
目指すは競馬だけでメシを食う!どうも、競馬JAPANの塚越タケシです!
実力馬が人気を落としたタイミングを狙い撃つスタイルで予想をするワタクシ塚越とラジオ日本でメイン解説を務める境和樹さんが、「今が買いドキ!」な馬券妙味満点の一頭を紹介します。
朝日杯FS[GI]
出走馬&有力馬ジャッジ
朝日杯FS (GⅠ)
12月18日(日)阪神芝1600m
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 |
---|---|---|---|---|---|
1 | キョウエイブリッサ | 牡2 | 55.0 | 川須栄 | 武市康 |
2 | ドルチェモア | 牡2 | 55.0 | 坂井瑠 | 須貝尚 |
3 | オールパルフェ | 牡2 | 55.0 | 大野拓 | 和田雄 |
4 | ドンデンガエシ | 牡2 | 55.0 | 横山典 | 尾関知 |
5 | バグラダス | 牡2 | 55.0 | 吉田隼 | 嘉藤貴 |
6 | ミシェラドラータ | 牡2 | 55.0 | 酒井学 | 清水久 |
7 | オオバンブルマイ | 牡2 | 55.0 | Cルメ | 吉村圭 |
8 | グラニット | 牡2 | 55.0 | 松山弘 | 大和田 |
9 | ニシノベストワン | 牡2 | 55.0 | 藤岡佑 | 新谷功 |
10 | ウメムスビ | 牡2 | 55.0 | 角田大 | 新谷功 |
11 | ティニア | 牡2 | 55.0 | 福永祐 | 池江泰 |
12 | ダノンタッチダウン | 牡2 | 55.0 | 川田将 | 安田隆 |
13 | スズカダブル | 牡2 | 55.0 | 鮫島克 | 西村真 |
14 | レイベリング | 牡2 | 55.0 | 横山武 | 鹿戸雄 |
15 | フロムダスク | 牡2 | 55.0 | 武豊 | 森秀行 |
16 | コーパスクリスティ | 牡2 | 55.0 | Dイー | 中内田 |
17 | エンファサイズ | 牡2 | 55.0 | 藤岡康 | 四位洋 |

今週は2歳牡馬による朝日杯FSが行われます。来年のクラシック戦線まで直結する一戦だけに注目度大ですね!

去年は朝日杯FSを制したドウデュースがダービー馬に輝いたからね。今年も大物誕生となるか、見逃せないよ。

今年も楽しみですね!先週の阪神JFに続き、阪神芝1600mで行われる朝日杯FSですがやはりマイル適性のある馬が中心となるのでしょうか?

必ずしもそうとは言えないんじゃないかな。
ドウデュースはデビュー戦と2戦目が1800m。例年なら2000mのホープフルSを使いそうなローテーションにも思えたけれど、あえてマイルの朝日杯FSを選択してきたよね。

確かに意外でしたね。なぜでしょうか?

おそらく、陣営が小回りの中山を避けて、直線の長い阪神の外回りコースを選択したということじゃないかな。

たしかにドウデュースは朝日杯FSを勝った後、中山の弥生賞と皐月賞で負け、東京で行われたダービーで巻き返しましたね。

2歳のこの時期では、まだ各馬の適性がわかりづらいところ。加えて牡馬は牝馬と違い、朝日杯FSとホープフルSという2つの選択肢がある。レース選択によって陣営の思惑が垣間見えるとも言えるね。
今年も将来性を含めた上で各陣営がどういう思惑でこのレースに臨むのかを読み解くことが鍵になりそうだね。
朝日杯FS[GI]
有力馬ジャッジ
(安田隆行厩舎/川田将雅騎手)

それでは今年の朝日杯の有力馬を分析していきましょう。
まずは前走デイリー杯2歳Sで1番人気に支持され、惜しくも2着に敗れたダノンタッチダウン。負けたとはいえ、直線の伸び脚は際立っていました。
おそらくこの馬が1番人気になると考えていますが、いかがですか?

これはちょっと危ない面がある人気馬だと思うよ。素質は間違いないと思うけど、本当に良くなるのはまだ先かもしれない。レース振りや馬体を見ても、まだまだ完成度が高いとは言えない。
血統的にもムラっぽいところがあるダノンザキッドやミッキーブリランテの下。そう考えると、GIで人気を背負ってドンとこい、というタイプにも思えないんだよね。

いきなり不安ありの見解ですね、なるほど。
今回は前走の10頭立てから一気に頭数が増えますが、これに関してはいかがですか?

