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競馬コラム

美浦追い切りレポート

2018年03月22日(木)更新

秋春連覇への視界が良好 レッドファルクス

高松宮記念で最も支持を集めるであろうレッドファルクスは、既にスプリンターとしての地位を確立している。元々、芝に転向してその適性ぶりを示したのが16年のCBC賞だったから中京との相性も良いわけだ。確かに、昨年こそ3着と取りこぼしたが、渋り気味の馬場で切れを封じられたことがある。

何より暮れの香港以来で‘ぶっつけ’。現に、線が細く見えた上に、強く追えたのは直前の2週のみと急仕上げ。叩き台に阪急杯を選べた今回とは違うのだ。そこでは前目に有利な展開でもタイム差なしの3着。セーブ気味かも…と思えた最終追いでは半マイルから一気にギアを上げると3Fまでのラップが何と12秒1。そこから、先行する馬の外に合わせるハードなメニューだったにも関わらず、揺らぐどころか、シッカリとハミを取って推進する様は圧巻。3つ目のGⅠタイトルへ待ったなし

昨夏の函館SSから低迷が続いていたのがセイウンコウセイ。唯、シルクロードSで光明が見えた。その直前から活気を取り戻していたという印象通りの走りで2着。また、ここに向けて更にピッチを上げている点をプラスに捉えたい。ハロー明けの向正出しでスタートからして抜群のスピード感。少々重いウッドながら余裕綽々での5F66秒0はさすがで、今年も有力視が当然

関西では新興勢力の台頭があった。阪急杯のダイアナヘイロー然り、2月・京都でセイウンコウセイを並ぶ間もなく交わしたファインニードルもそう。けれども、上手く立ち回るだけでは通用しないのが中京で底力の証明には至らず。この2騎であればハイレベルな香港で揉まれてきたブリザードに妙味があるのでは。

あとはオーシャンS組。当時のコラムで叩き一変としたキングハートは好調をキープ。やはり、シッカリとウッドで調整できている時期は信頼に足る。今回も内目とはいえ5F67秒を切る好時計での先着と軌道に載った。唯、そこでは振るわなかったリエノテソーロを見限ってはいけない。周りを固められる展開で最後まで怯んだまま。力を全く出せなかったから消耗もない。加えて、1週前の単走ではブリンカーを着用してその効果覿面の4F50秒6。集中力を維持できたことで以前のダイナミックな動きが蘇った。最終追いこそ感触を確かめる程度で(B着用せず)目立つ時計ではなかったが、復調を実感できる軽やかさ。寸の詰まった体型で明らかなスプリンターがNHKマイルC2着の実績を持つ。左回りのGⅠがキーワードに。

開催替りの中山は土日にわたって重賞が組まれている。土曜は天皇賞への優先権が関わる日経賞。国内復帰戦を迎えるキセキを迎え撃つ地元勢という構図で、こちらではGⅢ2勝馬のゼーヴィントが実績NO.1という立場だが、残念ながら骨折明け。6Fからの併せ馬さえ既に2本こなしているから太目感はないが、逆に筋肉がつき切っていない印象。最終追いこそ内と外に1馬身先着と貫禄を見せたが8分に満たない程度。それならば順調度でソールインパクト。唯、ラスト13秒4で抜け出すのに手間取った追い切りとトーンダウンせざるを得ない中山。連下の域を出ない。

逆に、日曜のマーチSは多士済々。天井知らずの勢いでここに駆け上ってきたハイランドピークも首位争いに絡んで良さそうな雰囲気。が、こちらは北馬場専用で調整ぶりを目の当たりにできるわけではない。また、プレッシャーのきつい状況に陥りそう。前目で運ぶタイプであるならディアデルレイに一日の長がありそう。直前は1馬身遅れだったが、3頭縦列の最後尾から進んだ分で悲観材料にならぬ。麗しい馬体を誇っている点で巻き返し必至

