阪神大賞典 (GⅡ)
3月23日(日)阪神芝3000m
馬名 | 性齢 | 想定情報 | |
---|---|---|---|
騎手 | オッズ | ||
ショウナンラプンタ | 牡4 | 武豊 | 3.5 |
ヴェローチェエラ | 牡4 | 川田将雅 | 3.8 |
ゴールデンスナップ | 牝5 | 浜中俊 | 4.9 |
ブローザホーン | 牡6 | 菅原明良 | 5.7 |
サンライズアース | 牡4 | 池添謙一 | 8.3 |
マコトヴェリーキー | 牡5 | 岩田望来 | 15.6 |
コパノサントス | 牡5 | 田口貫太 | 16.2 |
ワープスピード | 牡6 | 横山和生 | 21.4 |
リンフレスカンテ | 牡7 | 松山弘平 | 36.0 |
ウィープディライト | セ4 | ○○ | 45.5 |
ウインエアフォルク | 牡8 | ○○ | 59.1 |

3月もいよいよ折り返し。暖かくなったり寒くなったり、中々気候が安定しないね。

週末は一気に冷え込んだよな。こういう気候のせいか、厩舎スタッフの中にも体調を崩す人がチラホラ出ているらしい。
オレも取材に行ってカゼを貰って来ないように気を付けないといけないな。

今月末からはGⅠが続いて大忙しだからね。万全の態勢で迎えられるように心がけましょう。
さて、今週は阪神大賞典をジャッジしていきます。早速ブライアンからレースのポイントをよろしく!
ポイント①本当に天皇賞・春へのステップか?

天皇賞・春へのステップレースとしての位置付けがすっかり定着しているこのレース。
今年もここで弾みをつけてGⅠへって見方が大勢を占めると思うが、本当にそうなのか?ってのは疑ってかかりたいね。

なるほど。最近は4年連続でこの阪神大賞典の勝ち馬が天皇賞・春でも連対している。昨年なんかは1着から3着まで、全頭が前走阪神大賞典組だった。
今年もそこに繋がるレースという見方が自然だけど、ブライアン的には毛色が違うと。

そうそう。というのも、今年のメンバーを見た時にさ、ここで結果を出してGⅠに行くぞ!って雰囲気はあまりしてこないんだよな。それよりも、ここで重賞タイトルをしっかり獲りたそうな馬が揃った印象なんだ。

それは一理あるね。このレースで有力視されそうな馬って、実は重賞で善戦止まりの馬が多い。ヴェローチェエラとかショウナンラプンタとかが好例かな。

ワープスピードなんかドンピシャだよな。2走前はメルボルンCで2着。昨年のこのレースも2着。大きい舞台でも好走例があるものの、重賞は未勝利の一頭だ。
こういう馬はまずGⅡを勝っておきたいと思うんだよ。もちろん、GⅠで勝てるに越したことはないけどな。

毎回しっかり連対することの凄さは分かっていても、やっぱりタイトルが欲しい!というのが陣営のホンネだろうね。

そうそう。それに、今年に関しては、本番の天皇賞でも勝ち負け必至!って馬が出て来るかと言われるとな......。どちらかというと、ここ以外から天皇賞に向かう馬の方が有力な印象だ。このレースについては、言ってしまえばチャレンジャー決定戦といった様相だな。
そうなると、本番に向けて段階的に仕上げたところで、本番にしっかり結果を出せる可能性はそこまで高くない。7~8割ほどの仕上げで前哨戦を獲れず、メイチの仕上げにしたところで本番は歯が立たないってパターンは最悪だ。

それが重賞勝ちのない馬だったら尚更だね。しかも、ステイヤーは活躍できる舞台が極めて少ない。レースでの消耗度も相当なもので、一戦一戦を獲りこぼしたくないという意識が、他の路線を歩んでいる馬より強いはずだ。

間違いないね。ってなわけで、今年はここをしっかり勝ちに来ている馬に注目だ。GⅠでは厳しそうな馬ほどその色が濃くなるはずで、思いもよらぬ伏兵台頭なんてこともあり得るぞ。
各陣営がここを勝ちに来ているのか、それともあくまでGⅠを見据えているのかってハナシは俺の方でも鋭意リサーチ中だから、週末まで待って欲しい。

今週はどんなスクープを掴んできてくれるのか、楽しみに待ちましょう。

境編集長からもこのレースのポイントを教えてくれ!
ポイント②適性よりも実績

このレースは血統的な長距離適性に囚われず、素直に長距離実績を見て欲しい。
理想は2500m以上のレースで好走していてほしいな。

なるほど。あくまで血統ではなく実績なんだな。

長距離のレースってかなり特殊な条件で、適性不足をポテンシャルの高さで補うには限界がある。そうすると、必然的に生粋のステイヤーばかりが揃うことになるよね。例外はクラシック三冠目の菊花賞くらいでさ。
そんな状況では、仮に長距離向きの血統だとしても、前提条件を満たしたに過ぎないんだ。それよりも、長距離適性のある馬同士で戦った上で、しっかり好走したという実績の方が重要なんだよね。

確かに、周りも当然持っている物を持っていたところで、それで勝負を有利に運ぶことは出来ないからな。血統にそこまで重きを置かないのも納得だ。
それに、長距離実績のある馬ってのは毎年穴を開けていて、馬券的にも面白そうなポイントだよな。

昨年2着のワープスピードは古都S(3000m)を勝利、ダイヤモンドS(3400m)を3着とそれぞれ好走していたにも関わらず、6番人気に留まっていた。
23年に5人気3着だったブレークアップや、22年に5人気2着だったアイアンバローズも2500m以上のレースを好走していたね。
実績があるのに売れていない馬をしっかり押さえるだけでも、馬券的には十分妙味があるレースだ。

これはいい話を聞いたな。今年も長距離実績の有無はバッチリチェックしたいところ。人気薄でも軽視は禁物だ。
総合すると今年のポイントは「GⅠよりもココを獲りに来ている馬」「長距離実績のある馬」ってことになる。
該当馬が複数いる中、どの馬を金脈馬として取り上げるかは週末のお楽しみってことで。皆さんをお待たせした分、とっておきをお届け予定だぞ!

因みに、阪神大賞典は競馬JAPANの大得意レースってこともアピールしておきたい。
なんて言ったって、22年から24年まで3年連続で本命馬が好走しているからな。
4年連続ヒットがかかる今年はただのヒットではなく例年を上回るドデカいヒットをお届けしたいところ。
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