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競馬コラム

馬場トレンドジャッジ

2017年02月25日(土)更新

開幕週、中山・阪神の馬場は?【今週末の馬場傾向予測】


【中山芝】


■見かけ以上に張り詰めた絶好芝。やや内有利、やや差し有利


《Aコース1週目》

今の中山芝は、洋芝のあるところとないところ(=枯れ色の野芝がむき出しているところ)がまだらになって、傷んでいるように見えるかもしれないが、実際には、ベストの芝の状態であることは断言していい。

12月の開催でAコースが使われてからCコース開催を挟んで約2カ月あったが、Cコース開催だからといって内だけ寒冷紗をかけるわけにはいかない上、今年の冬は寒かった。そのため洋芝の伸びがイマイチ。だがJRA-HPの「馬場情報」欄には「開催前に芝馬場のクッション性確保のためエアレーション作業を実施しました」とある。よほど芝の状態が良くなければ今の時期にエアレーションはやれない。

今開催はCコース→Aコース戻しによって内6mが開放される。だがこれまでAコースは9日間、Bコースも10日間使われているので、芝の見かけと同様、グリーンベルト的なものはできていないと考えていい。またエアレーションの効果により、いわゆる「硬い」「速い」芝でもない。

木曜日に1.5ミリ雨が降った影響はほとんどないはず。週末は晴れが期待できるし、開幕週の芝である以上それなりには速く、ある程度は「前が止まりづらい」状態でもある。秋以来の中山でいちばん速かったのは9月だから、ほぼその当時くらいの速さと考えて、土日とも0.5秒前後速い時計を想定する。やや内有利、やや先行有利。



【中山ダート】


■乾き気味のやや力の要るダート。やや外有利、やや先行有利


字義の由来はおいといて、最近の気候は暖かい日と寒い日が交互にやってくるという意味で“三寒四温”になっている。だが寒いといっても下がっても1~2℃までで、2週間前のように氷点下まで下がることはない様子。氷点下に下がらなければダートの水分は凍らないので、凍結防止剤はまく必要がない。

先々週凍結防止剤をまいたが、2月20日に16.5ミリの降水があったので、砂中の凍結防止剤はほぼ流れてしまったはず。冬であっても通常のダートに戻っていると考える。

23日に1.5ミリ降り、金曜日夜~土曜日朝の馬場発表は『稍重』だったが、土曜の朝から晴れが予想されるので、良まで回復すると想定する。タイム差なし前後の時計を想定する。やや外有利、やや先行有利。



【阪神芝】


■洋芝が元気になって芝の耐久性アップ。先行有利、内有利


《Aコース1週目》

昨年秋の阪神はやや雨にたたられることが多かったが、12月はまだ真冬ではない分芝はもちこたえていた。阪神にはA・Bコースしかなく、しかも夏の養生期間も短いのに、意外と芝が傷まないのは、内・外回りの存在に加えて、1・2月の開催がないからだ。

寒地系の芝にとっても1月2月の気温は寒すぎるが、今週になって気温が上がった。今の気温なら洋芝はかなり元気になるハズ。また秋の洋芝は発芽してまだ2~3カ月しか経ってない若芽だが、今時期の洋芝は冬を越して根張りもよくなっている。

阪神にはA・Bの2コースしかないので、それらを交互に使い分けして、開催の前半はAコース、開催の後半にはBコースを使うことがほとんどだ。Aコース開催のときは当然Bコースも走る。Aコース開催のほうが多少多い程度で使い分けするので、後の開催になればなるほどBコースのほうが傷みやすくなる。

秋→夏の1サイクル5開催のうち、今開催はまだ3開催目だが、それでもBコース(=コースの外側)よりAコース(=コースの内側)のほうが傷んでいる可能性はほとんどない。

阪神は中山よりインターバルが長いのにエアレーションはしていない。ベースの野芝が中山ほど丈夫でないためだが、それを差し引きしても、多少固めな作りになっていると考えるべきだろう。ただし今週は水曜から木曜にかけて29ミリ降り、金曜日夜の馬場発表が『稍重』だった。含水高めで差し引きちょうどいいくらいの硬さになっているハズ。土日とも良で0.5秒前後速い時計を想定する。先行有利、内有利。




【阪神ダート】


■良でもやや軽めなダート。やや内有利、やや先行有利


昨年の阪神のダートは稍重以上になることが多かったことを考慮しても、時計がやや速めだった。これは小さ目の粒径の砂の配合比を増やしているか、あるいは砂質がやや軽めになっているかのどちらか。馬場造園課が意図的にそうしているというより、同じ青森砂でも購買時期によって砂の組成が多少違ってしまうということなのだと思う。

それをどう馬券に生かすかは微妙だが、4大場の中ではもっとも速い・軽いダートになっているとはいえるかもしれない。

今週は水曜から木曜にかけて29ミリ雨が降った。金曜日夜の馬場発表は重。土曜日は朝から晴れるとしても午前中のレースは稍重で、良に回復するのは午後からだろう。昨年の秋並みの速さを継続すると考えて、1秒前後速い時計を想定する。日曜日は朝から良を想定し、0.5秒前後速い時計を想定する。やや内有利、やや先行有利。




【小倉芝】


■上々の芝のBコース替わり。内外互角、やや先行有利


《今週からBコース》

先週は金曜日の午前中に5ミリ降っただけで、週末はいずれも晴れ、良の開催になった。土日とも0.4秒前後遅い時計になった。

今週は水曜日夜から木曜朝にかけて23ミリ雨が降った。だが金曜夜の時点で『良』発表になっている。小倉はやや雲が多そうだが雨は降らない予報で、気温も十分上がっている。先週同様に適度に含水のある状態のいい芝で、Bコース替わりで芝がよくなることも考慮して、0.2秒前後速い時計を想定する。内外互角、やや先行有利。




【小倉ダート】


■凍結防止剤の入っていない標準的なダート。やや先行有利、内外互角


先週はまだ砂中に凍結防止剤が残っている状態で、金曜日に5ミリ降り、土曜の1・2Rが稍重、その後はずっと良だった。土日ともやたらスローペースが多く、時計評価は難しいが、最初から最後まで0.2秒前後遅かったと考える。

今週は水曜日夜から木曜朝にかけて23ミリ雨が降った。この雨で凍結防止剤はほぼ流れたと考える。金曜夜の時点で馬場発表は『重』。土日は雲が多そうだが、基本的には晴れで、本州と比べるとさすがに気温も高いので、土曜中に良馬場になると想定する。土日とも0.2秒遅い時計を想定する。やや先行有利、内外互角。



プロフィール
城崎哲

1959年栃木県生まれ。競馬雑誌編集者を経て、フリーランスのライターに。 『カリスマ装蹄師 西内荘の競馬技術』により2007年JRA賞馬事文化賞受賞。 まるで学者のように調査対象を多角的に突き詰め、独自の視点から競馬を追及するのが持ち味で、コース予想の分野を切り開いた。 他に『コースの鬼!2nd Editon』、『ハンデキャッパーの方法』など、競馬に関する著作多数。