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競馬コラム

馬場トレンドジャッジ

2016年04月30日(土)更新

今週の馬場傾向【春天は程よく柔らかい馬場で】


【東京芝】


■内に目に見えないグリーンベルトがある。内有利。先行差し互角


《Aコース2週目》

Aコースは昨年秋しょっぱなの4回東京開催で7日間使われたが、その間大きく傷むことはなかった。それに対してAコースが約半年休んでいる間にB~Dコースは競馬に使われてそれなりに傷んだ。今の時期は全面的に洋芝が伸びているので見かけ上は内も外もきれいに芝が生えているが、その中でもいちばん内の状態がいいことは間違いない。逆に寒い時期に使われたDコース(内から9m以上外側)の状態がいちばん悪い。したがって今どきの東京開催は内に目に見えないグリーンベルトがあると考えていい。

1回東京が終わってから2カ月のインターバルの間にエアレーション作業を行った。昨年の秋以来東京でエアレーションするのはこれで2回目になる。1回東京の芝も相当軟らかそうだったが、今の時期は気温が上がって芝の根が張り詰めてくるので、エアレーションをやってなければ少し速くなる可能性があった。だが、エアレーションを実施したことで時計的な面では昨年秋程度の速さを保っていると考えてよさそうだ。

先週の中間は雨がほとんど降らなかったが、エアレーションと散水の効果が相俟って芝はそれほど速くならず、土曜日は0.5秒前後速く、日曜日はタイム差なし前後だった。芝の状態は上々で内有利も顕著だった。

今週の中間は木曜日に21.5ミリ降り、金曜日正午の馬場発表は稍重だった。今週末は土日ともきれいに晴れそうで、土曜の朝一から良になると考える。先週並に土日ともタイム差なし前後の時計を想定する。まだ内の有利さは残っているハズ。先行差し互角。

ダービーの前哨戦である青葉賞はダービーと同じ東京の芝2400で行われる。同コースは有利不利が少ないコースと言われることが多いが、実際はかなり内有利だ。しかも今の時期は内の芝がいいのでさらにその傾向が強い。




【東京ダート】


■標準的な速さの良のダート。内外互角、やや先行有利


先週の中間は木曜日に2.5ミリ降り、金曜日正午の時点で稍重発表だったが、土曜は朝から良だった。土曜が0.6秒速く、日曜はタイム差なしだった。

今週は木曜日に21.5ミリ降り、金曜日の正午の時点で重だったが、土曜はよく晴れたので砂はかなり乾いたはず。土日とも晴れの予報で、土曜の朝一から良になるものと考える。標準的な速さの良のダートで、先週の日曜並にタイム差なし前後の時計を想定する。内外互角、やや先行有利。




【京都芝】


■状態よく路盤も軟らかめ。内有利、先行差し互角


《Cコース2週目》

京都は昨年の秋以来A(9日)→B(4日)→C(5日)→A(8日)→B(7日)とローテーションしてきて、再びCコースに戻った。秋に良馬場で5日しか使われていないCコースの状態は上々。また東京と違って外のコースを使ってから内に戻すのではなく、まだCコースまでしか使われてない。そのため今時期の京都は外に行くほど芝が良くなる。だが今は内の芝の状態がよすぎるのでまだ当分内有利はずだ。

先週な木曜日に13ミリ降り、金~日にかけて小雨が降った。馬場発表は良だったが、やや含水ある良だった。土曜日は0.5秒速く、日曜日はタイム差なしだった。

今週は水曜日に4ミリ、木曜日に14ミリ降り、金曜日正午の馬場発表が“稍重”だった。だが土日とも晴れそうで、土曜の午前中から良になる可能性が大きい。土日とも0.5秒速い前後の時計を想定する。内有利、先行差し互角。

天皇賞春に関連付けできるレースの筆頭が菊花賞だと思う。2014年の菊花賞はレコード決着になったが、そんなに芝が速かったわけではなく、現在の芝と同じくらいの速さだった。その菊花賞で3着した後、連勝を続けているゴールドアクターが30日早朝の段階で1番人気。勢いもあるし血統的にも魅力的だが今の芝で17番枠はかなり不利だ。

菊花賞を勝ったキタサンブラックの2番人気も妥当ではあるが、菊花賞と春の天皇賞ではスタミナの要求度が一段違う。終わってみたら「やっぱりそうだったか」と言えそうな馬が何頭もいる状況で、波乱含みだ。ぼく自身は2番トゥインクルと9番シュヴァルグランに魅力を感じる。




【京都ダート】


■含水あって速めのダート。やや内有利、先行有利


先週は木曜日に13ミリ、金~日にかけても0.5ミリずつ降った。週末は晴れ間もあったが、土曜はずっと稍重のまま、日曜も5Rまで稍重で、それからやっと良に回復した。土日とも1秒前後速い時計だった。

今週は水曜日に4ミリ、木曜日に14ミリ降った。金曜日正午の段階でダートの馬場発表は重だった。だが天気のはっきりしなかった先週と違って今週の週末は2日とも晴れそうなので、土曜の午前中に良に回復すると考える。土曜日はまだ含水が残って0.5秒前後速い時計、日曜は砂が乾いてタイム差なし前後の時計を想定する。やや内有利、先行差し互角。




【新潟芝】


■成長ムラはあるが、状態よく軟らかい芝。先行差し互角、内外互角


《Bコース1週目。開幕週》

関東・関西ではもうとっくに春になっているが、新潟は3月中前半まで雪が降ることがある。そのため野芝の始動が遅く、この時期の芝はまだ生育途上だ。とはいえ、今年の気温の立ち上がりは例年より早かったので、多少のムラはあったとしても、それなりに状態になっていることは期待できる。昨年の秋の開催終了後にエアレーション作業を行っているので、芝の軟らかさも確保されているはず。

今週は火曜日に散水し、木曜日に15.5ミリ降った。金曜日も小雨が降り、金曜正午の時点の馬場状態は稍重だった。土曜の午前中は晴れるが昼から曇り始めて、土曜の夜から日曜にかけて雨という予報になっている。土曜は稍重→良と推移して、タイム差なし前後の時計になるものと想定する。日曜は重以上になる見込みで、0.5秒前後遅い時計を想定する。先行差し互角、内外互角。




【新潟ダート】


■締まって速いダート。やや外有利。やや先行有利


今週の木曜日に15.5ミリ雨が降り、金曜正午の馬場発表が重だった。明日の午前中は晴れそうなので稍重くらいまで回復しそう。だが金曜の降雨ですっかり濡れているのでダートは速く、0.5秒前後速い時計を想定する。だが日曜は開催中雨が降り続く予報で、重以上の速いダートになる。1.5秒前後速い時計を想定する。やや外有利、やや先行有利。



プロフィール
城崎哲

1959年栃木県生まれ。競馬雑誌編集者を経て、フリーランスのライターに。 『カリスマ装蹄師 西内荘の競馬技術』により2007年JRA賞馬事文化賞受賞。 まるで学者のように調査対象を多角的に突き詰め、独自の視点から競馬を追及するのが持ち味で、コース予想の分野を切り開いた。 他に『コースの鬼!2nd Editon』、『ハンデキャッパーの方法』など、競馬に関する著作多数。