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競馬コラム

馬場トレンドジャッジ

2019年02月02日(土)更新

先週の東京開催を見て感じた変化

土曜は高気圧に覆われて3場とも晴れそう。だが日曜には北西から低気圧が近づく。東京は一日中晴れるが、京都と中京は午後になると雲が増える。そのうち京都はメーンレース前後で雨が降る可能性がある。3場とも風は強くなさそう。


【東京芝】


■やや含水多めでも充実した絶好芝、先行有利、内有利


《Dコース2週目》


先週は1カ月以上雨が降ってない状況だったが、金曜に散水したことで土曜の含水率(ゴール前)が12.8%になり、土曜は0.2秒前後速い時計になった。日曜の含水率(ゴール前)は15.4%で、0.3秒前後速い時計になった。JCの日の時計が2秒近く速かったことを考えれば、休みを挟んでいきなり遅くなったことになる。土曜に散水したとは『当日情報』欄には書いてないが、雨が降っていないのに大幅に含水率が増えているのだから、やはり散水したのだろう。

これは馬場造園課が方針転換する前触れかもしれない。アーモンドアイの2分20秒6というレコードがもたらした影響は間違いなく大きかった。そしてあの時計がもっともショックだったのは馬場造園課だったハズだ。

あの日も2週間ほど雨が降らず、かなり乾燥した馬場だった。だが馬場造園課は対外的に「人為的な馬場状態の操作はしない」という方針を掲げていたため、金曜の散水はしたが、土曜の散水を見送ってしまった。JCのメンバーからいって、散水のあり・なしにかかわらずレコードは出たと思うが、それにしてももう1秒くらい遅い時計になっていたと思う。

個人的な意見だが、コースが閉じたループになっている日本の競馬場に開放型の欧州の競馬場のような高低差ができないことは構造上やむをえない。しかも競馬場の芝に野芝を使っている国は日本だけだ。それに対して他の国の競馬場で使われている芝は、暖地型であれ寒地型であれ、野芝ほど強い横の地下茎を持っていない。だからいくら路盤の土を軟らかく耕そうが、日本の競馬場の芝がある程度速いのはやむをえないのだ。

であればやはりリミッターの思想を導入するしかないのではないか。要するに「芝が限度以上に乾燥して速くなりすぎると考えられるときは、散水によって馬場硬度をコントロールすることがあります」…と方針転換するのだ。むしろそういう管理のほうが世界標準に近いハズ。先週の東京の時計を見てそうなりそうな気配感じた。

さて、今週は木曜に10ミリ降った。先週より多少含水多めになるハズだが、芝自体は真冬の芝にはとても見えないほど充実している。土・日とも良で0.2秒前後速い時計を想定する。先週に引き続いて先行有利、内有利。



【東京ダート】


■含水ある馬場+凍結防止剤→時計がかかるダート、先行差し互角、やや外有利


先週は1カ月以上雨が降ってない状況で、ダートはカラカラだった。土・日とも1秒前後遅い時計になった。

先週の予想段階では砂がカラカラではじけやすいため、蹄が底付きしやすくなって、逆に速くなるのではないか、と考えたが、やっぱりというか、普通に遅い時計になってしまった。あれこれ考えてもなかなかダートの時計は当たらない。

ひょっとすると先週のダートも凍結防止剤入りだったのかもしれない。馬場造園課の立場としては、凍結防止剤が入ったことでダートの性質が変わるということは認めてないし、また1月17日以前の作業内容についてはこちらから確かめるすべはないからだ。

だが今週の金曜に凍結防止剤がまかれたことは確実だ。もしかすると金曜に雨が降ったことで凍結防止剤が流れるのを心配したのかもしれない。いずれにせよ今週は凍結防止剤が吸水してまともに遅くなってくれそうだ。

木曜に10ミリ降り、金曜時点で含水は11%。土・日とも雨が降らないものと考えて、土曜は稍重→良、日曜は良を想定し、いずれも1.5秒前後遅い時計を想定する。先行差し互角、やや外有利。



