競馬JAPAN

協力:
  • Googleログイン
  • ログイン
  • 無料会員登録
  1. TOP・無料コンテンツ
  2. 府中ならアップクォークを狙い撃つべし
  3. RSSフィード ツイッター YouTube はてなブックマーク

9月の中山・阪神を3分解析

サムネ画像早いもので9月を迎え、いよいよ秋競馬が到来。秋シーズンの始まりを告げる中山・阪神...
続きを読む

ちょっとブレイク♪競馬周辺小説

居心地の好い居酒屋 台風一過の13日、「頑鉄」に向かいつつ、思わず百人一首の一句が頭に浮...
続きを読む

読んで納得の競馬コラム

樋野竜司・今週の政治騎手 前回のコラムで取り上げた横山典騎手。先々週の京成杯AHのトロワゼトワルの...
続きを読む

【PR】岡田牧雄の一口馬主クラブ

ノルマンディ―岡田牧雄の所属馬・生産馬情報も配信!特典満載の¥0メール会員募集中! ...
続きを読む

競馬コラム

美浦追い切りレポート

2019年06月06日(木)更新

府中ならアップクォークを狙い撃つべし

長らく続いたGⅠシリーズを終えての2場開催で、東西ともにGⅢがメイン。美浦では2歳馬の入厩が一気呵成といった雰囲気だから、モードとしては夏競馬に突入。とはいえ、少なくともエプソムCの質は高い。特に、今季初戦の新潟で惜しい2着だったミッキースワローがレベルUPに一役買っている。

GⅠの壁が厚かったと総括せざるを得ない暮れの11着からジックリと間隔を開けてリフレッシュ。その成果が前走で、57.5キロのトップハンデが足枷になった筈の状況を克服したからだ。また、3.5キロ軽かった勝ち馬が先週の鳴尾記念を制したことでも価値は更に上がる。

軌道に乗ったと思わせる過程を踏んでの最終追いも併せ馬。しかも、菊沢厩舎であれば向正出しのしまい重点でも納得できたのに、16秒に近いラップだったとはいえ、行き出しは6F。前を窺いつつの追走が楽なまま直線を迎えられたし、ラスト1Fの時点でも4馬身差。それを持ったまま覆しての半馬身先着と、馬がゴール板を承知しているかのような文句なしのフィニッシュ。走りにムラがあった分、そのポテンシャルを発揮しないまま過ごした時期を完全に脱したわけ。3歳秋以来のタイトルは目前に迫った。

同じように重視しなければならぬのが藤沢厩舎の2騎。ソウルスターリングは順調度で前回を上回る。そのヴィクトリアMが1分30秒5の決着となった中、正攻法で運んでも崩れなかった辺りが底力。しかも、単走とはいえ、5Fからコントロールを利かせてのしまい重点で、1F切ってのスイッチの入りようがまるで違う。

伸び悩み気味なのがレイエンダ。先月中旬からの臨戦で実質1本と精神面のケアーに重心をかけた。唯、前走時で既に仕上げていたし、そこでは内から張られた時点で意欲を失っただけ。従って、体を造るには微調整程度で十分な上に、直前の併せ馬でも外を窺いつつと余裕を見せての1F12秒9。今のレベルに甘んじているのが断じて納得できぬほどの麗しい馬体を誇っているのだ。見限るべきではない。

下馬評としては伏兵扱いでも是非挙げたいのがアップクォーク。六甲Sは初距離で噛み合わなかった。また、レースでも出負けして押っつけて位置を取りに行った分、脚を温存できぬ始末に。何から何までチグハグだったということ。あとは、1月以来となってセーブ気味だった過程もあったのだ。対して、今回は日曜にも判で捺したように時計を出した上に1週前は単走の形になっても集中力を切らさずに走り切れたし、はち切れんばかりの馬体に様変わりした追い切りでは、4F過ぎから先行馬を猛然と追いかけると、最後にはそれを楽々と捕らえたほどのシャープささえ。準OPとはいえ、昨5月の1分45秒4は名実ともに特筆すべき成績。条件替りを狙い撃つ根拠としては十分過ぎるほど。

