●12月6日(土) 4回中山1日目11R 第48回ステイヤーズS(G2)(芝3600m)
デスペラード(牡6、栗東・安達厩舎)が十八番のマラソンレースで鮮やかに返り咲き。復活を期して臨んだ一戦で、見事連覇を達成した。
今年は京都記念でトーセンラー、ジェンティルドンナらG1馬を下す最高のスタートを切ったものの、ここ3走は案外な結果。お馴染みのコンビとなった横山典弘騎手も前走では大逃げの手を打つなど、再浮上の足がかりを探し求めるレースが続いたが、今回の舞台は昨年、重賞初制覇を遂げた中山3600mの長丁場。まさしく落とせない一戦であった。
序盤は5、6番手で追走し2周目へ突入。「今日は馬がやる気マンマンでした」とレース後に振り返ったように、道中の反応も至ってスムーズ。位置取りを上げながら内に潜り込むと、4コーナーまではじっくりと我慢の態勢に。「上手くなだめられました」と脚を十分に溜めて最後の直線を迎えると、思惑通りに前を行くファタモルガーナを差し切った。
「真面目に走ってさえくれれば良い勝負になる」。パートナーの言葉通りに力を出し切ったデスペラード。次なる目標であるG1制覇に向けて、陣営は2年連続の有馬記念参戦を示唆。この1勝を足掛かりに、さらなる高みを目指す。
2014年12月07日(日)更新
パートナー横山典の期待に応え デスペラード見事V2!
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