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競馬コラム

美浦追い切りレポート

2017年10月05日(木)更新

美浦では抜けた存在 ソウルスターリング

連休を絡めての3日開催で口火を切るロングランの府中。注目は日曜の毎日王冠で、3歳牝馬ながら古馬に敢然と立ち向かうソウルスターリングの動向が全てと言って良い。

確かに、昨年暮れからは牝馬とだけの戦い。しかし、紛れのない競馬で抜け出したオークスがハイライトとなって2分24秒1だったから掛け値なし。早くから秋初戦は毎日王冠と決めて抜かりのない調整過程を踏んだことも心強い。特に、一気にピッチを上げた1週前には3頭併せの最後尾から併入して5F67秒8。2度目のハロー明けだった直前に至っては8分処を回りながらラスト12秒2の鋭さ。手綱を緩めたらどこまで弾けるかといった強烈なインパクトを与えながら。春よりメリハリのある体つきでひと回り大きくなったと思わせる全体像。着実な進化があっての53キロなら上の世代に対して臆するシーンはない筈

同じ世代の牡馬、ダイワキャグニーの最終追いは長目から追って6F84秒ジャスト。こちらも仕上りに関しては何ら問題がない。また、デビュー当初にはブリンカーを着用しないとまともに追えなかったほどの幼さは影を潜めた。唯、中間の併せ馬の質という点で少々不満。牝馬に比べると低調な3歳牡馬でもあれば根拠は薄い。

5歳を迎えていても底を見せていないのがグレーターロンドン。確かに、蹄に爆弾を抱えている馬で3歳春からの休養はトータルで2年弱に及ぶ。けれども、やはり順調さを欠いた安田記念でも僅差3着だったし、体型的にマイル限定ということはあり得ぬ。1週前の2馬身遅れは6F追いで追走する態勢。一杯に追えたことで息はデキた。大竹厩舎らしく最後は4Fからのしまい重点だったが、ポテンシャルが伝わる大きなストライドはさすが。問題は体に少し緩さを感じる点。となると、ソウルSに対しては連下の1頭に過ぎないのでは。

文句なしのデキがアストラエンブレム。1週前の木曜は雨に祟られたウッドを避けて芝コースへ。軟弱な馬場でも安定した走りだったのは、ここにきて更に厚みが出た上にバランス良く配置された筋肉を存分に使えているからこそ。直線で2頭の間を割った最終追いでは沈み込むようなフォームで4F53秒9という時計以上の迫力。夏前、同じ府中1800のOP特別で取りこぼしたことには目を瞑りたくなる

天皇賞やJCを見据える上では欠かせないというなら京都大賞典も同様。唯、こちらにエントリーした関東馬は勝負にならない。西下組の中では土曜・平城京Sに2頭出しで臨む堀厩舎からピックUP。特に、ストロングバローズは春と一変。その時点ではノド手術明けで馬を追い込める調整ができなかった故の馬体増。対して、1週前に5Fからビッシリ追えたことに加え、4Fスタートだった直前では発達した胸前から繰り出すパワフルなフォームを披露。懸念が一掃されたからこその動きで本来のパフォーマンスが蘇る

ここからは府中に戻って他の特別戦を。今週の一番は土曜・本栖湖特別のサーレンブラント。態勢を整えて臨んだセントライト記念はそれなりに脚を使ったといった程度だが、状態面ではなく右回りが全てで、3歳OPなら通用する力の持ち主。レース間が詰まる為に強い調教を消化したわけではないが、5F72秒5と目立たぬ時計ながら1F手前で一気に並びかけるとラストは流したままでも1馬身先着。体を大きく見せている点で進境は確かだし、青葉賞で先着を許したアドマイヤWには1キロ貰っている勘定。条件は整った

同じ1000万下でも芝のマイルが日曜・鷹巣山特別。ここはルネイション。3歳一杯で僅か4戦のキャリアというから、成長を待たざるを得ない段階だったということ。逆に、今春からはトントン拍子で、今回が昇級戦になるとはいえ1度は経験したクラス。そこでの6着は馬場に泣いただけ。夏の新潟では500万下でも質の高いメンバーに混じっても決め手で分が悪くなったというシーンは皆無。加えて、直前の2週で連続して併せ馬を消化。特に、3頭縦列の最後尾から内にもぐり込んだ直前は弾むような身のこなしで丸味帯びた馬体にも好感が。開幕週でピンポイントのマイル、アッサリ通過するに違いない

最後に2歳戦。サウジアラビアRCはスケールの大きさを感じさせるダノンプレミアムが東上。これに対抗できる関東馬となるとステルヴィオか。安定したレース運びでデビューを好時計で飾った舞台だし、馬場が合わなかった札幌でも着差以上の余裕と奥行きがある。しかも、しまい重点が直前という木村厩舎の定番に逆らっての6F追いで鍛錬に余念がないのだ。当然ながら初重賞を狙える位置に

侮ってならないのはテンクウ。確かに、新潟2歳Sは前残りの中、上手く流れを掴んでの3着。唯、タイプとしてフラットなコースでの決め手比べがベストではない中だったから立派。2ヵ月近く開いて輸送を控えていても強く追った前回時に比べると4F57秒2は大幅に遅いが、その分ゆとりを持って仕上げられたわけだ。とはいえ、先行した相手は古馬1600万下で馬体が合った直線ではキャリアの差を感じさせぬ印象での併入。1走ごとに走りが洗練されているように学習能力◎

初勝利に待ったなしという段階なのが日曜2Rのアーモンドアイ。デビュー戦の新潟では出遅れた上に、道中も遊んで前に進まなかった。とはいえ、ラストは目の覚めるような伸びで素質のほどは明らか。勝ち馬が先週の1勝クラスで4着と目途を立てたほどで、それを上回るポテンシャルを示した。今回も秀逸な動き。5F68秒を切る時計にしても痺れるような手応えでとても未勝利とは思えぬ迫力。パワーも伴うタイプだから直線の長いコースなら他との違いが際立つ筈。

新馬戦での注目は鹿戸厩舎のキャンディケイン(土曜5R)。シャープな体の線を誇り、如何にも‘切れる’といった身のこなし。早い時期に美浦入りした当初からその好馬体は異彩を放っていたし、ここ2週の併せ馬では古馬よりきついメニューを課せられても最後までシャープな動き。怖いのは抽選除外だけ

ここではもう1頭を取り上げて相手本線としたい。最終追いは坂路だったが、それまでの2週がウッドでの3頭併せだったワールドヘリテージ。ガッシリとした体つきで2歳とは思えぬ力強さ。特に、脚色で劣ったとはいえ大きく追走した1週前は、苦しい筈の直線でも鞍上が追えば追うだけ脚を伸ばせたように実戦向き。1400は少々忙しいかもしれないが、それをカバーできるだけの身体能力を持つ。

プロフィール
柴田卓哉

学生時代は船橋競馬場で誘導馬に騎乗。競馬専門紙『1馬』在籍時には、 「馬に乗れる&話せるトラックマン」として名を馳せる。 30年以上にも渡りトレセンに通い詰め、 現在も美浦スタンドでストップ・ウオッチを押し続ける。 馬の好不調を見抜く眼に、清水成駿も厚い信頼を寄せる調教の鬼。 また東西問わずトラックマン仲間たちとの交友関係も広く、トレセン内外の裏情報にも強い事情通。