ステイヤーとしての資質が問われる天皇賞・春。
サンプルとして取り上げるべきは、やはり先月の阪神大賞典。
すなわち、そこで後続に5馬身と圧倒的な強さを見せつけたテーオーロイヤルには主役を張るに足る資格があるということ。
あくまでも先を見据えた仕上げだったからもう本物だし、その後には順当にピッチを上げた結果、CWでの自己ベストになる5F65.1秒さえ。もっとも、阪神大賞典は、きついペースでなかったにも関わらず、前2頭が3角からやり合う形になったが為、内のポケットに上手く嵌り込めたといった展開の妙も。初になる京都に関しても未知数だけに、充実一途といった点だけで絶対視するのには二の足を踏みたくなる。
明け4歳の中ではドゥレッツァが断然と捉えて良い。
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柴田卓哉
SHIBATA TAKUYA
学生時代は船橋競馬場で誘導馬に騎乗。競馬専門紙『1馬』在籍時には、 「馬に乗れる&話せるトラックマン」として名を馳せる。 30年以上にも渡りトレセンに通い詰め、 現在も美浦スタンドでストップ・ウオッチを押し続ける。 馬の好不調を見抜く眼に、清水成駿も厚い信頼を寄せる調教の鬼。 また東西問わずトラックマン仲間たちとの交友関係も広く、トレセン内外の裏情報にも強い事情通。