阪神のマーメイドSは牝馬限定のハンデ戦と、これまでの傾向通り掴み処のない鞍。フローレスマジックが初重賞ゲットにリーチをかけている。OP入りしてからの3戦で尻上がり、福島牝馬Sなどは4角で外から被せられる辛い立場に陥っても二枚腰を発揮と、それをフロック視すべきではない。しかも、定番の直線軽目ながら3頭併せをシッカリとこなせた上に、発達した胸前を駆使した力強いアクションに終始と完全に実が入った。問題は55キロのトップハンデ。1分33秒1というマイルの持ち時計が示すように、その距離で注文がついたとしても今回の2000はやはり気持ち長い。状態に太鼓判を捺せても何かに足元を掬われるシーンをイメージするのが妥当か。

府中に戻って特別戦を。まずは日曜・江の島特別でアントリューズ。3歳を迎えての2戦ではいずれも人気に反する結果に。唯、いずれもGⅢで並大抵のプレッシャーではなかったことに加え、阪神遠征を考慮してのセーブ気味だったのが前走。逆に、消耗なく終えたのは確実で、それ故のシッカリとした造りでの帰厩。しかも、時計は目立たないが伸びやかなフォームと新陳代謝が活発になって漸く本物になったと実感。現に、最終追いの3頭併せでは2番手からのスタートだったとはいえ、外の3勝クラスに対しては4馬身のビハインドがあったにも関わらわず、ラスト1Fを切っての迫力では明らかにこちらが上。昨秋からの2連勝が府中で元々の得意コースに戻るのが復調した目下となる。当然ながら優位に立つ。

ここでもう1頭挙げるならハイアーグラウンド。久々の芝だった前走が圧巻。確かに、前が引っ張る流れで1分32秒台の高速決着が生まれ易い状況ではあった。が、こちらの道中が決してスムーズだったとは言えない中、抜け出してからは流す余裕さえ。つまり、相手なりに走ることは十分に可能なのだ。中1週ながら外ラチに触れんばかりのコース取りで4F追いといった額面以上の中身を易々こなしている点でも去勢による変り身は絶大。この過程、底を見せていないことにもなる。

大和田厩舎でもう1頭。土曜・八王子特別のテトラルキアにも注目したい。冬場に当条件で2勝目マークと、ダートの長距離戦に対する適性は既に証明済み。何せ、それが骨折明けで、長い時間をかけての仕上げ。坂路で体を造るのに手間取った過程があって緩い体ながら上がりを要する展開の中、辛抱し切った。今回は早い段階でウッドに切り替えられた上に、先週には既に6F追いで負荷をかけて迎えた直前がある。ラストまで楽走といった感じで余力がなくなったパートナーに合わせた形だったが、それでも5F69秒を切って全身を躍動させていた。モコモコした寒い時期とは雲泥の差だけに、昇級の壁など容易く打ち破るに違いない。

平場戦では土曜12R。ここはアシャカマキシンで断然。昇級戦で上の世代との対戦も初となれば条件の厳しさは増すといった見方が普通。が、脚元の不安によるブランク明けだった新潟が圧巻。しかも、冬場以来にあって一杯追いは1本のみと半ば手探り、実際に造りに余裕があったのだ。にも関わらず、後続に9馬身と異次元ぶりを見せつけた。前半3F34秒5は、経験を積んだ馬同士の500万下でもズブズブになるペース。それを楽々と乗り切って脚色が衰える気配は皆無。中2週で順調に使えるのが何よりだし、先行した分、4F55秒7と同タイムだったが、ラストまで余裕綽々で、スケールの違いがダイレクトに伝わったほど。最初のコーナーまでが短い分、ペースUPしにくい設定と主導権を握るのは如何にも容易い。自分の形に持ち込めるのだから絶対能力に違いがそのまま結果に反映されるということ。




柴田卓哉が厳選勝負レースを公開中!
「競馬成駿」はコチラ!


柴田卓哉

SHIBATA TAKUYA

学生時代は船橋競馬場で誘導馬に騎乗。競馬専門紙『1馬』在籍時には、 「馬に乗れる&話せるトラックマン」として名を馳せる。 30年以上にも渡りトレセンに通い詰め、 現在も美浦スタンドでストップ・ウオッチを押し続ける。 馬の好不調を見抜く眼に、清水成駿も厚い信頼を寄せる調教の鬼。 また東西問わずトラックマン仲間たちとの交友関係も広く、トレセン内外の裏情報にも強い事情通。

  • twitter
  • facebook
  • g+
  • line
閉じる 競馬JAPAN