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競馬特集

蔵出し!清水成駿「今日のスーパーショット」ジャパンC編

2016年11月24日(木)更新

【86年】嗚呼、枠連のみの時代。6人気◎-8人気◯決着で配当760円


昨年8月にこの世を去った清水成駿。ファンの皆様から追悼メッセージをいただいた中で、「清水といえばジャパンC、ジャパンCといえば清水」というお声を本当に多数頂戴いたしました。

そこで、今年のジャパンC開催を目前に控えたこの季節に、清水成駿が「1馬」在籍時に綴ったジャパンCの予想を、当時の新聞のまま復刻公開!今もなお色褪せない“孤独の◎”の数々をどうぞご賞味ください。(協力:優馬)


第6回ジャパンC

(クリックして画像を拡大)
この年も日本馬の躍進が期待されたが……
(清水の予想は予想印の最上段)


【1986年:第6回ジャパンC】
それにしても今年のサクラは<ツキ桜>
府中二四〇〇に散るともピンクはピンク、枠が走るのだ。

第4回でついに日本馬初の勝利(カツラギエース)、翌年はシンボリルドルフの勝利、2着に地方馬ロッキータイガーが食い込み初の日本馬ワンツーと、徐々に日本勢の躍進が見られたジャパンC。

日本馬も互角以上に戦える……という気運の高まりか、この第6回で1番人気に支持されたのは、同年の毎日王冠→天皇賞(秋)といずれもレコードタイムで制した5歳牡馬サクラユタカオー(※年齢は旧表記、以下同)。前年の二冠馬で、近2走いずれもサクラユタカオーの後塵を拝し3着が続いたミホシンザンは4番人気に。

海外勢に目を向けると、富士Sで日本馬を3馬身半差で切り捨てたニュージーランドのウェイバリースターが2番人気に。GI・3勝、凱旋門賞3着の実績を引っさげてフランスから来日した「鉄の女」トリプティクが3番人気に支持された。

しかし、清水が目を付けた外国勢はイギリス組。来日前にG1を制した4歳馬アレミロード、そして、G1勝ちこそないが重賞4勝のキャリアを誇る8歳馬ジュピターアイランドだった。

「使う側の視点に立った予想展開」のパイオニア的存在でもあった清水。当時のコラム、スーパーショットを紙面そのままお送りしよう。


第6回ジャパンC

(クリックして画像を拡大)

【今日のスーパーショット】

月とスツポン。本来、日米野球のパワー差こそ日本と欧米馬のレベル差なのに、とんと、その目玉がJCを勝ったためしはない。“ディスカバJ”(※1)か、本気か?要は姿勢の問題だ。

今年の目玉は5枠のトリプティク。マジなら圧勝まである世界レベルのA級牝馬だ。だが、預託厩舎が問題。サクラレイコをはじめシンボリ、シャダイの各馬を預かる大の親日家のビアンコーヌ師(※2)、勝負より親睦の臭いが漂つて当然ではないか。もはやオールアロングの新鮮さはなし、まさか、サクラユタカオーを負かしにはるばるやつてきたのではあるまい。

狙いは賞金五千万円以下の招待馬がいい。最もマジだと思うからだ。◎は最低賞金の8枠アレミロード。円の価値を一番知っている馬ではないか。それでいて走る素質は断トツ。近年、まれなハイレベルの英ダービー3番人気、セントレジャー(菊花)2番人気が、それをハッキリ裏打ちする。

それにしても今年のサクラは<ツキ桜>、たとえ府中二四〇〇に散るともピンクはピンク、枠が走るのだ。(清水 成駿)

(※1)ディスカバJ……「ディスカバー・ジャパン」の意。70年代、日本万国博覧会が終了した直後から国鉄が展開した旅行拡大キャンペーンのキャッチコピー。現在、同名の旅行レジャー誌も存在する。

(※2)ビアンコーヌ師……かつて海外遠征中のシリウスシンボリや、「サクラ」冠名でお馴染みの馬主・さくらコマースがフランスで走らせたサクラレイコ等も管理していた。O.ペリエ騎手が若手時代に師事した調教師でもある。


レースは、岡部幸雄騎手が跨ったクシロキングと、アレミロードが後続をやや離して先行する展開。ミホシンザンは3番手、サクラユタカオーはその後ろの外のポジションから。序盤は中団やや後方に位置したジュピターアイランドも徐々に押し上げて直線へ。

直線では粘るアレミロードと、外から迫るジュピターアイランドの叩き合いが長く長く続いたが、最後は外ジュピターアイランドに軍配。日本馬の最高位はミホシンザンで、近2走に続いてまたしても3着(そして次走・有馬記念も3着と、4戦連続3着で86年シーズン終了)。サクラユタカオーは距離の壁に阻まれたか6着に終わり、3年連続日本勢の勝利とはならなかった。


今年のサクラは<ツキ桜>、たとえ府中二四〇〇に散るともピンクはピンク、枠が走るのだ。

この言葉通り、激走を見せたのはサクラユタカオーではなく、サクラと同じピンク帽のアレミロード。

6番人気⑬アレミロードに「孤独の◎」を放ち、対抗◯8番人気⑩ジュピターアイランドとの決着。現在ならかなりの高配当となりそうなところですが、第1回開催時と同様、当時はまだ馬連が導入されておらず。

ジュピターアイランドの同枠(6枠)に2番人気⑨ウェイバリースターが、⑬アレミロードと同枠(8枠)に⑭サクラユタカオーが居たことで、枠連については2番目の人気となり配当は760円。

日本総大将・サクラユタカオーの勝利を信じた方や、人気どころから買っていた方はこの枠順に救われ、穴党派は大いに泣いたとか……。それが当時の馬券でもあるようです。(文:編集部・山本)


1986年11月23日(日)
第6回 ジャパンC(G1)

1着⑩[英]◯ジュピターアイランド(8人気) 2:25.0[レコード]
2着⑬[英]◎アレミロード(6人気) アタマ
3着⑥[日]△ミホシンザン(4人気) 1馬身1/4

単勝 ⑩ 1,490円
複勝
⑩ 760円
⑬ 370円
⑥ 220円
枠連 6-8 760円
(※当時、馬連の発売はありませんでした)


第6回ジャパンC

(クリックして画像を拡大)
【オマケ】当時の紙面より招待騎手紹介部分を抜粋