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競馬コラム

馬場トレンドジャッジ

2015年07月03日(金)更新

今週の馬場傾向【福島・中京開幕!】


【福島芝】


■含水あるが芝の状態よく、先行有利、内有利。


《Aコース1週目。2回福島の開幕週。》
 かつての福島は芝が非常に傷みやすい競馬場だったが、番組編成の見直しによって開催数が大幅に減ったこと、走路の芝がほぼエクイターフに置き換えられたこと、また中京と違って厳寒期の開催がないことなどによってそれほど芝が傷まなくなった。

 今年度に限ると昨年の秋開催はほぼ晴れの競馬ばかりだった。今年に入って1回福島の1週目が雨に当たったが、雨量も8.5ミリと少なめだし、午前中には雨は上がっていたので、芝にとってそれほど大きな負担にならなかった。今回の福島は今期最終開催になるが、芝はそれほど傷んでいない。ちなみにJRA・HPで6月25日に撮影した福島芝コースの写真が見られる。たとえ開幕週であっても春競馬でこれだけ芝がふさふさしているなんて以前の福島だったら考えられなかったことだ。

 今週は梅雨の真っただ中。中間は水曜日に9ミリ降り、金曜日の午前中は降水量にカウントされない程度の小雨が降り続いたが、金曜日正午の馬場発表は『良』。だが土曜日の午前中が雨の予報で、開催が始まるまでには止みそうだが、開催中も曇りで小雨が降ることがありそうだ。良発表でも稍重に近い水分を含んだ馬場である程度時計がかかり0.5秒前後遅い時計になると想定する。日曜日は曇時々晴の予報だが、気温が高いので晴れ間の出方次第で急速に乾くことも考えられる。おおむね曇っていたらタイム差なし、晴れ間が多かったら0.5秒速い前後の時計を想定する。先行有利、内有利。




【福島ダート】


■含水ある速めのダートで先行有利、やや外有利


 中間は水曜日に9ミリ降り、金曜日の午前中は降水量にカウントされない程度の小雨が降り続いたが、金曜日正午の馬場発表はダートも『良』だった。土曜日の午前中が雨の予報だが、開催が始まるまでには止みそうで、降水量も少なそう。悪化しても稍重までと見て、0.5秒前後速いダートを想定する。日曜日は含水のある良で、0.2秒前後速いダートを想定する。先行有利、やや外有利。




【中京芝】


■含水量多めの力のいる芝。内外互角。差し有利


《Aコース1週目。》
 2回中京は今週を含めてAコースを2週使って、残り2週をBコースで行う。秋の未勝利戦がなくなって福島の芝はあまり傷まなくなったのに対して、中京は冬の開催と梅雨時の開催しかないので、今やいちばん芝が傷みやすい競馬場になった。冬の開催が終わってから大急ぎで芝を張り替えして、夏に備えるところとか、やはりものすごく芝が傷みやすかった昔の阪神みたいなことになっている。実際に高松宮記念の週(2回中京最終週)の芝はかなりヘトヘトで、馬群が外を回っていた。

 といいつつ中京の現在芝の写真もJRA・HPで見ることができる。写真で見る限り芝の状態はかなりよく見える。野芝がどれくらい残っているかの判断は難しいが、もう7月で野芝もかなり元気になっているはずだし、中間3~4コーナー内めの張り替えもしているので、全体的に洋芝多めだとしても、4週開催で、Aコース2週、Bコース2週の開催に耐えうる程度の耐久性は十分ありそうな感じだ。

 今週の中京は火曜日5ミリ、水曜日33ミリ、金曜日11ミリ雨が降っていて、金曜正午の馬場発表が『稍重』。だがそれ以降は雨が降ってないはずだし、土曜日も1日中曇りの予報で雨は降らなさそう。であれば土曜日は含水量多めの良で0.3秒前後速い芝と想定する。日曜日は曇り時々雨の予報だが、中京は前線が近いのである程度の降水量があることも考えられる。雨量少なく含水量多めの良のままならばタイム差なし前後の時計を想定する。だが10ミリ以上降って稍重になった場合は0.5秒前後遅くなる可能性もある。内外互角。差し有利。




