競馬JAPAN

協力:
  • Googleログイン
  • ログイン
  • 無料会員登録
  1. 『最強寒波』が与える馬場への影響は?【今週の馬場傾向予測】
  2. RSSフィード ツイッター YouTube はてなブックマーク

馬券に直結!週末予想コンテンツ

サムネ画像...
続きを読む

ちょっとブレイク♪競馬周辺小説

居心地の好い居酒屋 立春を過ぎてから強烈な寒波が襲ってきたのだが、幸いにも3連休前の金曜日9日の...
続きを読む

【PR】競馬JAPANブログ開設!

競馬JAPANブログ競馬JAPAN編集部が、アナタの現場力を3倍高めるブログがついに始動! ...
続きを読む

【PR】岡田牧雄の一口馬主クラブ

ノルマンディ―岡田牧雄の所属馬・生産馬情報も配信!特典満載の¥0メール会員募集中! ...
続きを読む

競馬コラム

馬場トレンドジャッジ

2018年01月27日(土)更新

『最強寒波』が与える馬場への影響は?【今週の馬場傾向予測】

いわゆる『最強寒波』が列島を飲み込んでいる。朝9時の時点で船橋のウチの庭の地面はまだカチコチに凍っている。こんなことはここ15年で初めてだ。昨夜から今朝にかけての最低気温は船橋ではマイナス2度前後だが、競馬場は3場とももっと冷え込んでいる。とくに府中はもっとも北に位置する関係で最低気温がマイナス8度に近く、朝の8時の時点でもマイナス3度までしか上がってない。

冬型の気圧配置の影響で太平洋側は晴れているが、日本海側は雪が降っているところが多い。そのため東京、中京は土日晴れそうだが、京都は日本海側の気候の影響も受けるので、曇りがちな天気になりそう。


【東京芝】


■含水高めで軟らかめな芝、やや内有利、やや先行有利


《Dコース1週目》

昨年秋はAコース使用時はひたすら雨にたたられた。Bコースに替わった5回東京1週目も台風だったが、それ以降の東京開催は雨に降られてない。Cコース開催の4日間も当然雨に降られてない。DコースはCコースよりさらに外側のコースで、秋以来初めて使われるコースになる。まともなら真冬の芝としてはこれ以上望めないくらいいい状態のハズ。

だが今週は22日から23日の朝にかけて雪になり、17センチほどの積雪があった。通常雪が降れば作業車が馬場に入るので芝が一気に傷む。だが今回は23日から26日まで4日間もかけて除雪作業している。これは人手を動員してものすごく丁寧に作業したということだと思う。したがって除雪作業による馬場傷みはそれほど考慮しないでいいハズ。


これだけ寒ければ夜から朝にかけての芝の路盤凍結はまず間違いないところ。府中は早朝から晴れて気温の上昇も急なので、昼ごろまでにはほぼ溶けると考えられるが、とくに4Rの11時40分というスタート時刻はいかにも微妙。表面が溶けただけで数センチ下に凍った層が残ったイレギュラーな状態だと、時計が一気に速くなり、0.5~1秒前後速い時計になる可能性がある。その場合前残りに注意。

10R以降の馬場は落ち着いているはずだが、ただし気温の振れ幅が大きいということは、土壌中の水分の状態変化が激しいということで、その分含水が残り路盤が軟らかくなると考えられる。土曜日は稍重、日曜日は良という想定で、それぞれ0.5秒前後遅い時計を想定する。やや内有利、やや先行有利。



【東京ダート】


■含水あっても凍結防止剤入りでやや力の要るダート、先行差し互角、内外互角


今週は22日から23日の朝にかけて雪になり、17センチほどの積雪があった。芝は除雪作業したが、ダートは溶けるに任せて、金曜日まで残った分は砂に混ぜ込んでしまうハズ。また今週は60数年ぶりの大寒波とあって、3場一斉に凍結防止剤をまいた。

今週も土日とも雨は降らない想定。馬場発表は土曜が重、日曜が稍重と想定する。その上で凍結防止剤の効果を見込んで、土日とも0.7秒前後遅い時計を想定する。先行差し互角、内外互角。



【京都芝】


■Bコース替わりで芝全体がかなり良くなる、内有利、やや先行有利


《今週からBコース》

先週は水曜日に31ミリ降った。気温が低いので水はけした後の乾きが遅く、土曜日は稍重で、日曜日になって良に回復した。昨年の4回京都(Aコース使用)は4週とも開催が雨に当たり、うち2週は台風絡みの大雨だったので、その時点で芝が相当傷んだ。そのせいで通常より含水の影響が大きく、先週は土曜が2秒前後遅く、日曜は1.7秒前後遅い時計になった。