朝一番の3頭併せで追い切ったセンチュリオンは予想通り2馬身及ばずのフィニッシュ。唯、レースと稽古が結びつかないことでは美浦髄一といった調教駆けしない馬。むしろ、大きく追走しての5F67秒6なら評価を上げるべきだし、タフな展開になればなるほど個性を際立たせるタイプで展望は開けている

5Fで2馬身追走しながら痺れるような手応えに終始したアルタイルの充実ぶりは強調できる。57キロのハンデが鍵。単走でビッシリ追われたコスモカナディアンの前走は太目残りに尽きる。その反省を踏まえた最終追いで金成厩舎にしてはハードに追った。何せ、テイエムジンソクを脅かした2走前があるから、左回りではないにしてもマークは必要

扱いが難しいのがエピカリス。世代NO.1のポテンシャルに疑いを挟む余地はないが、帰国後は順調に使えぬ弱味も。みやこS以来で立て直しを図った今回だが、最終追いで1馬身の遅れ。確かに、6Fからの追走態勢で相手も同じOPだから時計は速い。けれども、トモにハリがない分、推進力に欠ける印象は否めないのだ。△に加えるかどうかといった程度。

他の特別からはミモザ賞のウラヌスチャーム。ここ2走は水準の高いレース。昨夏・新潟での上がり32秒0に強烈なインパクトを感じたが、元値の高さで守備範囲外をこなしただけで本質はスタミナ型。現に、タフな2200で長く脚を使えたように坂のあるコースで更に味が出た。先行したとはいえ、古馬OPに対して‘おいでおいで’。それが前回同様の長目追いなら軌道に載ったと判断。体の線がよりシャープになったのであれば1F短縮の内回りにも難なく対応しよう

同じく土曜の3歳戦でピックUPしたいのが4Rでフレッチアの初勝利は確定的。胸前に比べて後ろが少々頼りなかった暮れからの2戦に比べてバランスが良くなった。加えて、1馬身遅れとはいえ、真ん中のゼーヴィントより0秒2速いタイムで、追われてからの迫力というならそれを上回っていた。ライバルは初出走組からペトロシネッラを。2歳中のデビューを目指したが一頓挫。が、そこで見切りをつけたことで良化を促せた。ひと追いごとにシャープさを増して直前のラストは12秒8での先着。経験馬に入っても追っての味を発揮する筈

阪神もやはり3歳戦で毎日杯のブラストワンピース。500キロを遥かに超える数字が示す通り、重厚感のある馬体で一見すると手先が重そうだが、スイッチが入るとイメージ一変。少し行儀の悪い競馬だったゆりかもめ賞で後続を一気に置き去りにしたほどの俊敏さは非凡。シンプルな設定で折り合いも容易くなる阪神外回りの1800なら更に。ハロー明けのしまい重点は織り込み済みで4F53秒3は前回時より1秒以上遅いが、長距離輸送を考えれば十分な内容。むしろ、一段と迫力を増したフォームにかなりの奥行きを感じる

最後にGⅠ当日の中京から1頭、6Rのシャープシューター。3歳の秋までの未勝利を脱せないまま地方に転出した馬だが、美浦入厩後には丹念な乗り込みでひと追いごとに動きに余裕が生まれている。過去にはノドの手術があったし、一昨年などは順調さを欠く過程の中、漸くデビューに辿り着いたほどだが、そのポテンシャルは高い。とても500万下とは思えぬ垢抜けた馬体に力強さ。ここは単なる踏み台に過ぎぬ

プロフィール
柴田卓哉

学生時代は船橋競馬場で誘導馬に騎乗。競馬専門紙『1馬』在籍時には、 「馬に乗れる&話せるトラックマン」として名を馳せる。 30年以上にも渡りトレセンに通い詰め、 現在も美浦スタンドでストップ・ウオッチを押し続ける。 馬の好不調を見抜く眼に、清水成駿も厚い信頼を寄せる調教の鬼。 また東西問わずトラックマン仲間たちとの交友関係も広く、トレセン内外の裏情報にも強い事情通。