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競馬コラム

美浦追い切りレポート

2018年05月31日(木)更新

中2週でも今一度アエロリット

絶え間なく続いたGⅠも今週でラスト。新旧の対決、それにスワーヴリチャードが加わったことで一層食指をそそられる安田記念となった。何故なら、前向きな気性と左回りでのパーフェクトな走り。ワンターンのコースなら更に、と思わせるからだ。加えて、長距離を除けば現4歳優位の勢力図がある。勿論、3歳の時点でマイルの頂点に立ったペルシアンナイトや、そこで3着だった上に前哨戦のマイラーズCがレコードだったサングレーザーと質の高さを示す材料は枚挙に暇がない。その2騎に底力といった点で遥か上を行くのなら、初距離を理由に評価を下げる必要はないということ。

しかし、同じ世代で忘れてはならないのがサトノアレス。京王杯を一叩きしての臨戦で理想的なローテーション。現に、一段と力の籠ったフォームに終始しているこの中間があるし、敢えて強い負荷をかけなくても態勢を整えられるというアドバンテージも。追い切りはハロー明けの2組目で、先行する馬を大きく追走する道中から内にもぐり込むと抜群の反応で1馬身先着。絵に描いたような上昇ぶりは、しまいに徹した前哨戦での消耗がなかったから。2度目のGⅠ制覇に向けて待ったなし

ヴィクトリアMでは落鉄のアクシデントに泣いたアエロリットは、その雪辱を果たすには格好の1戦となる筈。また、テン乗りの戸崎が大事に乗り過ぎた挙句、4角から被せられる形が続いたことも詰めを誤った一因。要するに不完全燃焼。

その後の立ち直りは早い。勿論、生涯初となる中2週に関しては未知数としか言えないが、今回は2週にわたってウッド。勿論、テンションを上げない為のケアーは不可欠といった最終追いだったが、スムーズな加速から外ラチ沿いを豪快なアクション。いつも通り菊沢師とシッカリとコンタクトが取れた上での5F69秒4であれば中身の濃さには太鼓判を捺せる。これとリスグラシューのラインが是非買っておきたい。つまり、スワーヴRを差し置いての◎もあり得る

高松宮記念では位置取りの時点で大きなビハインドを強いられたレッドファルクスの巻返しは必至、と結論づけるのが妥当なところ。しかも、スプリンターズS連覇時と同様、最終追いにはDコースを選んでの併せ馬だったから青写真通り。唯、1F11秒9と抜群の伸びで1馬身先着だった字面をアテにしてはならない。今回はどうも前捌きが硬くてしなやかな印象を受けないのだ。やはり、ステップレースを見送った影響を軽く見るわけにはいかない。そもそも、進路を探しつつでもクビ+クビまで迫った昨年の当レースはレベル的にどうか?といったこともあるし、注文がつく他力本願というのが同馬のマイル。

それならば、安定期に突入したキャンベルジュニア。状態面での大きな上積みがないのは、京王杯からの間隔が詰まっているからだし、厚みのある馬体を誇って感触を確かめる程度でも十分。とはいえ、木曜の追い切りは好調馬の内に入っての4F52秒4。楽走といった雰囲気でも見た目以上の時計だったのは全身を使ったダイナミックなフォームゆえ。昨年は見せ場さえ造れなかった府中1400で大外枠を克服、目標になる展開があっても際どい2着と漸く本物に

ロングランを終えての仕切り直しといっただけの開催替りでないのが今の時期。新たなクラス編成でのスタート地点だからだ。例えば、土曜メインの1600万下にはOP落ちの4歳が混じる1戦。その能力を信じるのが得策と言えよう。今季、骨折明けからの始動だったハットラブもそれに当て嵌まる。ここに至る過程では4F追いの単走が3本と目立たぬ内容。唯、脚元と相談しながらの調整はいつも通りで、自分で体を造るタイプだけに、順調に乗り込まれていることさえ確認できれば事足りる。けれども、落差の大きいラップバランスになる1200で本格化した馬。久々の1400がネックになって不思議ない。

逆に、ハイランドピークは距離短縮でもOK。圧倒的なパワーで自らレースを引っ張るタイプだからだ。実際、3歳の早い時期には府中マイルでも難なく先行できたほど。当時がソエに悩まされながら、ということなら守備範囲というより適性十分。しかも、今回は2週前の平安Sを目標に栗東のCWで鍛錬を積んでいたのだ。その効果は覿面で、こちらに戻っての最終追いはウッドでの5F66秒0。北馬場が主力だった冬場よりも調教の質UPは歴然なだけに、進化した姿を披露できるに違いない

降級馬が断然となるもう1鞍が土曜・稲村ケ崎特別。愛知杯で惜しい競馬だったリカピトスにとって当条件はイメージにピタリ。しかし、坂路専用の同馬よりも上位としたいのがウッドでビシビシ追われているレッドローゼス。先週までに併せ馬3本消化した上に、ひと追いごとに時計を詰めてきた。直前こそ5Fで1秒以上先行しながらの脚色劣勢だったが、相手が稽古駆けするプロディガルサンであれば仕方なし。むしろ、そのパートナーを務められたこと自体に価値があるし、それだけの水準にあるということ。中山よりレース運びが容易いのは昨春のダービーTR2着に表れてもいる

これが500万下となると斤量利を生かせる3歳が俄然有利に。それに当て嵌まるのは国分寺特別のキャンディケイン。8か月ぶりの実戦でキャリア1戦の分、人気になりきらないのが何より。加えて、帰厩後はひと追いごとにピッチを上げて最終追いのウッドでは5F67秒を切る好時計。勿論、上を狙うには成長が不可欠といった体つきだが、シャープな体の線とコントロールが容易い走りでセンス◎。基礎体力より切れが問われる条件なら即突破

今週から始まる2歳戦で目玉となるのが日曜5Rのグレンアレグリア。早目の入厩で丹念に乗り込まれている上に、芝コースでの反応が実にシャープ。今の時期にしては引き締まった体で直前の坂路では何とラスト12秒1。同じマイルで土曜には牝馬限定戦があるのに、敢えてここにぶつけてきたのだ。規格外の証し

とはいえ、人気が被るのなら敢えて水野厩舎のヴォイスオブジョイを狙う手も。直前こそ控えたが、それまではビッシリ追っていずれも先着と限界を見せていないし、勝負強さも魅力のひとつ。何より、柔らか味がある分、ストライドが一気に伸びる点に奥行きを感じるのだ。スローに流れること必至の中なら持ち味を存分に生かせそう。



プロフィール
柴田卓哉

学生時代は船橋競馬場で誘導馬に騎乗。競馬専門紙『1馬』在籍時には、 「馬に乗れる&話せるトラックマン」として名を馳せる。 30年以上にも渡りトレセンに通い詰め、 現在も美浦スタンドでストップ・ウオッチを押し続ける。 馬の好不調を見抜く眼に、清水成駿も厚い信頼を寄せる調教の鬼。 また東西問わずトラックマン仲間たちとの交友関係も広く、トレセン内外の裏情報にも強い事情通。