今週からコースがBコースに替わる。5回京都の前半2週間(Bコース使用)は雨らしい雨に当たっていない。実は先週も馬群は内ぴたりを回っていたし、内の馬も伸びていたから、内外の差は実際にはそれほどなく、傷みは全体に広がっていたのかもしれないが、それにしても秋しょっぱなの時点での京都の芝の状態は非常によかった。その意味でも内がBコースに替わる影響は大きいハズ。


今週は月曜から火曜の朝にかけて7ミリ降った。また水曜日に一時雪がパラつき、金曜日も小雪が舞った。先週に比べれば含水はかなり少なそうだし、芝の状態もよくなるので先週までと比べて時計は速くなるハズ。

京都は雲が多い分夜間の冷え込みが緩く、京都の金曜から土曜朝にかけての気温はマイナス1℃ほどで、東京ほど低くはない。だがそれでも日が落ちてからずっと氷点下が保たれていることを考えると、夜間に路盤凍結している可能性は十分。

朝方は晴れているようだが、日差しは弱々しく、5Rの開始時刻の12時半までに路盤が完全に平常の状態に戻るかどうかは東京同様に微妙。芝が不自然に速くなる可能性も考えておく必要がある。その場合は0.5~1秒前後速い時計になる可能性がある。前残りに注意。土曜の9R以降および日曜はタイム差なし前後の時計を想定する。内有利、やや先行有利。




【京都ダート】


■凍結防止剤追加投入でやや力の要るダート、やや内有利、先行差し互角


先週は水曜日に雨が31ミリ降った。この雨で砂の中の凍結防止剤の半量が流れ、半量が残ったと考える。土日はほぼ晴れたが、ダートの乾きは遅く、土曜は重で1秒前後遅く、日曜は稍重で1.5秒前後遅かった。

今週は月曜から火曜の朝にかけて7ミリ降った。また木曜日に凍結防止剤を追加投入した。なにしろ今は日が落ちている間はずっと氷点下なので、凍結防止剤を使わなければ間違いなくダートが凍結してしまう。凍結防止剤を入れただけでは凍結可能性があるので、さらに夜中ハロー車を走らせて凍結を防ぐことになるのだろう。

例外的な現在の寒さを考慮して凍結防止剤も多めに投入されるハズ。だとすれば稍重が良かにかかわらずある程度時計がかかるダートになるはずで、2~2.5秒前後遅い時計になるものと想定する。やや内有利、先行差し互角。



【中京芝】


■芝の状態よいが含水高めで軟らかそう、内~中有利、先行差し互角


《Bコース3週目》

先週は水曜日に9.5ミリ降った。低温のために良でもある程度含水が残り、軟らかめな馬場状態で時計がかかった。また向い風が強かった影響もあって、土曜は0.7秒前後遅く、日曜は1.6秒前後遅い時計になった。

今週は月曜日に11ミリ降り、水曜日に小雪がパラつき、金曜日にもうっすら積もるほどの雪が降った。金曜の雪の影響は含水率の高さとなって週末まで残るハズ。中京も夜の冷え込みは厳しいが、ただし京都と違って中京は早朝からよく晴れそうなので、路盤凍結があったとしても昼までにはほぼ溶けるものと考える。

芝の状態は悪くなさそうだが、今週はちょっとグチャッとした感じの軟らかい馬場になりそう。また、とくに土曜日は風が強そうだが、横風になりそうなので時計への影響は何とも言えないところ。ある程度芝も傷み始めているし、土日とも1.2秒前後遅い時計を想定する。内~中有利、先行差し互角。




【中京ダート】


■凍結防止剤入りのやや時計がかかるダート、やや外有利、先行差し互角


先週は水曜日に9.5ミリ降った。天気は土日とも晴れだったが、土曜は稍重で0.4秒前後遅く、日曜は良で0.6秒前後遅い時計になった。土日とも直線で向かい風になるような向きにやや強めの風が吹いていた。

今週は月曜日に11ミリ降り、水曜日に小雪がパラつき、金曜日にもうっすら積もるほどの雪が降った。中京は先々週に凍結防止剤をまいたばかりだったが、今週の木曜日にも追加投入した。金曜夜は一晩中ハロー車を走らせ、念入りにダートをかき混ぜると予想されることから、時計は先週よりさらにかかるハズ。土日とも1.5秒前後遅い時計を想定する。やや外有利、先行差し互角。


プロフィール
城崎哲

1959年栃木県生まれ。競馬雑誌編集者を経て、フリーランスのライターに。 『カリスマ装蹄師 西内荘の競馬技術』により2007年JRA賞馬事文化賞受賞。 まるで学者のように調査対象を多角的に突き詰め、独自の視点から競馬を追及するのが持ち味で、コース予想の分野を切り開いた。 他に『コースの鬼!2nd Editon』、『ハンデキャッパーの方法』など、競馬に関する著作多数。