【天皇賞秋】秋を迎え、さらなる進化に期待!
11/2(日)東京11R
天皇賞秋(GⅠ)
─本日のスーパーSH◎OT─
マスカレードボール
(手塚貴久 厩舎/C.ルメール 騎手)
◎マスカレードボール
昨年は3歳馬の参戦がなく、5歳と4歳のダービー馬同士での決着。終わってみればなるほど納得、というところでした。
今年は3歳の皐月賞馬とダービー2着馬が出走。両頭とも上の世代とは初対戦となりますが、十分勝負できるとみました。
マスカレードボールの方を取り上げたのは、ダービーまでの軌跡をみて、秋飛躍の可能性がより高いと思ったからです。
ダービーではクロワデュノールにあと一歩まで迫っての2着。世代トップクラスの力を示しましたが、新馬戦では最後まで横を向いたまま走っていた馬が、一戦ごとに着実な進歩を見せた上での結果です。
とはいえ、ダービーの時点で完成の域に達したとも到底思えません。肉体的にも精神的にもまだ多くの良化余地を残していたはずです。
東京2000は申し分ない舞台設定。ルメールとのコンビで更なる進化を期待します。
○メイショウタバル。
3歳時の毎日杯での強さが尋常ではなかったので、皐月賞で◎にしたのですが、気がはやりすぎたようです。しかし、前走宝塚記念勝利で、見立てがあながち間違ってはいなかったことを証明してくれました。
今回武豊騎手は、天皇賞(秋)での逃げ切リは高いハードル、という旨のコメントを出して、たしかにそれはそうなのですが、彼の言葉だと重みがあります。
武豊騎手はかつてサイレンススズカとともに、その高いハードルに挑みました。そして、それがとてもつらい結果となっているからです。
メイショウタバルという馬と出会って天皇賞(秋)に臨むにあたり、どういう思いでどういう競馬をするのか。注目したいと思います。
ケイユウ本紙担当
ケイユウ本紙担当
渡辺芳徳
美浦
調教
穴党
優馬の姉妹紙「競友」の本紙欄を担当。70年代から馬を観察し培った相馬眼は業界随一で、勝つ馬が纏うという独特の空気を看破するまでに。デキの差が如実に現れやすいビッグレースや新馬戦を主戦場とし、執拗に"勝ちどき"を追う。推し馬サロンでは「優馬マスターズ」に所属する。


