今年の宝塚記念は、例年より2週繰り上がり。これによってどんな影響があるのか。
「大阪杯との間隔は、中11週から中9週へ。もともと間隔が開いているので影響はそれほど大きくないと思いますが、天皇賞・春との間隔は中7週から中5週へ。3200mの距離を考えると、こちらは影響が出る可能性もあります。
また、開催4週目から、開催2週目に変わるので、馬場の傷みは例年に比べると低いでしょう。タフな馬場が苦手な馬にはプラスです。暑さが弱い馬にとっても、日程の繰り上がりは助かると思います」
そのあたりも頭に入れて、推奨馬を聞いていこう。
「推奨はアーバンシック。
昨年の菊花賞を強い競馬で勝利し、今年は同レースと1F違いの天皇賞・春を目指すのかと思いきや、日経賞の後は早々に宝塚記念目標を発表。菊花賞を勝ったものの、本質的に3200mは向いていないという見方のようだけど、これで春は宝塚記念一本となったわけだから、陣営もかなり力が入っているはず。
菊花賞後は2戦負けてしまったが、有馬記念は展開に泣き、日経賞は休み明けの叩き台的な仕上がりと敗因はある。トレセンに戻って1本目の追い切りも良かったし、今回はいい状態でレースを迎えられそうだ」(情報担当)
レース解析班も好評価だ。
「何より昨年の菊花賞が優秀。2着ヘデントールは天皇賞・春優勝、3着アドマイヤテラはGⅡ含む2連勝、4着ショウナンラプンタは天皇賞・春3着、5着ビザンチンドリームは天皇賞・春2着、そして6着ダノンデサイルはドバイのGⅠ優勝と、上位は菊花賞後も活躍の実力馬ばかり。これらを圧倒しての勝利ですから、高く評価できます。
有馬記念は、目標だった菊花賞後の一戦。今回は狙い撃ってのGⅠですから、有馬記念のようなことはないと思います」
アーバンシックを好評価の解析班だが、一番手は別にあるようだ。
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栗東在住ライター:鷲崎
WASHIZAKI
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