【京都芝】


■路盤が軟らかく時計がかかり気味、やや内有利、先行差し互角


《Bコース2週目》

先週の中間に雨は降らなかった。土曜の午前中と開催終了後に小雪がパラついたようだが、土曜より日曜のほうが含水率が低くなり、日曜の朝の含水率(ゴール前)が7%とカラカラに近かったことを見ても、雪の影響はほとんどなかったと考えてよさそうだ。土曜は良で1.3秒前後遅く、日曜は良で0.6秒前後遅かった。

全体が軟らかめのセッティングのため含水率の割に時計はかかっている。土曜の時計がとくに遅かったのは北西の風(3~4コーナーで向かい風)が強かった影響も多少ありそうだ。だが内側の芝がとくに傷んでいるムードはなく、内外はイーブンの印象。

今週は木曜に11ミリ降った。土曜は晴れで競馬できそう。日曜は午前中晴れるも、昼過ぎから雲が増え、メーンレース前後に小雨がパラつく可能性がある。いずれにせよ土・日とも良を想定し、1秒前後遅い時計を想定する。やや内有利、先行差し互角。




【京都ダート】


■含水高めで遅いダート、やや内有利、やや逃げ・先行有利


先週は中間に雨が降らなかったが、土曜の午前中と開催終了後に小雪がパラついたようだ。土曜は良で1秒前後遅い時計だった。日曜も良で1.3秒前後遅い時計だった。

このところ「なんでこうなるの?」的なダートの時計の動きに頭をひねっていが、このところの時計のかかり方をみると、東京と同様に、京都の砂にも凍結防止剤が入っていると考えたほうがよさそうだ。たぶん12月の作業中にまいたのだろう。そう考えれば降雪の可能性があった先週に凍結防止剤をまかなかったことの辻褄が合う。その後雨も降ってないので凍結防止剤が流れることもなく、少しずつ時計が遅くなっていったのだろう。

今週は木曜に11ミリ降った。気温が低いので水分が飛びづらく、土曜はこのまま稍重で行われると考える。日曜は稍重→良という推移で、土・日とも1.5秒前後遅い時計を想定する。やや内有利、やや逃げ・先行有利。



【中京芝】


■軟らかいセッティングだが芝は上々、やや外有利、やや差し有利


《Bコース3週目》

先週の中間は雨が降らなかった。土・日もよく晴れた。だが土・日とも強い北西の風(3~4コーナーで向かい風)が吹いた。4レース中3レースがスローペースだった土曜の時計は判断材料にならないが、日曜にはスローのレースがなかった。土・日で大きく馬場状態が変わる材料もなさそうなので、日曜の時計に合わせて土・日とも0.5秒前後速かったと考える。

昨年の同時期に比べると今年の中京の時計はかなり速い。芝は上々で、レースを見ていても内の馬が垂れる感じがない。ただし今週はBコース3週目の上に、含水率がかなり高くなる。その一方で、今週風があまりないため、時計への影響が相殺しあいそう。

今週の中間は木曜に15.5ミリ降った。土曜は晴れ、日曜も午前中は晴れ、午後は雲が広がるが雨は降らないものと考える。土曜は稍重→良、日曜は良を想定し、いずれもタイム差なし前後の時計を想定する。やや外有利、やや差し有利。



【中京ダート】


■凍結防止剤が吸水して力の要るダート、やや内有利、やや先行有利


先週は中間に雨が降らず、カラカラに近い状態だった。土・日とも良で、土・日とも0.9秒前後遅い時計だった。土・日とも北西の風(3~4コーナーで向かい風)が強かったので、その分多少遅くなった可能性はある。

今週は木曜に15.5ミリ雨が降った。先週の木曜にまいた凍結防止剤が吸水して時計がかかるようになるハズだ。土曜は晴れ、重→稍重という推移を想定し、1秒前後遅い時計を想定する。日曜は稍重を想定し、1.5秒前後遅い時計を想定する。やや内有利、やや先行有利。



城崎哲

JOSAKI TETSU

1959年栃木県生まれ。競馬雑誌編集者を経て、フリーランスのライターに。 『カリスマ装蹄師 西内荘の競馬技術』により2007年JRA賞馬事文化賞受賞。 まるで学者のように調査対象を多角的に突き詰め、独自の視点から競馬を追及するのが持ち味で、コース予想の分野を切り開いた。 他に『コースの鬼!2nd Editon』、『ハンデキャッパーの方法』など、競馬に関する著作多数。

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