板を確保していた実績馬らしい好内容。

初めてのマイル戦でこれだけ走れた様に素質の高さも再確認できた一戦と言える。今後は秋の大舞台へ向けて英気を養えれば大仕事をしても不思議のない馬になった。


─次はココに注目!─
11人気5着
ミナデオロ


好馬体の持ち主で3歳時の白百合ステークスを勝って注目を浴びた後は気性面の成長がなく伸び悩んでいたが、大事に使われようやくここに来て軌道に乗ってきた様子。

今日も速い流れを2番手で進め、早め先頭からゴール寸前まで③着争いに参加する素晴らしいレース内容。3勝クラスを勝ったばかりでこの競馬が出来たのは能力の高さを証明するものだし、高いマイル適性を示した一戦。

この条件なら重賞制覇も夢ではなく更なる成長を信じたい。

(執筆:持木秀康)


土屋龍太郎
優馬の若きドラゴン

土屋龍太郎

データ 穴党 分析班
連載コラム

取材力が核となる専門紙の世界において、卓越した馬券への才覚のみを買われ第一線に抜擢された若き昇り龍。大舞台に強く、直近でも2025年NHKマイルC◎パンジャタワー(9人気1着)を射抜くなど数々の特大万券を輩出。年齢のフレッシュさとは裏腹に、その予想には猛者の風格が香り立つ。



関西トレセン捜査班
栗東センバツ記者陣

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情報 栗東

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