【京都2歳S】不安抱えながらも、渋太く粘った

【京都2歳S】不安抱えながらも、渋太く粘った

12/01 (月) 妙味解析!回顧ファイル
FILE:11/29(土)京都11R

京都2歳S(GⅢ)

今週も快晴での開催スタートとなったが、芝コースは開催9週目の最終週で流石に傷み気味。

午前中の1鞍だけ先行馬の決着になったが、午後からは差し追い込み馬が台頭する馬場へと変遷していた。

そんな中で発走時刻を迎えたが、単勝2.2倍の1番人気バルセシートが大きく出遅れ、場内も騒然とする場面からのスタート。

ハナを切ったのは最内枠を利したネッタイヤライ。主張する馬がいなければ逃げる構想もあったメイショウソラリスは2番手からの競馬。3番手のカラペルソナの後ろは馬群が離され4番手のロックターミガンを挟み以降の後続は7頭が一団となっての追走の展開。

1000mの通過が1分ちょうどの平均ペースで、レースは流れその形のまま直線へ。4コーナーで内をついた紅一点のカラペルソナが逃げるネッタイヤライに迫り一時はこの2頭が抜け出す形。そこに8枠2頭が外から迫ってきた後、その間を割ってアスクエジンバラがこの2頭を交わす。

ただ一番良い大外に持ち出したジャスティンビスタがグイグイ伸び、ゴール前にキッチリとらえてデビューから2連勝。

大型馬ながら今回もプラス4キロと体重は増えていたが、見た目には引き締まった馬体に映り、身が入ってきた様子。今回は9番人気と伏兵扱いだったが、暮れのGⅠへ駒を進められれば面白い存在になりそう。

2着アスクエジンバラは10番人気と更に低い扱いだったが、豊富なキャリアを活かして狭いところを割ってきた勝負根性は見どころ十分で、今後も注目したい。

まだ線が細く、成長途上の馬体に映ったゴーイントゥスカイだが素質の高さを示し3着に入線。1コーナーで外にフラれる不利は痛かったが、伸びしろはかなり大きく今後の進化ぶりに注目したい。

人気のバルセシートは出遅れもあったが勝負どころから手が動く始末で7着に敗退。レシステンシアの半弟とスプリント資質が高く、現状ではマイル以下に適性が感じられる。

─次はココに注目!─
11人気4着
ネッタイヤライ

矢作厩舎のコントレイル産駒と注目の1頭だが、今日はいつも以上にイレ込みが目立った上に、馬体重もマイナス10キロ。不安を抱える中で、逃げて渋太く粘った内容を評価。

馬体が成長して、気性面にも進歩がうかがえれば、オープン入りはすぐに可能な潜在能力の持ち主。名トレーナーの手腕に注目したい。

(執筆:持木秀康)

関西トレ
優馬1面の名奉行 優馬

持木秀康

栗東 調教

栗東の調教班に所属。優馬の1面にてコラム「オフコース 持論(もちろん!)」を掲載、2016年天皇賞・春にてカレンミロティック(13番人気2着)に単独◎を打ったことは現在でも語り草。推し馬サロンでは関西トレセン捜査班にて予想を提供。