【エリザベス女王杯】まともなら力は一枚も二枚も上!

【エリザベス女王杯】まともなら力は一枚も二枚も上!

11/15 (土) メイン展望 本日のスーパーSH◎OT! #エリザベス女王杯

11/16(日)京都11R
エリザベス女王杯(GⅠ)

レガレイラ

─本日のスーパーSH◎OT─
レガレイラ
(木村哲也 厩舎/戸崎圭太 騎手)


まずは1年前の話。返し馬で物足りなさを感じたローズSは差し届かず、その後は秋華賞ではなくエリザベス女王杯を選択。

状態が良くなっているのか確信が持てずに恐る恐る本命を付けたら5着止まり。勝負所の反応が鈍くて直線の不利がなかったとしても弾けることはなかったはず。当時は本来のデキになかったように思う。

というわけでリベンジを果たすために今年も参戦。秋の始動戦オールカマーを快勝しこの中間はしっかりとした調整、躍動感のある動きを披露している。ここまでの過程が昨年とは雲泥の差で人気に応えられだけの雰囲気にある。

牝馬同士のレースを落としたり、宝塚記念で惨敗したりもするが、一方で牝馬で初めてホープフルSを制し3歳牝馬としては有馬記念を64年ぶりに勝利。 安定感はないものの牡馬混合のGⅠを2勝し、名牝と呼ばれてもいいだけの実績をあげている。

今年のやや小粒なメンバーで、同じように牡馬相手にGⅠを勝てる馬は見当たらず、まともなら力が一枚も二枚も上。

須藤大和
須藤大和

リンクスティップ


強敵は3歳代表格のリンクスティップ。

桜花賞が抜群の末脚で3着。距離が延びれば逆転できると考えてオークスで買った人も多いのでは。

レースでは残り1000m付近から促して行ったものの、外々を回したことで踏ん張りがきかず。

それでも3、4着馬より強い競馬をしていて、世代トップクラスに迫るだけのポテンシャルを秘めていることは間違いない。

須藤大和
須藤大和

前走はペースの読み違いで秋華賞の権利を取り損ねたが、そのお陰でレース間隔が開いてフレッシュな状態でここに臨めることに。回避馬もいて滑り込んで出走できたように運も向いてきた。

あとはC.デムーロ騎手にお任せ。当レースを過去3年で2勝しているように仕掛けどころを分かっている。

須藤大和
坂路マエストロ 坂路マエストロ

須藤大和

栗東 調教 堅軸
グリーンCh出演
堅軸

2000年、新人時代に訪れた札幌の新馬戦にて8頭立て5番人気ジャングルポケットの素質を見抜く。同馬のダービー制覇後はその相馬眼を買われ栗東坂路の調教評価を務めること約25年、現在は優馬関西版の本紙欄担当にまで登り詰める。数字にはこだわらず、あくまで自らに蓄積した名馬のイメージと重ねることにより勝ち馬を看破する芸術家肌。