セントウルS (GⅡ)
9月8日(日)中京芝1200m
馬名 | 性齢 | 想定情報 | |
---|---|---|---|
騎手 | オッズ | ||
ピューロマジック | 牝3 | 横山和生 | 3.6 |
モズメイメイ | 牝4 | 国分恭介 | 6.8 |
テンハッピーローズ | 牝6 | 津村明秀 | 7.2 |
ママコチャ | 牡5 | 鮫島克駿 | 7.7 |
トウシンマカオ | 牡5 | 菅原明良 | 7.9 |
ダノンスコーピオン | 牡5 | 戸崎圭太 | 13.0 |
キミワクイーン | 牝5 | 岩田望来 | 16.7 |
ヨシノイースター | 牡5 | 丸山元気 | 15.5 |
テイエムスパーダ | 牝5 | 酒井学 | 17.9 |
アサカラキング | 牡4 | 斎藤新 | 18.1 |
サウザンサニー | 牡4 | 菱田裕二 | 23.7 |
ミッキーハーモニー | 牝5 | 浜中俊 | 43.7 |
トゥラヴェスーラ | 牡9 | 永島まなみ | 54.8 |
ソウテン | 牡5 | ○○ | 56.0 |
ジョウショーホープ | 牡4 | 西村淳也 | 55.8 |
カリボール | 牡8 | 杉原誠人 | 128.9 |
アネゴハダ | 牝5 | 角田大和 | 160.7 |
今週からいよいよ秋競馬が開幕。今回はGⅡセントウルSを展望していくぞ。このレースはGⅠスプリンターズSの前哨戦であると当時に、サマースプリントシリーズ最終戦でもあることを忘れちゃいけない。
現時点でサマースプリントシリーズ1位は20Pを獲得しているサトノレーヴ。だが、GⅡであるココは、1着12P、2着6Pとポイントの配分が高い。ゆえに出走予定のモズメイメイ(14P)、ピューロマジック(10P)には逆転優勝のチャンスが残っている。
サマースプリントシリーズを制すると、褒賞金として馬主に3200万円、厩舎関係者に800万円がそれぞれ交付されます。
仮にこのGⅡセントウルSを勝利した上でサマースプリントシリーズの王者となれば、1着賞金5900万円+褒賞金3200万円=9100万円を馬主は一気に獲得するわけです。
GⅠスプリンターズSの1着賞金は1億3000万円。相手関係まで考慮すると、「勝ちやすいココに全力投球で行きましょう」と、9100万円を獲りに行くケースは十分に考えられる。
サマースプリントシリーズ王者の資格があるモズメイメイ、ピューロマジックは、実力と共に陣営の思惑もカギを握ってきそうだな。
また、中京は8週に渡るロングラン開催ですが、ココまではAコースで行われるんですよね。
Aコース最終週と考えると、内の芝が傷んで外有利になりやすいと思いがちですが、中京1200mは上級条件だと内前優勢。もちろん土曜の馬場をシッカリ分析する必要はありますが、内枠や先行馬には要注意ですね。
先週の台風の影響で馬場傾向の変化もありそうなだけに、見極めが大事になってきそうだな。
それじゃ、ソロソロ事前注目馬に行ってみよう。
ブライアン梶田の事前注目馬
(音無秀孝 厩舎/国分恭介 騎手)
前述の通り、ココを勝てば単独トップで王者に輝き、9100万円を獲得することになるモズメイメイは要注目だ。
葵Sを勝利した後は二桁着順が続いていたが、2走前の北九州記念で3着すると、前走のGⅢアイビスSDで久々の重賞制覇。振り返ってみると、2走前の中間追い切りは坂路で自己ベストをマークしていたんだよな。近2走の好走は決して偶然ではなく、単純に調子が良いと判断すべきだろう。
陣営としてはGⅠよりも、サマースプリントシリーズで走り切らせる!くらいの勝負仕上げをしてくる可能性が高そうだし、少なくとも今回までは調子の良さが保たれると見て、有力視する方がベターだと思うぞ。
(安田翔伍 厩舎/横山和生 騎手)
GⅢ・CBC賞はハンデを嫌って出走回避したピューロマジックも引き続き注目の1頭だ。
「使った後の反動を考えると、出否に慎重にならざるを得ない」と調教師がコメントしていたな。つまり、本番であるGⅠスプリンターズSに万全の態勢で臨むことを考えた上での回避だった、とも考えることができる。
サマースプリントシリーズ王者が懸かっている立場だが、モズメイメイと対照的にコチラはある程度次の本番を見据えた仕上げでくるだろう。
ただし、GⅠスプリンターズSで好走するレベルの馬は、前哨戦であるGⅡセントウルSでも好勝負することがほとんど。個人的には本番でも上位争いが可能な実力を秘めていると思っているので、ココでも勝ち負けの資格アリと判断しておくぞ。
境和樹の事前注目馬
(福永祐一 厩舎/戸崎圭太 騎手)
今回はダノンスコーピオンが久々に好走しても驚けないですよ。
この馬は2走前から福永厩舎に転厩しましたが、当時は関西馬ながら異例の美浦滞在を行って、しかも調教師が自ら栗東から駆けつけて最終追い切りに跨っていました。つまり師がかなり気に入っている、復活の手応えを感じているんじゃないかと思うんですよ。
今回も中間の追い切りで調教師が乗っていますし、レースでは戸崎騎手がわざわざ中京で騎乗。使う側と乗る側、共に色気を持っていそうなんですよね。
(斎藤誠 厩舎/斎藤新 騎手)
今回と同舞台のGⅢ・CBC賞は、ドロップオブライト(父トーセンラー)が1着、スズハローム(父サトノダイヤモンド)が2着。この結果が示すように、中京1200mってディープインパクト系種牡馬の活躍が目立つんですよね。よって、ココは父キズナのアサカラキングが血統的に注目です。
ハナがベストのタイプだけに、同型のピューロマジックとの兼ね合いはカギになりますが、枠や序盤の入り方次第では一発があるでしょう。
過去に中京で勝ち鞍を挙げていますし、前述通り、1200mならさらに楽しみが増す存在ですよ。
GⅠスプリンターズSの前哨戦であると同時に、サマースプリントシリーズの最終戦であることも重要な一戦。
競馬は単純な能力比較だけじゃなく、奥に潜む陣営の思惑もカギを握るってことを覚えておいてほしい。
ただ、「そんな難しいこと分からないから、手っ取り早く馬券になる馬を教えて!」って方もいるだろう。
もちろん、俺に任せてほしい。俺は先週の重賞トリプルヒット&重賞金脈馬が5週連続激走中でな!
【GⅢ札幌2歳S】マジックサンズ(3人気1着)
【GⅢ新潟記念】セレシオン(3人気2着)
【GⅢ小倉2歳S】アーリントンロウ(2人気3着)
【GⅢ新潟2歳S】プロクレイア(5人気3着)
【GⅡ札幌記念】ノースブリッジ(5人気1着)
【GⅢ関屋記念】ディオ(8人気2着)
【GⅢエルムS】ペイシャエス(5人気1着)
【GⅢレパードS】ミッキークレスト(6人気3着)
とにかく重賞でヒット連発!いよいよ秋競馬に突入するし、ますます気合を入れていくからな!
あまり大きな声で言えない、関係者の裏話なんかもコソっとお伝えするんで、ぜひ、大いに期待していてくれよ!