【中京ダート】


■含水量多く速めのダート。先行有利。やや内有利。


 今週の中京は火曜日5ミリ、水曜日33ミリ、金曜日11ミリ雨が降っていて、金曜正午のダートの馬場発表は『不良』。不良といっても大した雨量ではないし、その後雨は降ってないので、土曜日は重スタートになると思う。土曜日は晴れなさそうだが気温が高いので最終的には稍重まで回復するか。土曜は1.5秒前後速いダートを想定する。日曜は曇り時々雨の予報で降水量次第だが、曇りの状況が大半で砂が乾くようなら0.5秒速い前後の時計に。雨が多くさらに馬場が悪化するようなら2秒前後速い時計になる可能性もある。中京のダートは直線長めの割に不思議と先行有利になる。やや内有利。




【函館芝】


■やや含水のある重い洋芝。土曜は先行有利、内有利→日曜は内外互角、やや先行有利


《Aコース3週目。》
 Aコースは来週(2回函館1週目)まで使われて、残り2週がBコース開催になる。洋芝は野芝と比べると根自体は軟らかいが、根の密度は高い。そのため開幕当初はある程度硬いが、競馬が進むと土が練れてきていかにも洋芝らしい軟らかい馬場になっていく。今年は例年より春の気温が高かったためもともとの芝の状態がよく、1週目は時計も1秒以上速かったが、2週目(先週)早くも雨の開催になった。先週土曜日は朝から小雨が降り続き、昼過ぎに稍重になった。雨量も大したことはなかったし、見た目にもそれほど重くなった印象はなかったが、時計は0.5秒前後遅かった。土曜の夜から日曜の午前中にかけて50ミリ近く降った。雨はいったん止んだが、1時ごろ再び降り始めて芝は1日中水をたっぷり含んだ状態で1.3秒前後遅かった。

 今週中間の函館は梅雨めいたぐずついた天気で、火~木にかけて4~5ミリ前後ずつ毎日雨が降り、金曜日正午の芝の馬場発表は『稍重』だった。4~5ミリの雨というのは通常の散水量とそれほど変わらないものなので、週末晴れれば通常の良と同じように考えていいはず。今週は梅雨の前線の位置がかなり下がっていて、金曜日の午後からすでに晴れているし、おそらく土曜日のアサイチの芝から良とみてよさそう。だが今の函館の日中の最高気温は晴れても20度そこそこなので、本州の野芝の馬場みたいに乾いて速くなるとは考えづらい。土日ともタイム差なし前後の時計を想定する。先週の土曜日はかなり内有利、先行有利だったが、日曜日は馬場悪化と同時にペースが早くなって意外なほど追い込みが決まっていた。今週も土曜の時点では内有利、先行有利、日曜になると土曜に使い込まれた影響が出て内外互角、やや先行有利程度になると考える。




【函館ダート】


■ごく標準的な速めのダート。内有利、逃げ・先行有利


 先週の函館ダートは土曜日が1日中雨、午前中が良、午後が稍重で押しなべて0.3秒前後速かった。土曜の番組終了後から日曜日の朝にかけて50ミリ近く雨が降り、日曜日は不良になって1.8秒近く速くなった。たぶん先週日曜日の時計が現状の函館ダートでいちばん速い時計のはず。

 今週は週日木曜日まで連日5ミリ程度の雨が降り、金曜日正午の段階で函館ダートは『重』。だが金曜日は1日中晴れた。土日は晴れる予報なので、標準的なやや速めのダートになりそう。土日とも0.5秒前後速いダートを想定する。範囲で予報通りならば当然もっと速くなる。雨量次第だが、1.5秒以上速いダートを想定する。内有利、逃げ・先行有利。



プロフィール
城崎哲

1959年栃木県生まれ。競馬雑誌編集者を経て、フリーランスのライターに。 『カリスマ装蹄師 西内荘の競馬技術』により2007年JRA賞馬事文化賞受賞。 まるで学者のように調査対象を多角的に突き詰め、独自の視点から競馬を追及するのが持ち味で、コース予想の分野を切り開いた。 他に『コースの鬼!2nd Editon』、『ハンデキャッパーの方法』など、競馬に関する著作多数。