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競馬コラム

美浦追い切りレポート

2017年11月02日(木)更新

58.5キロでもアルバート

GⅠシリーズの谷間となる今週はAR共和国杯がメイン。GⅡとはいえハンデ戦だけに下剋上があって不思議ない。まずは伏兵探し。

3戦3勝のセダブリランテスにとって上の世代とは初対戦。底を見せていない魅力はあるし、芝の長距離戦で結果を残しているのが兄モンドインテロという血筋。浮上するのは間違いない。問題は菊を目指したローテに狂いが生じたこと。結果、水曜の最終追いでは最外の2歳に1馬身及ばずに入線とトーンダウン。

札幌・丹頂Sで昨夏以来の勝利を挙げたのがプレストウィック。仕掛け処が抜群だったルメールに依る部分大でも力をつけているのは確か。勢いを駆ってのGⅡ挑戦となるわけだが、朝のラッシュ時だった追い切りで5F71秒を超える時計。先着した点で先週以上と見做せるが迫力は今ひとつ。

侮れないのはマイネルサージュ。確かに、正攻法で進めるには力が足りないが、先のプレストWに先着された2走前は末脚を生かす戦法に転じて4着と新味を見せた。鹿戸流だけに調教タイムは目立たぬのは当然としても、ここに向けて併せ馬2本で直前は5F追い。体の硬さがネックになって上がりから流しただけの前回時より良化。オールカマーでは不利があってラストはほぼ馬なり、着順を額面通りに受け取ってはいけないし、府中替りもプラス

真打ちのアルバートは木曜に登場。厩舎の一番手という7時半にDコース入りしてキャンター、向正からウッド入りしての追い切り。2歳ステラーインパクト(日曜6R出走でこちらの素質は相当、デビューを飾りそう)を4Fで1秒先行させてのスタート。定石通り内にもぐり込んでの併入で、直線半ばでは鞍上がアクションを起こした。唯、追いついてからのラストは手綱を控えて格の違いが露わに。多少余裕残しだった前走との比較で、十分に負荷をかけた効果が締まった馬体に表れている。

オールカマーでは4角で外に張られるロスが応えた。距離不足も考え合わせれば納得の敗戦でここでのGⅡゲットは青写真通り。トップハンデとはいえ、直線で脚力の違いを見せつけたダイヤモンドSからの0.5キロ増しに過ぎぬのなら、主役に据えるしかない

京都は暮れのGⅠを目指す面々が集うみやこS。唯、JBCと重なる日程だけに、古馬の陣営には多少の薄さを否めぬ。となると、3歳エピカリスが支持を集めるのも頷ける。国内で初黒星を喫したレパードSは前を締められて脚を余したから度外視できる上に、当時は海外遠征の直後。実際、迫力ある動きを披露はしていても中身自体は手探りといった過程だったのだ。

対して、今回は2週にわたる6F追いで直前に至っては最後まで目一杯追った。1馬身遅れだったが、相手は波に乗る1600万下でそれを大きく先行させたから、ハードなメニューだったことのみを取り上げるべき。唯、少々腹目に余裕<があるのは確か。長距離輸送があれば当日には間に合う気もするが…。

それならばテイエムジンソクか。エルムSは辛うじて2着と案外だったが、5月からは破竹の勢い。ローカル専科というわけでもなく、京都は得意。以前、詰めの甘さに泣くことが再三だった以前のイメージを引きずってはいけない

府中の他ではまず日曜10Rの準OP戦を取り上げる。復帰戦の大原Sで2着だったトーセンマタコイヤは上々の滑り出し。というより、直線がフラットで高速上がりでの決着となり易い京都では分が悪い筈なのに。間隔を詰めても柔らか味のある動きを維持しているし、力感が溢れる馬体と文句なし。2月、メートルダールに食い下がった条件でハンデも据え置きというのなら首位争い

ライバルはラヴィエベール。未だに1000万下で格上挑戦となる。しかし、それは前走もそうだし、降級初戦の札幌で2着だったとはいえ勝ち馬は秋華賞でGⅠ奪取というディアドラ。恥ずべき成績ではないのだ。1週前の5F追いでは脚色に余裕のない2馬身遅れだったが、凄みさえ感じさせたソウルスターリングがパートナーなら仕方ない。むしろ、4F54秒6と平凡な時計ながらラスト12秒8とシッカリと脚を使えた最終追いで見直すべき

その併せ馬の質の高さは折り紙つき。従って、半マイルで2馬身追走しながら脚色で優ってのフィニッシュだったムーンクエイク(京都・長岡京S)にとって昇級は形だけ。鋭さ満点だったことに加え、道中で鞍上が手の内に入れていたように常識にかかった稽古を消化できるようになったのが心強い。去勢の効果は精神面だけでなく、一層豊富になった筋肉量が示す通りで正に馬が変わった

ハイレベルな併せ馬ということで水曜の堀厩舎にも注目しなければなるまい。それが3度目のハロー明け、ひと呼吸置いてウッドに登場したサトノティターン。

土曜12Rのサトノティターンは調教再審査で一息入っての臨戦。その分、北のダートコースで2本追えたし、それ以外のウッドでは再三にわたってパワフルな動きを披露。最後は控えた為に1馬身遅れだったが引き締まった体でハミをシッカリと受け入れての走りと安定感はあった。6月の当条件では内外にフラつきながらも後続に2馬身半とスケールが違う。1000万下でも通過点

最後に2歳戦。府中・土曜3Rはデビュー2戦目になるコズミックフォースが人気に応えそう。新馬では出遅れが応えたが直線では定石通りの伸び。能力は窺えたし、調教のレベルもUPさせた。特に、最終追いでは一杯になる外を追走する態勢。その相手が既に勝ち上がっているレベルなのに持ったままでの併入と抜群の動き。体を大きく使う馬だけに、2000がベストとは言えぬがスローで流れ易い2歳戦なら不安は少ない

トーセンクリーガーにも魅力を感じる。前走は道悪に加え、内で包まれて思い通りに運べなかった。とはいえ、ソエが固まってシッカリと追えるようになった上に、中1週ながら今回も5F追いを消化。元々、垢抜けた馬体で能力を感じさせていた馬。少々薄いところがあるだけに、良馬場で臨めるのが何より

プロフィール
柴田卓哉

学生時代は船橋競馬場で誘導馬に騎乗。競馬専門紙『1馬』在籍時には、 「馬に乗れる&話せるトラックマン」として名を馳せる。 30年以上にも渡りトレセンに通い詰め、 現在も美浦スタンドでストップ・ウオッチを押し続ける。 馬の好不調を見抜く眼に、清水成駿も厚い信頼を寄せる調教の鬼。 また東西問わずトラックマン仲間たちとの交友関係も広く、トレセン内外の裏情報にも強い事情通。