神戸新聞杯は人気二分のエポカドーロが発馬でつまずいて後ろからのケイバに。ワグネリアンの2馬身差で追走する展開になってはやはり厳しい。
3~4角で猛スパートをかけて4角大外。しぶとく脚を使ったが、最後は突き放され、後ろからも差されてしまった。
発馬の不利がなければ、恐らく、スムーズな展開から好勝負になったはずだ。次は見直しだ。
一方、中山のオールカマーはラストの攻防が見ごたえ十分。アルアインが勝ちパターンに入って決まったかと思われた瞬間、インからぐいぐい末を伸ばしたレイデオロが差しきっていた。
終わってみればクラシック2頭のワンツー。ただ、両馬の力関係は紙一重か。
もっと迫れると考えていたダンビュライトは際どい3着争い止まり。ここらは格の問題だろう。後半5F連続11秒台の後ラスト12秒0。結構厳しい。

上田琢巳
結果に対してシビアなファンの多い大阪スポーツで、長年に渡り堂々と看板を務め続ける、 ご存知“西の仕掛人”。競馬専門紙『1馬』在籍時から、他に先駆けて「レースラップとタイム重視」の理論を展開。競馬予想界に革命を起こしたラップ理論のパイオニアである。 数字から読み解かれる明解な推理に魅了される競馬ファンは今なお後を絶たず、 後進の予想家たちにも多大なる影響を与え続けている。