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競馬コラム

美浦追い切りレポート

2017年08月30日(水)更新

最終週の両メインは牝馬が台頭

サマー2000シリーズの帰趨を決する新潟記念、ボーナス獲得に向けて最短距離にある関東馬はルミナスウォリアー。函館記念が示す通り、昨夏を出発点にしたとしてもここにきての地力強化が明らかな遅咲き。放牧を挟んでの美浦入り1本目に併せ馬でビッシリ追えたように、勢いに翳りはないし、感触を確かめる程度の5F71秒1だった直前も実にリズミカル。唯、2キロ増しの57キロで分が良いわけがない上に、馬場のフォローが大きかったのが前走。ここは押さえ程度で十分ではないか。

主役を張る資格を有するもう一方がアストラエンブレム。重賞勝ちがない以上に2000が初だというのは意外。それだけ距離に対する融通性を感じさせるし、それはレースセンスに裏打ちされたもの。今回、ラスト2週が坂路でいずれもハードに追われた。要するに、先月上旬から豊富なバリエーションで乗り込まれた効果が表れたと見做すべき。勿論、2戦2勝の新潟なら末脚に磨きがかかろうし、56.5キロも許容範囲(2走前と同斤)であれば確実に首位争い

そうなると、俎上に置かなければならないのがトルークマクト。今回をイメージできる外回りということで、3月・大阪城SではアストラEに迫っているからだ。まして、その時の斤量差より1キロの開きが出たのだ。問題は目黒記念で振るわなかった直後からのリセット。最終追いこそ1秒追走しての併入で手応えでも優った。しかし、ウッド5F69秒8に過ぎぬし、1週前は反応一息で格下に遅れ。正直、もう1本速い時計が欲しかった。

好調をキープしているのがマイネルフロスト。七夕賞ではマルターズアポジーを潰しに行っての2着だから価値◎。ブリンカーを着用した新潟大賞典を境に馬が変わったわけだ。元々、稽古では豪快な動きを披露していた馬だから、GⅢでの安定ぶりにも合点が行く。全て単走だった今回にしても、ひと目でそれを分かるはち切れんばかりの馬体で、直前も鞍上のアクションに応えたラストは12秒3と矢のような伸び。目標になるレース運びしか手はないが、そのビハインドを跳ね返すだけの根拠は十分

鮮やかな上昇カーブを描くのがロッカフラベイビー。レースの上がりが34秒3と超スローだった佐渡S、大外から他を一蹴したのだから驚き。調教を強化しても+18キロだった馬体が示す通り、増加分が全て実になった印象で、前走後も緩める気配は一切なく、併せ3本。特に、行き出しが5Fだった最終追いは輸送を控えていても馬場の外目を選んで十分に負荷をかけた。加えて、馬なりではあってもグッとハミを取ってゴムマリのような身のこなし。限界を感じさせた福島牝馬S時とは全く違う姿で再びの52キロ。当コースの2000に対する適性を見出した段階ということでも底知れぬ。

土曜メインの準OP戦はハイレベルな争いになりそう。特に、1800で楽に運べるパターンなら底を見せたとは言えぬハクサンルドルフには明確な武器がある。唯、ここも牝馬。まずは降級初戦となるフロンテアクイーン

今回は久々になるが気性的にそれを苦にしないタイプ。しかも、立ち回りの上手さがあるからローカルでのポテンシャルは高いし、左回りも得意。先週から調教の質を一気にUPさせても難なく消化できたほどで体はデキている。更に、最終追いでは渾身の長目追いで5Fからは13秒台のラップを刻んだほど。にも関わらず、直線では外目を選択してラストまで余裕の手応え。態勢は整った

面白いのがバンゴール。直前は4Fスタートのしまい重点だったが、半端でない推進力でパートナーを瞬く間に1秒も置き去りにしたのだから抜群の内容と見做して良い。馬体を維持するのに汲々としていた伸び悩みの時期とは一線を画す動き。無論、フラットなコースがフォローになるし、2月に1000万下をやっと勝ち上がった時点とでも雲泥の差。当クラスで限界を示すとは思えぬ

他の特別戦で取り上げるのはまず土曜・弥彦特別。ここは昇級戦になるアクート。小柄だがパンチの利いた走りで凄味さえ感じたのが前走で見せた末脚。今回も宗像厩舎らしく目立たない時計での併せ馬だが、一杯になる内を尻目に全身バネといった形容がピタリと嵌るアクションで余裕綽々の1F12秒8。積極的にレースを引っ張る馬不在のメンバー構成は前回同様で、ここでも切れに切れる筈

堅いところでは日曜・両津湾特別のスペリオールシチー。500万下入りした前走は未勝利時とは異なるレース。他のプレッシャーに対してレースを投げることがあっても不思議ない状況だったからだ。それでもも集中力を途切らせることなく勝ち馬に迫った上に、以下には水を開けていたのだから、巡り合わせの問題。今回は中1週になるが3頭併せを消化。確かに、先行して脚色は劣ったが、5F69秒1と自分の時計では動いている。また、遅れを取りそうになりながらも辛抱しての同時入線と自身の持ち味が生きた追い切りと言えよう。今度こそ

最後に今シリーズのファイナルを飾る直線競馬、雷光特別を。当条件での実績ということなら降級馬。復帰後の2戦で6、8着と案外だったミキノドラマーだが今回は違う。3頭併せで追走しながら最外で内2頭を大きく引き離しての5F67秒7。入りが16秒台と制御が利いていた上でのラストだったから中身が濃かったということだし、馬体も引き締まって切れが出てきた

矢野英厩舎の定番でしまい重点ながら3頭併せの真ん中で目一杯追われたファドが実に力強い動き。小細工なしに持ち前のスピードを生かす形で変わったのが前走。体型から典型的なスプリンターと見做してしたから漸く個性を生かせるようになったということで、前走をフロック視するわけにはいかない

しかし、傾向として斤量利がある上に、成長度で3歳には大いなる魅力を感じる。詰めは少々甘いものの、パワフルな動きで着実に進歩しているウーマッハには一目置くべき。唯、久々になるダイヤインザラフではどうか?

小兵ながらダートもこなせるポテンシャル。なるほど、四肢にパワーの籠ったフォームで幅を感じる反面、小気味良い動きが目立つから芝でこそ。坂+道悪だった中京での大敗で見限るべきではないのだ。しかも、そこは1400と距離も合わなかった。コーナーワークを見るとシンプルな直線競馬ならより伸び伸びと走れるだろうし、良質な筋肉を纏っての帰厩。特に、1秒先行した5Fの入りがあったとはいえ、同厩のOP・トル―クマクトに最後まで抵抗して併入という高密度の最終追いさえ。ウッドで追えたことだけでもプラスに捉えるべきなのに、だ。成長度で群を抜いている

プロフィール
柴田卓哉

学生時代は船橋競馬場で誘導馬に騎乗。競馬専門紙『1馬』在籍時には、 「馬に乗れる&話せるトラックマン」として名を馳せる。 30年以上にも渡りトレセンに通い詰め、 現在も美浦スタンドでストップ・ウオッチを押し続ける。 馬の好不調を見抜く眼に、清水成駿も厚い信頼を寄せる調教の鬼。 また東西問わずトラックマン仲間たちとの交友関係も広く、トレセン内外の裏情報にも強い事情通。