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競馬コラム

馬場トレンドジャッジ

2016年08月27日(土)更新

今週の馬場傾向【今週も天気に注意】


【新潟芝】


■直線はある程度外に持ち出した馬のほうが伸びる。やや外有利。やや差し有利


《Aコース5週目》

先週は月曜日に6ミリ、水曜日に40.5ミリ降ったが、金曜日正午の馬場発表の時点ですでに良だった。あっという間に水はけしてしまったのだろう。週末雨が降るリスクがあると思われたが、結局土日とも降らなかった。土日とも0.7秒前後速かった。新潟の芝の時計は夏新潟の開幕当初からほとんど変わっていない。

今週は月曜日に25ミリ、火曜日に4ミリ降り、それ以降は晴れ…という、ほぼ先週と同じ経過をたどったが、金曜日は昼頃から小雨が降り続き、土曜朝までに合計10ミリ程度降るようだ。ただし雨は午前中には止んで、その後は晴れる予報だ。そうなると乾くのも早いだろうから、土曜朝までの雨による緩み等はそれほど考えなくてよさそうだ。

全体的な時計は先週までと比べて大きく変わらないと考えて、0.5秒前後速い時計を想定する。ただし直線はある程度外に持ち出した馬のほうが伸びる感じ。適度に土が締まって差せる場になってきた印象。やや外有利。やや差し有利。




【新潟ダート】


■標準的な速さのダート。やや外有利、やや先行有利


先週は月曜日に25ミリ、火曜日に4ミリ降ったが、乾きが早く、金曜日正午の時点で馬場発表は良だった。土日とも0.2秒前後速い時計だった。新潟のダートの時計は開幕当初からこの程度で、時計のブレが少ない。

今週は月曜日に6ミリ、水曜日に40.5ミリ降り、金曜日正午の時点の馬場発表が“良”になった。土曜の朝の時点で小雨が降っているが、その後は晴れが見込めるので、ダートの乾きも早いハズ。良のまま競馬になるのではないか。土日とも0.2秒前後速い時計を想定する。やや外有利、やや先行有利。




【小倉芝】


■コース替わりの恩恵は土曜日だけ。日曜は内を避ける競馬に。やや先行有利、内外互角


《今週からBコース》

開幕1週目からずっと雨が降っていない状態で、1週目ほぼタイム差なし→2週目0.6秒前後遅い→3週目0.8秒前後遅い→4週目(先週)は1秒前後遅かった。芝の時計がこんな風に線形で遅くなるのは意外と珍しい。芝の傷みが進んでいることは間違いないが、まったく雨が降ってないので、雨降って地固まることがなく、開催前にシャタリングをかけたままの状態がある程度保たれてきたのかもしれない。だが今週の日曜は久々に雨になる予報が出ている。芝の状態は変わるはずだ。

ただし今週の金曜日に5ミリ降った影響はほとんどないと思う。土曜の日中は晴れの予報だし、内の傷みがBコース替わりでカバーされれば、時計がかなり戻るハズ。土曜日はタイム差なし前後の時計になると考える。先行有利、内有利。

予報通りなら土曜の夜半から雨になり、日曜日は一日中雨になりそうだ。日本海側に長く伸びた前線による雨で、台風の雨ではないが、それでもある程度まとまった量になりそう、コース替わりがなければ芝が一気に傷んでも不思議ないところ、コース替わりによってかなり持ちこたえるはずだが、それでも最内には傷みが残っているだろうから、日曜の開催中雨が降り続けば次第に外に避ける競馬になっていきそうだ。日曜は0.5秒前後遅い時計を想定する。やや先行有利、内外互角。




【小倉ダート】


■日曜にまとまった雨が降って速くなる。やや内有利、先行差し互角


先週は4週間程度雨が降ってない状態で、土日とも晴れ。カラカラのダートで、土日とも0.1秒前後遅かった。この時計は夏小倉の開幕週からほとんど変わっていない。

今週は金曜日に5ミリ降ったが、金曜日正午の馬場発表が"良"だったことからも、それほど大きな影響はないだろう。ただし、先週までの時計が「乾きすぎて底着きがよくなって速くなっていた」のならば、少し含水したことで逆に遅くなる可能性もある。ここではその考え方を採用して、0.5秒前後遅い時計を想定する。

予報通りなら土曜の夜半から雨になり、日曜は一日中雨になりそうだ。であれば普通に速くなると考えて、1秒前後速い時計を想定する。やや内有利。先行差し互角。




【札幌芝】


■コーナー内に傷みがあるものの、やや先行有利、やや内有利


《Cコース2週目》

先週は火曜日に33ミリ、水曜に88.5ミリ、土曜に40.5ミリ、日曜に4.5ミリ降った。土曜は昼から降り始めて良→稍重→重と馬場変化した。Cコース替わりしたばかりだったこともあり、土曜の午前中(雨が降る前)は1秒強速い時計だった。雨が降り始めると敏感に応答し、土曜競馬終了時点で1.5秒前後遅い時計になった。さらに日曜日は2秒前後遅い時計になった。

日曜の9R頃までは芝の傷みはあまり見えてなかったが、最終レース頃には内めの走路の傷みが見え始めていた。JRA-HPの『馬場情報』欄にも「3~4コーナー内側の傷みが進んでいます」とある。

今週の中間は月曜に15ミリ、火曜に32.5ミリ降った。今の季節は乾きが早いし、この雨は馬場を軟らかくする以上に、芝の回復を促す効果がある。今週は土日とも晴れで開催できるので、時計はある程度戻るハズで、タイム差なし~0.5秒遅い時計を想定する。

札幌のコースはコーナーの占める割合が大きいので、コーナーの内が傷んだ影響はかなりあるが、先週の競馬を見ると外差し傾向があったのは土曜日だけで、芝が稍重に回復した日曜日にはもうそうでもなくなっていた。今週はさらに芝が乾くわけだから内の傷みを過大評価しないほうがいい。やや先行有利、やや内有利。




【札幌ダート】


■適度に乾いた標準的なダート。逃げ・先行有利、やや内有利


先週は火曜日に33ミリ、水曜に88.5ミリ、土曜に40.5ミリ、日曜に4.5ミリ降った。土曜の3・4Rは稍重、6Rから不良になった。不良になって以降は1.5秒前後速い時計になっていた。日曜日は一日中重で、一日中1.5秒前後速い時計だった。

今週は月曜に15ミリ、火曜に32.5ミリ降ったが、金曜日正午の段階で"良"になっていた。土日とも晴れが見込める。0.5秒前後速い時計を想定する。逃げ・先行有利、やや内有利。



プロフィール
城崎哲

1959年栃木県生まれ。競馬雑誌編集者を経て、フリーランスのライターに。 『カリスマ装蹄師 西内荘の競馬技術』により2007年JRA賞馬事文化賞受賞。 まるで学者のように調査対象を多角的に突き詰め、独自の視点から競馬を追及するのが持ち味で、コース予想の分野を切り開いた。 他に『コースの鬼!2nd Editon』、『ハンデキャッパーの方法』など、競馬に関する著作多数。