【鳴尾記念】チャレンジCとは着順入れ替わる!
12/6(土)阪神11R
鳴尾記念(GⅢ)
─本日のスーパーSH◎OT─
グランヴィノス
(友道康夫 厩舎/川田将雅 騎手)
開催時期が変わり距離も短縮。以前は6月開催で宝塚記念へのステップレースの意味合いがあったが年末に移行されたことで出走メンバーが小粒になった印象。
GⅠ級が見当たらないので、来年の飛躍が期待できる馬を見付けることが馬券の的中につながりそうだ
9月に行われたGⅢチャレンジカップの1、2着馬が奇しくもここを復帰戦に選び、人気も分けることになる。
本命は、当時2着だったグランヴィノス。
振り返ってみるとレースは2頭が併走しながら、2F目から11秒台のラップを刻んで淀みのない流れ。
人気を背負っているだけに4~5番手でこれを追いかけ直線もシッカリと脚を使ったが、インでじっくりと構えていたオールナットに目標にされ出し抜けを食らってしまった。
ただどちらの中身が濃いのかと問われたら、間違いなく早目早目の立ち回りをしたグランヴィノスの方。
しかも今回は、斤量差が1キロある。
この舞台では4走前に後方一気を決めたことがあり、慌てて前に行く必要もない。
そして休養が長く、出世は遅れたがキャリアが浅く伸びしろもある。
マテンロウレオ
面白いのはマテンロウレオ。前述2頭の一騎討ちムードだが割って入るならこの馬。AJCCでダノンデサイルを苦しめた後は2500m戦へ。距離を延ばしたことで抱え込んで追走できるのだが、いざ追い出すとピリッとせず。
特に前走は、一瞬前を飲み込むような勢いだったのが最後は脚色が一緒に。明らかに距離の壁を感じさせる止まり方だった。
2回続けてあの内容なら条件を替えるのは当然のこと。1800m戦は初めてだが、脚をためれば直線は弾けそうな雰囲気がある。
坂路マエストロ
須藤大和
関西本紙
グリCh出演
連載コラム
2000年、新人時代に訪れた札幌の新馬戦にて8頭立て5番人気ジャングルポケットの素質を見抜く。同馬のダービー制覇後はその相馬眼を買われ栗東坂路の調教評価を務めること約25年、現在は優馬関西版の本紙欄担当にまで登り詰める。数字にはこだわらず、あくまで自らに蓄積した名馬のイメージと重ねることにより勝ち馬を看破する芸術家肌。