うん、はじめての多頭数も心配材料になりそうだね。
前走は4コーナーの勝負どころでの加速が一息。少頭数の助けがあって、直線は一番外までスムーズに誘導できたけれど、今回はそう簡単にはいかない可能性もある。力を出し切る前にレースが終わってしまうかもしれないよね。

1番人気として万全の信頼は置けないということですね。
(須貝尚介厩舎/坂井瑠星騎手)

続いて、前走のサウジアラビアRCを2番手から上がり最速で押し切ったドルチェモア。今回も上位人気に支持されそうですね。

ただ、その前走はちょっと特殊なレースだったんだ。
ドルチェモアは大逃げを打った馬から離れた2番手でレースをしたんだけど、逃げた馬との間隔が極端に空いていることで、後ろの騎手たちにとっては仕掛けどころが難しくなった。
他馬がなかなか前を捕まえに行かない中で、ドルチェモアが漁夫の利を得た形だったね。

つまり、展開に恵まれての勝利だったということですね。
逃げた馬も2着に粘っていますから、先行馬有利の流れになったことは間違いませんね。
断然人気に支持されていたノッキングポイントの末脚も不発に終わり、レースレベルにも疑問が付きそうです。

それでも母のアユサンは同舞台の桜花賞を勝っているし、血統面からは期待できる。
もちろん先行できるのも大きな強みだよね。先ほどのダノンタッチダウンよりは評価したいかな。
(吉村圭司厩舎/C.ルメール騎手)

では次に、京王杯2歳Sを10番人気で勝利し、今回は鞍上にルメールを配してきたオオバンブルマイをお願いします。

この馬の父ディスクリートキャットって、米国血統でダート向きのイメージが強いんだけど、実は芝ではマイルがホットスポットなんだ。2020年以降の数字を見てもらいたい。
----------------------------------------
◆芝1400m
【5-4-2-20/31】
連対率:18.4% 複勝率:22.4%
◆芝1600m
【6-5-2-39/52】
連対率:21.2% 複勝率:25.0%
◆芝1800m
【1-0-1-27/29】
連対率2.9% 複勝率5.9%
※2020年以降

本当ですね!ディスクリートキャット産駒は芝でもマイルなら積極的に狙える、初めて知りました。皆さん、覚えておきましょう。この先も使えそうなデータですよ!
オオバンブルマイは重賞勝ち馬として人気に支持されそうですが、上位に食い込むチャンスありという見解でよろしいでしょうか?

うん。それに母系を見ても、近親にビアンフェやエントシャイデンがいる短距離血統。
一般的にスピードのある短距離血統は完成が早いってところもポイント。まさに今がピークだろうね。
朝日杯FS[GI]
今が買いドキ!塚越の推奨馬

それじゃ、今週もツカゴシ君の推奨馬を聞かせてもらおうか。

はい!とっておきの穴馬をご紹介しましょう!
(池江泰寿厩舎/福永祐一騎手)
今年の朝日杯FSはペースがカギを握ると思っています。
前走で逃げた馬が実に5頭もおり、中でもフロムダスクとグラニットは前半57秒台でハナを切った快速馬。今回は前半から厳しい流れのタフなレース展開が予想されます。
スローペースで勝ち上がってきた上位人気馬が多いだけに、ここはあえてハイペース経験があるティニアに白羽の矢を立てました!
前走2着の1勝クラスは前半57.3秒のハイラップ。無理をすることなく追走でき、直線もしっかり脚を伸ばす好内容。勝ち馬バグラダスの初戦はダート1150m。一方、ティニアの初戦は芝1400mでした。当時のハイペース経験値が反映された着順であり、ティニアの2着敗戦は悲観するものではありません。上がり3Fのタイムはティニアが最速でしたし、実力負けではないでしょう。
ティニアの父Frankelは現役時代にマイルGⅠを7勝。日本では4頭の産駒がマイルGⅠに出走していて、実に3頭が勝利しています。特にグレナディアガーズは朝日杯FSを7番人気の人気薄で勝利し、前走が1400mだった点もティニアと同じです。
厳しいペースを経験した前走が、今回予想されるタフなレースへの対応力に繋がるはず。マイル戦ならGIでも激走して不思議ないポテンシャルを秘めています。
福永騎手が続けて騎乗できることも間違いなくプラス。スタートの巧さは鞍上自身も認めているほどで、レースで後手を踏むことはないでしょう。
人気薄が予想されるため、相手候補には忘れずに入れておいてほしい1頭です。

ティニアに注目してきたか。実は僕も結構期待しているんだ。

それは心強いです!

さて、ここまで朝日杯FSの有力馬について伺ってきました。
昨年の朝日杯FSといえば、私たち競馬JAPANチームの一員であり、ラップ予想家の今川秀樹さん(7年連続年間黒字収支達成中)が◎ドウデュースで的中したレースです!

ドウデュースは昨年の朝日杯FSの時点では3番人気で単勝7.8倍もついていたからね。
後のダービー馬の素質を早々と見抜いた今川君はさすがだったね。

競馬において、先物買いは本当に難しいもの。そこは競馬に精通している予想家さんたちに頼ってしまいましょう!

高配当が予想される今回、とっておきの穴馬を用意して、皆さんのお役に立てるような予想を披露しようと思っているよ。

それは楽しみですね!皆さん、ここで年末ボーナスをゲットして、続く有馬記念の軍資金にしちゃいましょう!
競馬JAPANでは、毎週プロの最終結論を公開中!今週は境さんをはじめ、去年大的中の今川さん、東大卒・水上学さんといった豪華予想陣の朝日杯FSの最終結論を無料で見ることができます。
皆さんの競馬ライフの助っ人になること間違いなし!ぜひこの機会にプロの予想をゲットしちゃいましょう!

最後までご覧いただきありがとうございました!
来週はいよいよ総決算・有馬記念!出走馬&有力馬ジャッジは12月18日(日)に公開しますのでお楽しみに!