大阪杯 (GⅠ)
4月4日(日)阪神芝2000m
馬名 | 性齢 | 想定情報 | |
---|---|---|---|
騎手 | オッズ | ||
シックスペンス | 牡4 | 横山武史 | 4.7 |
ステレンボッシュ | 牝4 | J.モレイラ | 5.2 |
ロードデルレイ | 牡5 | 西村淳也 | 5.8 |
ベラジオオペラ | 牡5 | 横山和生 | 6.1 |
ジャスティンパレス | 牡6 | 鮫島克駿 | 10.6 |
ホウオウビスケッツ | 牡5 | 岩田康誠 | 15.7 |
コスモキュランダ | 牡4 | 丹内祐次 | 21.9 |
デシエルト | 牡6 | ○○ | 23.5 |
エコロヴァルツ | 牡4 | M.デムーロ | 30.3 |
ヨーホーレイク | 牡7 | 岩田望来 | 36.9 |
ソールオリエンス | 牡5 | 松山弘平 | 41.2 |
ボルドグフーシュ | 牡6 | 吉田隼人 | 45.8 |
アルナシーム | 牡6 | 横山典弘 | 53.4 |
ラヴェル | 牝5 | 北村友一 | 67.9 |
バビット | 牡8 | 高杉吏麒 | 93.7 |
カラテ | 牡9 | 和田竜二 | 259.2 |

いよいよGⅠシーズン本格始動だね。

先週も関係者の盛り上がりが凄いってハナシをしたんだが、それが週を追うごとに増して来ているのを感じるよ。
盛り上がった勢いで、普段は聞けないようなホンネまで聞けちゃうこともあるのがこの時期のいいところだな。

ブライアンは一緒に盛り上がって飲みすぎないように気を付けて(笑)。
さて、今週は大阪杯をジャッジしていきましょう!
ポイント①ドバイの裏だからこそ負けられない!

このレースは。当然ながら、国内トップの馬やジョッキーはドバイに行ってしまい、GⅠとしてはやや寂しいメンバー構成になりがちだな。

飛び抜けた馬がいない分、どの馬にもチャンスがある面白い一戦。我々としても予想の甲斐があるね。

そうそう。こういう時こそプロの腕の見せ所だな。
でもって、ドバイの裏ということを加味すると重要なのがトップがいないうちにGⅠを獲ってしまおうと思っている陣営を探り当てることだ。

馬としても騎手としても、ここはGⅠ勝利の大チャンス。この後は天皇賞・春や宝塚記念への出走を予定している陣営としても、メンバーレベルが上がる前に決めてしまいたいという想いは強いよね。

それで言うと、ジャスティンパレスなんかは勝負度合いが強そうだな。
一昨年の天皇賞・春の覇者ってことで、本番はこの次って見方をする人も多そうな一頭。ただ、それならこのレースではなく阪神大賞典を使って、次走への間隔を十分とった方がベターに思えるんだよ。

この馬が天皇賞・春を勝った時は正にそのローテーションだったからね。
今年も天皇賞・春を大目標に据えるのであれば、その前哨戦として大阪杯を選ぶ理由がないってことだね。

そうなんだよ。むしろ天皇賞・春がおまけくらいに考えていてもおかしくはないよな。
それから、鞍上を前哨戦とこのレースのセットで確保している陣営も当然マークしたいところ。ラヴェルやホウオウビスケッツは、いずれも継続騎乗を前提に前哨戦に出てきている。

仮に今回が勝負でなければ、前哨戦ではトップジョッキーに依頼する、前哨戦の結果が出てからジョッキーを選ぶなどの選択肢があるからね。
明確にゴールを示した上での鞍上確保は見逃せないサインだ。

この辺り、今名前を挙げた馬の陣営には改めて裏取りをしているところ。元々はここが大目標でも、週中~週末にハナシを聞くと「実は仕上がり切っていないので、今回は無理をさせないことにしまして......」なんてパターンも残念ながらあるからな。
逆に、表向きは「GⅠでどこまでかですね」と言いつつ、裏では「このメンバーなら正直やれるでしょ」と強気なパターンもある。いずれにせよ直前までリサーチするのが重要ってワケよ。出来る限り新鮮なネタをお届けできるように、しっかり聞き込みをして来るぞ。

ありがとうブライアン。
私からはこのコースならではの好走トレンドについて解説したいと思います。

よろしく頼んだ!
ポイント②編集長直伝!阪神芝2000mの好走トレンド

このレースで押さえておいてほしいポイントは
1. 典型的な後傾持続戦
2. ダート型ノーザンダンサー系を狙え
の2つだね。

それぞれについて詳しく解説ヨロシク!

まずは1. 典型的な後傾持続戦、という点から。
読んで字の如く、前半よりも後半方がラップが速くなり易く、尚且つ瞬発力よりも持続力が問われる一戦に。それ故に、GⅠ昇格後の過去8年分を見ても、勝ち馬は全てが4角5番手以内と逃げ・先行馬が圧倒的に有利だ。
そんな傾向を作りだしているのが、このレースが行われる阪神芝2000mというコースの形状だね。
内回りコースということもあって、直線を迎えてから仕掛けるようでは遅い。しかも、その直線には急坂もあるんだ。そこでどう足掻いてもスピードを削がれる以上、早めに追い出して最後まで粘り強く脚を使える方が有利になるのは必然だね。

そう考えると、19年のスワーヴリチャードでミルコが果敢にマクっていったのは、コースの特徴からしても大正解だったわけだ。

そうだね。あそこでマクらずに、出たままでずっと後ろにいたら危なかったと思うよ。
それで、そんな後傾持続戦、スタミナ要求値の高いコースで光るのが2. ダート型ノーザンダンサー系の血を持つ馬なんだ。

なるほど!そこが繋がるワケか。

これが挙げればキリがないほど来ていてね。エフフォーリアがまさかの着外に敗れた22年なんかは、1着から3着までの全馬がこの血統傾向に当てはまっていたんだ。
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22年:1着ポタジェ(母父オーサムアゲイン)
 2着レイパパレ(母父クロフネ)
 3着アリーヴォ(母父ハーランズホリデイ)
21年:1着レイパパレ(母父クロフネ)
 2着モズベッロ(母父ハーランズホリデイ)
20年:1着クロノジェネシス(母父クロフネ)
 2着ダノンキングリー(母父ストームキャット)

大荒れだったあのレースも、血統傾向的には納得の行く結果だったわけだ。
でもって、このハナシは芝よりダートってのがポイントだよな。

そうそう。先ほども言ったように、このコースでは如何にも芝らしいスピード感・瞬発力ってのが中々活きにくい。
それよりも、2回の急坂に耐えられて、最後まで好位で粘れるような馬力を持つ、ダート型ノーザンダンサー系保持馬が結果を残しやすいってことだね。

これは是非とも覚えておきたいポイントだな。
陣営の思惑に脚質・血統傾向などなど、諸々加味した渾身の金脈ホースは週末にお届け予定だ。4月もバンバンいい馬を紹介していくつもりだから、お見逃しなく!

そうそう、3月は競馬JAPANとしてもかなり好調でさ。
重賞戦線で万馬券が続々ヒットしているんだよ。
毎度沢山の反響が届いていて嬉しい限り。GⅠシーズン本格始動ってこともあって、皆さんの熱がこちらまで伝わってきているよ。
この流れで4月も万馬券ラッシュといきたいところ!まずは大阪杯で好スタートを切らないとな。
積極的に妙味タップリの馬を狙っていくつもりだから、競馬JAPANに登録ヨロシク!