【土東7R】前走は途上で圧勝、ならば/復活の布石は打たれた【アイルランドT】

【土東7R】前走は途上で圧勝、ならば/復活の布石は打たれた【アイルランドT】

10/09 (木) 東西追い切り1等星 #アイルランドT

追い切り1等星・美浦

10/11(土)東京7R
エテルニータ
(稲垣 幸雄)


骨折等のトラブルでデビューが遅れに遅れていたエテルニータ

おそらく前走時だって何とか間に合ったという程度の仕上がりでしかなかったはず。そうでなければ、延々と坂路で4F55秒前後などという控え目な調整内容で留め続けておくわけがない。


実際、当日の馬体にも攻め不足からくる緩さが隠し切れていなかったではないか。

前田智基
前田智基

しかし、そんな状態にも関わらず、勢いがついたというだけで後方の置かれ気味のポジショニングも何のその、楽々と抜け出してしまったのだから明らかにモノが違ったということだろう。

そして、その次戦となるのが今回である。正直、この中間も何に遠慮することなく攻められているといった過程ではない。

とはいえ、それでも9月半ばから週2本ペースで順調に乗り込まれ、坂路では前走時には許されなかった4F54秒台を計時。

更に直近の2本に限ってDWコースでシッカリと末を伸ばす形のメニューを消化できているのだから、まず前走以上に鍛えられていることは間違いのないところ。


7分の前走があの強さ。緩さも幾らか解消し、少なくとも今度は9分近くはあろう。期待しかない。

前田智基
前田智基


追い切り1等星・栗東

画像説明

10/12(日)東京11R アイルランドT
ドゥアイズ
(庄野 靖志)

休養前のダート2戦と牡馬相手に気難しさを出した京都金杯。

この3戦を除いた牝馬限定戦では昨年の春の阪神牝馬Sから5戦続けて少差(8着だった今年の阪神牝馬Sでも0.4秒差)のレースを続けているアイルランドトロフィー出走予定のドゥアイズが面白い存在だ。

秋華賞から前走までの11戦すべて単走のみで仕上げてきた馬だったが、今回は直前の日曜まで併せ馬を3本シッカリと消化


正直、格下に遅れた1週前の水曜の動きはやや物足りなく感じたが、調教パターンを変えた事がカンフル剤となったのか、最終追いは単走ながら大幅に動きが良化している。

中邑茂
中邑茂

普段のCWの追い切りでは馬場の中ほどを通る事が多い庄野厩舎だが、今回はこの馬自身も珍しく、4コーナーでより負荷のかかる大外を選択

直線に向くとグッと前進気勢を出してラスト1F付近からの鞍上の軽いアクションに機敏に反応するとゴール前は流して1F11秒3。これなら!と思える様な全身を使った素軽いフットワークを見せてくれた。

脚の使いどころの難しい面はあるが、以前と比べると落ち着きも出てきた印象を受けるだけに広いコースの1800mにも対応できるはず。


調整過程に変化を加えた事が、実力馬復活のキッカケになる可能性は十分にあると判断した。

中邑茂
中邑茂

前田智基
万券無双・単騎待ち 優馬

前田智基

美浦 調教 穴党
先週$5人気1着
YouTube出演中

馬券をこよなく愛し、儲かる方法を追い求めて専門紙の道を志した根っからの勝負師。"競馬は波乱が基本"をモットーとし、調教班として積み重ねた経験と分析力で常に大穴を狙い続ける。ラジオ日本のパドック推奨ではまさに役満レベルの神引きを行い、司会進行を唖然とさせることもしばしば。


中邑茂
調教アナライザ 優馬

中邑茂

栗東 調教 穴党

栗東の調教評価を担当。厩舎ごとに異なる調教パターンの変化を察知することに長けており、かすかに香る勝負の気配を逃さない。その嗅覚から時には思いがけない大穴に◎を打つことも多く、一瞬のチャンスを特大の的中に繋げる。