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競馬コラム

美浦追い切りレポート

2017年08月09日(水)更新

復活は今回を措いて他なし ロードクエスト

今シリーズで2度目の重賞となる関屋記念は、他との繋がりが希薄なアイビスSDとは色合いの異なるレース。マイルシリーズの第二弾ということもあって、中京記念をベースにするのが常識的。唯、別路線を歩んできた美浦組には実力馬が揃った。せっかくだから、そちらの取捨選択をメインテーマにしたい。

連覇を視野に入れているヤングマンパワーは安田記念以来。16着と意外なまでの大敗だったが、ロゴタイプの離し逃げで仕掛け処が難しかった。そもそも、フラットな新潟で飛躍のきっかけを掴んだ経緯もある。ここを足がかりにして再び上を目指すことになって不思議ない。けれども、スローの前目という点が前提になるとマルターズアポジーの存在が厄介。

そのマルターズアポジーは、七夕賞でタイトなマークに遭って人気に反する結果を招く。しかし、今回は別定戦で中間も元気一杯。特に、1週前は3頭併せを敢行して追走から外に進路を取るハードさ。結果、1馬身遅れだったが9分処で5F67秒6の好内容だったし、直前の併せ馬での力強い身のこなし。問題は、バックストレッチの長いコースで上手く息を入れて運べるかということ。

それと脚質が被るマイネルハニー。こちらも輸送を控えた今週は2歳相手の併せ馬とセーブ気味。勿論、中2週と間隔が詰まっているから強い稽古は必要ないし、伸びやかなフォームでのラスト12秒5と好調をキープ。マイルの高速決着だった京都金杯でも5着だったほどで、残り目には注意したい。

台風一過で朝でも尋常でない暑さだった水曜、そんな気候に斟酌することなくピッチを落とさなかったのがメートルダール。新潟大賞典でも上位に関わっているから1600万下を勝ち上がったばかりという見方は当たらない。まして、初距離だった前走が決め手で他を圧倒する競馬。2度目のマイルということなら磨きがかかる筈。また、行き出しは4馬身追走の5Fからだったが、一段と厚みの増した馬体を存分に使ったフォーム。気合いをつけた程度でパートナーに2馬身先着で寸分も狂わぬ最初追いを消化、前走を明らかに上回る

それでもロードクエストに一日の長がありそう。2度目のハロー明けに向正からウッド入りしての単走。小島茂厩舎だけに目立つ時計ではない、4F54秒7のしまい重点だったが、一叩きされた直後から入念な調教を重ねた。その成果で弾力性のある身のこなしに。爪の不安によるブランク明けだったパラダイスSは+12キロと緩い造り。折り合いに専念して直線だけの競馬だったから稽古代わりとしては格好だし、衝撃的だった新潟2歳Sと同じ舞台。ここを措いて復活の場はあり得ぬ

日曜の他ではまず豊栄特別。ここは降級4歳、それも牝馬が上位を占めそう。坂路調整だったアッラサルーテを除いたとしても有力馬目白押し。3馬身追走の4Fスタートから内にもぐり込んでの併入だったアルジャンテはリズミカルな捌きでラスト1F12秒9と糸を引くような伸び。昨夏の当条件で好時計をマークできたように、直線の短い内回り1400がベスト

降級2戦目になるペルソナリテも見限れぬ。古町特別では直線で窮屈になるシーンが。脚を矯める形を意識し過ぎた故で能力を出せなかったわけだ。今回は夏場の中1週で3F40秒9と正味上がりだけの調整だったが全身を使ったアクションで馬体減の心配は無用。デビューからの連勝が1400と1F短縮なら巻き返せる

しかし、今一度オルレアンローズを。久々だった中京では注文通りの逃げを打てたが、如何せんオーバーペース。前回時の当欄で加速してからのスピード感が抜群として取り上げたが、結果的には馬の気に任せた調教だったということ。対して、今回は鞍上の合図通りにペースUPしてラストはパワフルな捌き。ガス抜きがなった上に全体のバランスも良くなった。直線の短いコースに替れば後続を寄せつけぬ

あと侮れないのが3歳のライズスクリュー。仕掛け処が抜群だった前走で2着。間隔が開いた今回だが、Dコースでの追い切りは3頭併せの最後尾から先行2騎を置き去りにしてのフィニッシュ。何と、5F63秒9の快時計でひと皮剥けた感。スパートを早めなければ間に合わぬコース形態でも再度の好走が可能。

牝馬だけをピックUPした豊栄特別だったが、土曜の三面川特別は正真正銘の限定戦。関西からの遠征組には2歳を含めて敬意を表すべきも、ダイワドレッサーを信じるのが妥当。2階級落ちだった福島は案外な伸びだったが、仕上げの過程で覇気が伝わってこなかったのは事実。対して、今回の併せ馬では鹿戸流の馬なりだったとはいえ、内からアッサリ抜け出して相手を1秒5も突き放した。前向きさが動きの鋭さを生んだとあれば叩き一変と捉えて良い

ここからはダート。日曜・麒麟山特別は1000万下。上のクラスでも通用したイーグルフェザーが支持を集めるのも妥当。6月以来となるが、無理使いが祟った冬場より中身の濃い併せ馬を消化、ここ2戦のデキにあるということ。が、[0.0.0.1]の距離とコーナー4回、57.5キロのトップハンデとクリアーすべき課題は多い。

3歳のトレンドラインではどうか?前走の500万下は古馬相手だったとはいえ、2着以下のレベルが明らかに低かった。けれども、ゲートが安定して余裕を持ったレース運びから抜け出す際も楽。つまり、周りのレベルUPにも即対応できるだけの奥行きが見受けられたのだ。しかも、冬からの一連を見る限り、マイル以下では忙しそうな素振りも。ユッタリとした胴の構えが距離延長での変り身を予感させる。2週連続のウッドでは単走ながら好時計連発と攻め強化が窺えるし、1Fの反応が抜群で進境を窺わせるには十分。連勝に向けての視界は良好

最後が日曜6Rの新馬戦。ここはルヴァンスレーヴで断然。直前の併せ馬こそセーブ気味で同じ2歳に対して先行。唯、ここに至る過程で本番を見据えた調教ということなら1週前。既走馬で新馬2着のヴィグラスファイアに対して軽く手綱を扱いただけでもアッサリ先着と能力には太鼓判を捺せる。実にパワフルなフォームでのウッド5F68秒を切る時計が外目のコース取りだったから、もう1勝馬という範疇

プロフィール
柴田卓哉

学生時代は船橋競馬場で誘導馬に騎乗。競馬専門紙『1馬』在籍時には、 「馬に乗れる&話せるトラックマン」として名を馳せる。 30年以上にも渡りトレセンに通い詰め、 現在も美浦スタンドでストップ・ウオッチを押し続ける。 馬の好不調を見抜く眼に、清水成駿も厚い信頼を寄せる調教の鬼。 また東西問わずトラックマン仲間たちとの交友関係も広く、トレセン内外の裏情報にも強い事情通。