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競馬コラム

馬場トレンドジャッジ

2015年03月28日(土)更新

今週の馬場傾向【天候に左右される状態】


【中山芝】


■土曜は先行差し互角。内有利。日曜に雨が降れば先行有利、外有利    


《Aコースの5週目。Aコース使用の今季最終週。》
 先週の土曜日は「外差し有利」と書いたのに内ぴったりを通った逃げ馬が4戦中2勝2着1回3着1回だった。芝が乾いて速くなっていたのに内が傷んでいたことを過大評価してしまいました。スイマセン。

 外差しになりつつあるように見えた先々週は速めの競馬が多かったのに対して、先週の土曜日はスロー目のレースが多かった。それが前残りばかりになったもう一つの原因だ。日曜日はペースが再び速まって先行差し互角だった。まだ外差しの馬場になるまで至らず、ペース次第でどっちにでも転ぶ標準的な馬場だったわけだ。時計的には土曜日がタイム差なし、日曜が0.4秒前後速かった。ちょうど芝が乾いた分だけ速くなっていた感じ。

 先週は木曜日に6.5ミリ雨が降って金曜日正午の馬場発表は「稍重」だったが、今週は金曜日時点で「良」。日曜日の天気は多少怪しいものの、土曜日はほぼ晴れそう。木曜日に散水しているが大勢に影響なく、先週よりも含水が少ないハズで、時計はさらに速くなり、0.4~0.8秒速い前後になると見込む。土曜は先行差し互角。内有利。日曜に雨が降らなければほぼ同様の傾向だが、雨が降ればれば先行有利、外有利になる。




【中山ダート】


■土曜は乾いたダートで先行有利、やや内有利、日曜に雨が降れば先行有利、内外互角。


 先週は木曜日に6.5ミリ雨が降って金曜日正午の馬場発表は「稍重」。土曜日は1.2秒強速く、日曜日は午前中が1秒前後速く、午後に良になってからは0.2秒前後速かった。今週は金曜の馬場発表が「良」。土曜は良で乾いたダートになることはほぼ間違いない。0.2秒前後遅いダートになると見込む。先行有利でやや内有利。日曜は、雨が降らなければ土曜と同じだが、5ミリ程度の雨が降れば先行有利、内外互角になる。




【阪神芝】


■晴れれば先行差し互角、内外互角、雨が降ればやや外有利に


《Aコースの5週目》
 秋競馬開始以来の阪神のAコース使用はすでに18日になった。しかも秋以来の阪神開催では先々週、先週も含めてAコースが雨に当たることが多かった。JRA・HPに「全体的に内柵沿いは傷みが出ています。また、正面直線の傷みも広がってきました」とあるが、洋芝がよく伸びているのでモニターでは芝の傷みがほとんど見えない。

 阪神の芝はエクイターフではないものの、丈夫さに定評のある九州産の芝で、しかもAコースの芝は毎年ほとんど張り替えなしなので、路盤への根付き方がしっかりしている。また最近急速に気温があがって芝の元気度も増しているし、コーナーに内外回りがあることが傷みの進行をかなり遅くしている。先週は土日とも0.8秒前後遅い程度だったが、なか日にまとまった雨が降って含水の多い良だったのにこの時計なら、この際芝の傷みが進行中であることはひとまず忘れたほうがいいかもしれない。

 今週はなか日に雨が降らず、少なくとも土曜は晴れて乾いた芝になり、先週より速くなることは間違いない。タイム差なし~0.3秒速い前後の時計になりそう。先行差し互角、やや内有利。日曜も雨が降らなければ同様だが、10ミリ以上降れば内が緩んでやや外有利になる可能性がある。




【阪神ダート】


■降らなければ先行有利、内外互角、降ればやや差し有利、やや外有利


 構造上はどの競馬場のダートも同じはずなのだが、先週の中山は木曜日に6.5ミリ降って日曜日の午前中いっぱい稍重だったのに対して、先週の阪神は水曜に36ミリ、木曜に21.5ミリ降って日曜日は朝から良になった。阪神のダートは不思議に水はけがいいような感じだ。

 先週の土曜日は重→稍重で、0.7秒ほど速かった。日曜日は良で0.5秒ほど速かった。今週の土曜日は乾いた力の要るダートになりタイム差なしと想定。先行有利、内外互角。日曜は午前中に雨が降る可能性があるが、降らなければ土曜と同様、10ミリ程度降れば0.5秒前後速くなりやや差し有利、やや外有利になる。




【中京芝】


■雨が降ると前が流れ込むレースになる可能性も


《Aコースの3週目。2回中京最終週。高松宮記念がある。》
 中京は12月の開催で6日間Aコースを使い、1月の開催で4日間Bコースを使って、今回Aコース戻しての3週目になる。2つしかないコースを交互に使用する芝コースでは、通常使い込んでいくほどAコースのほうが比較上状態がよくなる。しかも阪神はAコース開催が雨に当たることが多かったが、中京は逆にBコース開催が雨に当たることが多かった。

 中京は本州の第3場に当たるため、障害戦を一手に引き受けて、3週の間に7戦も消化しなければならない。馬が走るたびに土くれが飛んで芝が傷んでいることは隠しようもないが、平地レースで傷むのと違い、障害戦による芝の傷みは内に集中しないで幅広く傷む。現状の芝にグリーンベルトがあるとまではいえないが、そのためいかにも傷んでいるようでも外差しにはならない。

 先週は水曜日に23.5ミリ降って、土曜は1日中稍重だったが、1.4秒前後遅い芝、日曜は1秒前後遅い芝だった。今週も土曜に障害戦が2レースあり、芝はさらに傷むが、土曜は乾いた芝なので時計は速くなると考え、0.5秒前後遅い芝と想定する。先行差し互角、内有利。日曜にどうなるかは雨次第だが、10ミリ程度の雨でも現状の芝の状態から1秒以上遅い芝になりそうで、G1の速い流れになると、前バテ後ろバテで流れ込みのレースになる可能性もある。




【中京ダート】


■雨が降るまではかなり力が要る。先行差し互角、内外互角


 先週は水曜日に23.5ミリ、木曜日に8ミリ降り、土曜が0.2秒程度速く、日曜が0.2秒前後遅かった。

 今週はここまで9日間雨が降っていない。土曜日のダートが乾いてカラカラになるのはほぼ間違いない。中京は開催数が少ないので芝とは違ってダートの傷みは少なく、土曜日の乾いたダートはかなり時計がかかるはずで、1秒前後遅い時計を想定する。先行差し互角、内外互角。日曜日は雨が降るかもしれないが、ある程度乾いているダートはそう簡単には速くならない。いちおう10ミリ程度の雨でタイム差なし前後の時計を想定する。



プロフィール
城崎哲

1959年栃木県生まれ。競馬雑誌編集者を経て、フリーランスのライターに。 『カリスマ装蹄師 西内荘の競馬技術』により2007年JRA賞馬事文化賞受賞。 まるで学者のように調査対象を多角的に突き詰め、独自の視点から競馬を追及するのが持ち味で、コース予想の分野を切り開いた。 他に『コースの鬼!2nd Editon』、『ハンデキャッパーの方法』など、競馬に関する著作多数。