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競馬コラム

馬場トレンドジャッジ

2016年07月23日(土)更新

今週の馬場傾向【最終週、馬場の消耗度合いは?】

先々々週・先々週の原稿の内容に関して関係者サイドから指摘があったので、最初にそれについて書いておく。

先々々週・先々週の原稿の福島、および中京の記述の中で、ぼくは「イタリアンライグラスを除草した」と書いた。これはJRA-HPの「馬場情報」の中で使われている「更新」という言葉を、素人的にわかりやすく言い換えたつもりだった。

だが関係者によると、福島、中京では除草剤は使ってない。除草という言葉は除草剤を使ったという誤解を生むのでやめてほしい、ということだった。

当欄において重要なのは農薬を使っているかどうかではなく、何らかの方法でイタリアンライグラスの勢力を弱めたことがわかるように書くことだと思うが、素人にわかりやすくても専門家に誤解を与えるとしたらやはりよろしくない。また地元の方への差し障りもあるのかもしれない。

そこで今後同様のことを書くときは、更新(農業機械等を使ってイタリアンライグラスを減らし、野芝が育ちやすくする作業)と、カッコつきで書くことにします。


【福島芝】


■軟らかい馬場 + 内側に傷みあり。やや外有利、やや差し有利


《Bコース2週目》

先週の中間は水曜日に1.5ミリ、木曜日に6ミリ降った。土曜日も一時雨が降ったが降水量は0.5ミリ止まり。マズマズ乾いた状態だったと考えてよさそうだ。土日とも0.3秒前後遅い時計で、想定よりかなり遅かった。開幕週と比べて短期間で遅くなったのはイタリアンライグラスが多めな馬場に積極的にエアレーションして軟らかくしているためだろう。

今週の中間は金曜日の午前中に4ミリ降ったのみ。土曜夜の時点で“良”になっている。週末は曇りがちなものの雨の予報は出ておらず、このまま土日とも良で競馬できるものと考える。芝の含水は多目ではないが、先週の時点でかなり内側に土色が出ていたし、日曜日には早くも外差し傾向が現れていた。今週のBコースはまだ2週目だが、ある程度内傷みを考慮して、逃げ・先行馬への過剰な期待は慎んだほうがよさそうだ。芝に積極的に散水しているし、時計は先週よりさらに少し遅くなって0.5秒前後遅い時計を想定する。やや外有利、やや差し有利。




【福島ダート】


■走りやすい標準的なダート。やや外有利、先行差し互角


先週の中間は水曜日に1.5ミリ、木曜日に6ミリ降った。土曜日も一時雨が降ったが降水量は0.5ミリ止まりだった。だいたい曇ったり晴れたりで、ダートはずっと良だった。この時期の福島はダート戦が少ない上に、とくに土曜日は牝馬戦、新馬戦が含まれていて時計の判断が難しいが、土日とも0.4秒前後速い時計だったと考える。

今週の中間は金曜日の午前中に4ミリ降った。だが土曜夜の時点で“良”になっている。このまま土日とも良で競馬できるものと考える。低温注意の予報が出ているくらいだし、からからのダートにはならないはず。0.3秒前後速い時計を想定する。やや外有利、先行差し互角。




【中京芝】


■正面直線は内が傷み気味だが速い芝。先行差し互角、内外互角


《今週からBコース》

先週の中間は水曜日に14.5ミリ、木曜日に5ミリ降った。馬場発表は土日とも良だった。土日とも1.5秒前後速かった。

先週の金曜日から雨がまったく降ってない。週末の予報は土曜日が曇りまたは晴れ、日曜日は晴れになっている。いずれせよ雨は降らない。中間水はまいたが、含水が残るとは思えない。

先週の競馬を見ると向こう正面やコーナーでは内を走っているのに、G前直線では外に持ち出す競馬が目立った。だがその割に小さめの馬番が健闘していた。JRA-HPを見ると「正面内柵沿いの傷みが広がっています」とある。その記述通り、他のところはそれほど傷んでないが、ホームストレッチの内だけが特に傷んでいると考えるとつじつまが合う。これはおそらく先々週の不良の競馬で傷めたものだろう。1秒前後速い時計を想定する。先行差し互角、内外互角。




【中京ダート】


■乾いているが速めのダート。内外互角、やや先行有利


先週は水曜日に14.5ミリ、木曜日に5ミリ降った。土日の馬場発表は良で行われた。土日とも0.8秒前後速かった。

今週の中間は雨がまったく降ってない。週末の予報は土曜日が曇りまたは晴れ、日曜日は晴れ。先週より乾いたダートで、3場の中でもいちばん乾いたダートになりそう。ただし中京ダートはシーズン終盤で速い時計が出やすい状態。土日とも0.3~0.5秒前後速い時計を想定する。内外互角、やや先行有利。




【函館芝】


■6週目でも乾き気味で速い芝。内有利、逃げ・先行有利


《Bコース2週目》

先週の中間は木曜日の夜に19ミリ降った。日曜日も曇り時々雨で、1.5ミリ降った。馬場発表は土曜日が良、日曜日はヤヤ重だった。時計は土曜日が0.8秒前後速く、日曜日が0.3秒前後速かった。日曜日1.5ミリ程度の降水でヤヤ重から動かなかったのは気になるが、映像で見る限り内を避けている様子はないし、函館記念は逃げて内内を走ったマイネルミラノが直線も内を走って突き放して勝った。芝の状態は上々だ。

今週は日曜日から1.5ミリ、0.5ミリ、6ミリ、0.5ミリ…と降って散水はしていない。だが木、金は降水なく、土日は晴れる予報なので、先週よりも乾いて速い馬場になるハズ。1秒前後速い時計を想定する。内有利、逃げ・先行有利。




【函館ダート】


■乾き気味でやや力の要るダート。逃げ・先行有利、やや内有利


先週は中間の木曜日の夜に19ミリ降った。日曜日も曇り時々雨で、1.5ミリ降った。馬場発表は土日ともずっとやや重だった。また土日とも0.2秒前後速い時計だった。

今週の函館は月曜日に0.5ミリ、火曜日に6ミリ、水曜日に0.5ミリ…と降り、木、金は晴れて、金曜日の時点で馬場状態は“良”だった。土日は晴れる予報なので、土日とも良の競馬になりそう。今年の函館ダートは含水多目の日が多かったが、昨年の競馬終了後にクッション砂を洗浄しているので、砂が乾くと多少遅くなる可能性がある。タイム差なし前後の時計を想定する。逃げ・先行有利、やや内有利。



プロフィール
城崎哲

1959年栃木県生まれ。競馬雑誌編集者を経て、フリーランスのライターに。 『カリスマ装蹄師 西内荘の競馬技術』により2007年JRA賞馬事文化賞受賞。 まるで学者のように調査対象を多角的に突き詰め、独自の視点から競馬を追及するのが持ち味で、コース予想の分野を切り開いた。 他に『コースの鬼!2nd Editon』、『ハンデキャッパーの方法』など、競馬に関する著作多数。