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競馬コラム

樋野竜司:今週の政治騎手

2024年12月27日(金)更新

熾烈なタイトル争いはホープフルSで決着の未来も!



前回のコラムでは、各タイトル争いの行方に注目したのですが、今年のJRAの最終開催日まで目が離せない展開となっています。今回も引き続きタイトル争いに注目したい。

まず、鮫島克駿騎手について。
先週1勝を挙げ、99勝となり年間100勝にリーチをかけることができました。
今週は京都で障害レースを除く全11鞍に騎乗予定。あと1勝を挙げ100勝達成できるのか注目です。

熾烈を極めるリーディングトレーナー争いからも目が離せません。先週終了時点での勝ち星と今週の出走数を見てみると以下の通り。

矢作厩舎54勝 8鞍出走
杉山厩舎53勝 4鞍出走
須貝厩舎53勝 12鞍出走
友道厩舎52勝 4鞍出走

大攻勢をかけて来た矢作厩舎と須貝厩舎がやや有利に見えますが、こちらも最後まで目が離せません。

最後に、年間最高勝率を争う、ルメール騎手と川田騎手。

先週の川田騎手は9鞍騎乗し1勝だけしか挙げることができなかったので、大きく勝率を下げることになってしまいました。

ルメール騎手は3勝を挙げ、リーディングジョッキーの座を確定させたのですが、12鞍に騎乗していたので、こちらも勝率はダウン。勝率3割をわずかに切ってしまいました。

ルメール騎手も川田騎手も今週は5鞍に騎乗。

川田騎手が3割に復帰するには5鞍すべて勝利するしかありません。ルメール騎手を逆転するにも最低でも3勝以上必要と6年連続の最高勝率のタイトル奪取にはかなり厳しい状況に追い込まれてしまいました。

ルメール騎手は5鞍中2勝を挙げれば、勝率が3割に復帰します。川田騎手に次ぐ史上2人目の年間勝率3割ジョッキーとなる可能性も十分。

リーディングトレーナーと年間最高勝率のタイトルが今年最後のGⅠ・ホープフルSで決する可能性もあり、今週の競馬からも目が離せないのではないでしょうか。

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樋野竜司

HINO RYUJI

1973年生まれ。「競馬最強の法則」02年11月号巻頭特集「TVパドック馬券術」でデビュー。
斬新な馬券術を次々に発表している人気競馬ライター。いち早く騎手の「政治力」に着目し、馬券術にまで洗練させた話題作「政治騎手(㏍ベストセラーズ刊)」で競馬サークルに衝撃を与えている。

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