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競馬コラム

馬場トレンドジャッジ

2017年09月23日(土)更新

競馬にとっての芝は公園の飾りではなく、戦場の足場である【今週の馬場傾向予測】

JRA-HPの「馬場情報欄」の馬場写真が今週も更新されている!

ということはたぶんこれから毎週更新されていくに違いない。全国で開催中の競馬場に毎週出かけていくことはできないので、これは外部の人間にはできないことだった。

たしかにテレビでも芝は見れるが、定点観測することで芝の移り変わりがよりはっきりわかる。これまでJRAはイメージ重視でファンにいちばんきれいな状態の芝しか見せてこなかったが、ここへきて公開に踏み切ったのは、通年「見せてもいい」レベルが確保できる技術的な自信ができたのかもしれない。

であったとしても、これはもう大英断といっていい。実は芝コースというものは意外なほど激しく傷んでしまうことがある。だが競馬にとっての芝は公園の飾りではなく、戦場の足場だ。それは競馬の「舞台裏」ではなく、競馬の舞台そのものだ。傷む・傷まないを含めて、その変化を見ることは実は本質的な楽しみなのだ。

われわれは芝競馬の楽しみをもう一つ手に入れた。秋が深まるにつれて芝の色がどうなっていくか、芝が傷んでいく様子や、春に新緑に持ち直す様子など、見続けていくことで新しい発見が必ずある。


さて、今週の阪神は気圧の谷の影響で土曜は曇り、日曜の昼過ぎから晴れる見込み。中山は低気圧が近く雨が降っていたが、開催前に雨は弱まるが、土日とも曇りの天気が続きそうだ。


【中山芝】


■今週からコース替わり。やや内有利、先行差し互角


《今週からCコース》

Bコースを2週使って今週からCコース。秋の芝はシャタリングなど使って積極的に軟らかくしているため軟らかい反面傷みやすい。9月は雨が多い月なので、小刻みなコース変更は理にかなっている。

3連続開催の先週、台風が日本海側を北上しつつ、中山にも土曜の深夜から雨を降らせた。土曜は乾いた状態で0.6秒前後速かった。土曜の深夜から雨が降り始め、日曜は雨中の競馬で、7Rまで稍重、9R以降が重で、平均1秒前後遅かった。

先週の雨は日曜の夜に最も激しく降り、月曜の早朝で止んだ。月曜は3Rまで重で、5・9Rが稍重、11R以降は良に回復した。時計的には2・3Rは1.5秒前後遅く、最終12Rの時点ではタイム差なし程度だった。ただしこの日はスローペースが多く時計は参考程度だ。ちなみに先週の中山は台風とニアミスした割には三日とも風は大して強くなかった。


今週の前半は雨が降ってなかったが、金曜の夜から土曜の開催開始までに10ミリ程度降った。2週続きの雨でも秋早々の芝はシャタリング等で路盤に隙間を多く作っているため水はけがいい。土曜は稍重~重で0.8秒前後遅い時計を想定する。日曜は早々に稍重から良に回復すると考えて、0.3秒前後遅い時計を想定する。やや内有利、先行差し互角。



【中山ダート】


■今週も含水高めで速いダート。内外互角。稍逃げ・先行有利


土曜はほぼ乾いた状態で0.6秒前後速かった。土曜の深夜から雨が降り始め、日曜は雨中の競馬になり、1・4Rが重、それ以降は不良で、2秒以上速かった。雨は日曜の夜に最も激しく降り、月曜の早朝に止んだ。月曜は1Rのみ不良で、6R以降は重だった。時計は1.8秒速かった。


今週は金曜日から土曜の開催開始間際まで降ったが、開催中はほぼ曇りになる。土曜は重→稍重という経過を想定し、1秒前後速い時計を想定する。日曜は稍重→良という経過を想定して0.5秒前後速い時計を想定する。内外互角。逃げ・先行稍有利。



【阪神芝】


■コース替わりで芝の状態上々、やや内有利、先行差し互角


《今週からBコース》

先週は台風の接近でどうなることかと思ったが、本州の通過が夜だったことと、微妙に進路が逸れたことで開催への影響は意外など小さかった。土曜はまだ遠い台風の影響で15ミリ降り、日曜は風は強かったが雨は降らなかった。台風の通過は日曜日の夜で、53.5ミリ降ったが、月曜日にはすっかり晴れて風もなかった。

土曜は2・7Rが稍重、それ以降が重で0.5~1秒前後遅かった。日曜は2・5Rが稍重、それ以降は良に回復し、0.2秒前後遅かった。月曜は最初が1秒前後遅く、最終的には0.5秒前後遅かった。とくに土日は2歳戦とスローペースのレースが多く、数字はあくまで参考程度だ。


今週は金曜の夜に5ミリ程度降ったものの、早朝には止んだ。土曜は曇り、日曜は晴れで競馬できる見込み。先々週の時計から芝の硬さはほぼ平年並みのはず、多少含水があることを考慮して、タイム差なし前後の時計を想定する。日曜は芝が乾いて0.3秒前後速い時計を想定する。やや内有利、先行差し互角。




【阪神ダート】


■含水多めの良から乾いていく過程。内外互角、やや先行有利


先週は週末に慌ただしく台風が接近→通過した。土曜には15ミリ降り、日曜は意外にも雨は降らずに強風が吹き、日曜の夜に53.5ミリ降って、月曜日は晴れで競馬が行われた。土曜は朝から稍重で、11Rのみ重だった。ペース遅めのレースが多く、平均して0.2秒前後遅かった。日曜は一日中重でタイム差なし前後。月曜は1・3Rのみ重、それ以降は稍重で0.3秒前後速かった。

土日とも稍重前後だったが、強弱の差はあれ土日ともゴール前追い風が吹いていたことを考えると、この時計は遅い。配当面でそんなに荒れたわけでもないのに、個人的にはわけのわからない三日間でした。


今週は金曜の夜に5㎜弱降った模様だが、この程度の降水量なら土曜は昼過ぎくらいには良に回復するはず。日曜は晴れ、含水多めの良から乾いていく過程。先週に限らず阪神のダートの時計には読みづらいところがあるが、今週は風もなさそうだし、0.5秒速い~タイム差なし前後の時計を想定する。内外互角、やや先行有利。



プロフィール
城崎哲

1959年栃木県生まれ。競馬雑誌編集者を経て、フリーランスのライターに。 『カリスマ装蹄師 西内荘の競馬技術』により2007年JRA賞馬事文化賞受賞。 まるで学者のように調査対象を多角的に突き詰め、独自の視点から競馬を追及するのが持ち味で、コース予想の分野を切り開いた。 他に『コースの鬼!2nd Editon』、『ハンデキャッパーの方法』など、競馬に関する著作多数。