いよいよ競馬の祭典、日本ダービーを迎える。
クラシック第一弾の皐月賞は、単勝1.5倍と断然人気のクロワデュノールを、3番人気のミュージアムマイルが差し切って優勝。これで牡馬クラシック路線は主役交代となったのか。
「一気に差し切ったミュージアムマイルと、抵抗なく交わされ最後は2着も危なかったクロワデュノールを見る限り、皐月賞は断然ミュージアムマイルのほうが上でしたね。
ただ、出入りの激しい競馬でペース以上に先行勢が苦しくなった展開の中、ミュージアムマイルは勝負どころでモレイラ騎手が我慢し、ギリギリまで脚を溜め込んだファインプレーが光ったことも事実。だから皐月賞で勝負が決まったわけではありません。
今回はレーン騎手に乗り替わり。当然腕利きのジョッキーですが、モレイラ騎手とはタイプが違うので、ミュージアムマイルに合うかは分かりませんし、皐月賞のようなパーフェクトな騎乗がそうそうできるとは思えません」
データ班の見解はどうか。
「有力と見ます。
過去10年(以降も、データは過去10年を対象)、皐月賞1着馬は10頭出走し、2勝、2着4頭、3着1頭で連対率は60%、複勝率70%ありますから、軸には悪くありません。
鞍上のレーン騎手も4頭騎乗で、2年前に4番人気タスティエーラで1着、2着も1回あり連対率50%。近親に昨年のオークス勝ち馬チェルヴィニアがおり、血統面も東京2400mは大丈夫です」
状態はどうなのか。
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栗東在住ライター:鷲崎
WASHIZAKI
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