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競馬コラム

美浦追い切りレポート

2019年02月28日(木)更新

大幅な相手強化でもラストドラフト

寒の戻りといった感じの追い日だったが、番組の上では否が応にも春の到来を感じざるを得ない。春のGⅠ戦線を占う意味において重要なレースを迎えるからだ。特に、弥生賞は次開催の皐月賞と同じ舞台。暮れのホープフルSからの流れもあるから、ニシノデイジーに支持が集まるのは仕方ないところ。


特に、前走は内に拘った故、4角手前から動くに動けぬ位置に嵌り込んだという展開の綾。底力を再認識させる0秒3差だったわけだ。更に、この中間の唸りようが凄い。直前、正面からウッド入りしながらピッチをあまり上げずに5F70秒1という軽目は想定通り。それよりも行き出し6Fだった1週前には先行する古馬1000万下を並ぶ間もなく抜き去る離れ業。2秒4の大差をつける独壇場であった。3歳初頭とは思えぬ豊富な筋肉量で完成度が高い上に、パワフルなかき込みを生かした豪快なフットワーク。大一番に向けて恥ずかしいレースができない。


しかし、ここは敢えてラストドラフト。確かに、スンナリ先行できた京成杯はラストから4F目が13秒0と息を入れるには理想的な流れ。唯、キャリア2戦目にして昨11月と全く違うレース運びになりながら、ラストまで脚色が鈍る気配なし。着差以上の余裕でセンスと奥行きを実感させるには十分であったのだ。


在厩での調整で師自らが付きっ切りといった点でも期待のほどがダイレクトに伝わってくるし、テンションを抑えつつの調整でもその動きはひと際目を惹く。感触を確かめる程度だった最終追いなどは5Fで2秒2前に行くパートナーに対して悠然と構える道中。更に、外に合わせながら持ったまま2馬身交わしてのフィニッシュと‘モノが違う’大幅な相手強化でも3連勝は可能と考えた。


チークPの効果で新味を出せたカントル、暮れのGⅠではニシノD同様に力を出し切れなかったブレイキングドーンらの栗東勢が上位に絡むのは必然にしても、それ以上に魅力的なのがサトノラディウス


京都での500万下突破は反応の鈍さがあった分、着差通り余裕を感じさせなかったし、ピリッとした面が未だに出てこない分、ステイヤー寄りの気質と見做せる。逆に、使い込んでレベルUPを図るのが妥当な以上、間隔を大きく開けないローテによる上積みは相当。また、少々忙しい印象を受ける当距離で1分59秒8をマークしているではないか。当時よりシルエットが明確になった体型からも進化の真っ只中と言えるし、より伸びやかなフォームに。一角崩しまであって不思議ない。


1着馬に高松宮記念への優先権が与えられるオーシャンSが土曜メイン。中山[2.1.0.0]で持ち時計もあるモズスーパーフレア。前半3F33秒を切るラップでスピードを生かし切る競馬に転じた前走でひと皮剥けたと実感できるのだから、人気に逆らうのは無謀かもしれぬ。唯、そのカーバンクルS2着のナックビーナスは58キロを背負いながら0秒2差。それが2キロ差に詰まるのであれば逆転を視野に入れるべきではないか。 


加えて、はち切れんばかりの馬体を誇る中間が併せ2本。ラストの2週がそれで、追い切りに至ってはゴール板を過ぎても鞍上が抑えるのに苦労するほどでも5F66秒を切っていた。ここに向けて心身ともにピークに持ってきたと確信できるのなら、当然ながら◎候補。


3頭出しとなる森田厩舎の攻勢も考えるべき。特に、ダイメイフジは4走前で切れに切れた。阪急杯からの連闘でそれを恰好の叩き台と見做せる部分もある。スプリンターズSの差し脚を振り返ればダイメイPも俎上に。ハイレベルな明け4歳ということ、GⅠ2着の実績には敬意を表すべきラブカンプーだが、復帰戦があまりにも不可解。今の段階では軽視したい。


同じ世代で取り上げるならむしろカイザーメランジェ。最後は坂路で53秒4と感触を確かめる程度だったが、実質の追い切りだった先週のウッドが3頭併せ、縦列から外に合わせてのラストが13秒を切った。軟弱な馬場にあってもバランスを保ちつつのパワフルな走りで充実度◎。昨9月、モズSの後塵を拝しているが、北海道遠征の直後で馬体減に悩まされた。今はデキが違う。


同じように馬体に実が入ってきた明け4歳が、土曜・上総Sに臨むショーム。前開催の府中マイルで1分36秒0。脚抜きが良かったにしても優秀な時計だし、道中で内に周りを固められるというプレッシャーに晒されながらひと伸びできたように精神面での進歩は計り知れない。広いポリで伸び伸びと走れることによってポテンシャルが引き出されたということ。だからこそ、しまい重点の最終調整でもラスト11秒9と素晴らしい反応が見られたのだ。前走からの斤量据え置きになるハンデ55キロなら勢いは止まらぬ。


平場戦はまず土曜12Rの1000万下から。初ダートになるデルタバローズは類稀な身体能力の持ち主。1000万下での連続3着はいずれも僅差というのが元値の証しとなっている反面、決め手で劣る分、ひと押しが利かぬ。唯、ラストの4F追いも全身を使った見事なアクション。新境地を拓くに違いない。これに追随というか、◎まであって良いのがグッドヒューマー。昇級戦の暮れは脚を余し気味で力負けではないし、骨折前のパフォーマンスを振り返れば、ここで頭打ちになることなど考えられぬ。先週までは今ひとつ弾けなかったが、それでスイッチが入った模様で、最終追いは同じパ-トナーの内から鮮やかな抜け出しと急激な良化ぶり。今度こそ末脚を炸裂させる。


あとは3歳の1勝クラスで日曜4Rのハヤヤッコ。ダートに転じた初戦は相手が揃った京都だったから4着にも納得が行くし、1度経験したことによって個性が際立ったのが前回の僅差2着。持久力には事欠かない分、距離延長に対する不安は皆無で、先に挙げたサトノラディウスに食い下がった直前の併せ馬からも状態には太鼓判を捺せる。


狙って面白いのが牝馬のマドラスチェック。こちらは坂路専用で追い切り自体を目の当たりにできなかったが、クイーンCが余裕残しの仕上げで、今回は53秒を切って確実に時計を詰めた。また、発達したトモを生かしたフォームが実にパワフル、速さ負けする恐れのない条件替りが格好の狙い目となる。


柴田卓哉

SHIBATA TAKUYA

学生時代は船橋競馬場で誘導馬に騎乗。競馬専門紙『1馬』在籍時には、 「馬に乗れる&話せるトラックマン」として名を馳せる。 30年以上にも渡りトレセンに通い詰め、 現在も美浦スタンドでストップ・ウオッチを押し続ける。 馬の好不調を見抜く眼に、清水成駿も厚い信頼を寄せる調教の鬼。 また東西問わずトラックマン仲間たちとの交友関係も広く、トレセン内外の裏情報にも強い事情通。

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