【ジャパンC】ハイレベル世代の真打ちが、大敗から巻き返す!
11/30(日)東京12R
ジャパンC(GⅠ)
─本日のスーパーSH◎OT─
クロワデュノール
(斉藤崇史 厩舎/北村友一 騎手)
やはり、出走に踏み切ってきた以上は…と考えます。天皇賞(秋)は3歳馬のワン・ツーで決着し、世代のレベルの高さを証明しました。
その世代の中でも最強だといえる位置にいるのが、この馬な訳です。
もし本当に状態面の不備が原因で、今回もあえなく敗れてしまうのであれば、それはあまりにもさみしい事だと思います。
凱旋門賞はたしかに残念な結果に終わりました。が、この一戦についてはイクスキューズがあると思います。
だいたい、凱旋門賞を勝ったのはダリズという馬で、これはクロワデュノールがフランス遠征の初戦で破った相手です。決して力量不足であったとは思えません。
凱旋門賞本番は重い馬場で、外枠からの発走。ペースや展開なども考えた上で前に出て行って粘る形をとったのだと思います。
しかし、今までにない戦い方での勝負は裏目となってしまったという認識です。
少なくとも、前走の敗戦を理由に評価を落とす必要はないでしょう。
大事なのは、ここでしっかり立て直す事。生半可な状態では無いことを信じたいと思います。
▲ダノンデサイル
クロワデュノールのひと世代上のダービー馬であり、これも前走海外での敗戦の雪辱を、今回果たしたい状況にあります。この馬の今年これまでのハイライトは、なんと言ってもドバイシーマクラシック。欧州代表として今回のジャパンカップに出走してきているカランダガンを、完封する強い競馬でした。
2頭の再戦というのも今回大きな見所で、そこを切り口として馬券を組み立てる手もあると思います。
前回の対戦はニュートラルな状況だったとして、今回はダノンデサイルのホーム。優位性は、むしろ高まっているとみるのが自然でしょう。
ケイユウ本紙担当
ケイユウ本紙担当
渡辺芳徳
美浦
調教
穴党
優馬の姉妹紙「競友」の本紙欄を担当。70年代から馬を観察し培った相馬眼は業界随一で、勝つ馬が纏うという独特の空気を看破するまでに。デキの差が如実に現れやすいビッグレースや新馬戦を主戦場とし、執拗に"勝ちどき"を追う。推し馬サロンでは「優馬マスターズ」に所属する。


