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競馬コラム

美浦追い切りレポート

2017年06月21日(水)更新

OP特別なら軽く突破できるグランシルク

上半期の総決算となる宝塚記念だが、エントリーは11頭のみとドゥラメンテの参戦で盛り上がった昨年と比べると少々色褪せた印象。GⅠ3連勝を目指すキタサンブラックが主導権を握れそうなメンバー構成で、関東勢では少々荷が重いか。

確かに、サトノクラウンにとっての大阪杯は距離不足で馬体減も誤算。唯、今回も同じ内回りで2月の京都2200とは状況が違う。単走だった最終追いは予定通りで5Fから14秒台のラップを刻んだことが意欲の表れだし、ここ2走の木曜追いから転じて微調整が可能な水曜に最終調整を済ました点にも工夫が。しかし、稽古駆けしないタイプにしてもラストが13秒0で反応が物足りない。昨年からの劇的な変化を感じないとすればキタサンBに対する相手の1頭でしかない。

それならばゴールドアクター。今年に入っての2戦は一息だが、昨年暮れのGPでは上位を脅かす3着。今回の距離にしてもオールカマーでの完勝がある。2週にわたっての長目追いを敢行して直前にも併せ馬。それも6F地点で2秒近く先行させた馬を目標に進めると、直線では内を突いて測ったような半馬身先着。胸前に筋肉が充実してきた上に、それが推進力を生んで数字以上の迫力。今季一番のデキ

ロングランだった春・府中の掉尾を飾るのはOPのパラダイスS(日曜メイン)。注目の的は7ヶ月ぶりになるロードクエスト。小島茂厩舎としては異例の6F追いだったのが1週前。それで馬体がキリリと引き締まった上に、実戦を控えた緊張感が雰囲気として漂っている。ハロー明けの併せ馬で5F70秒2とセーブ気味だったのはプラン通りで、自らハミを取って突き進むラストがあったし、身のこなしも軽やか。出遅れて流れに乗れなかった富士Sを除けば左回りはパーフェクトに近い。初になる1400も当然ながら守備範囲。

けれども、充実著しいグランシルクの前では霞んでしまう。緩めた気配を微塵も感じないほど洗練された姿。単走だった最終追いにしても4Fを過ぎてスムーズに加速。その間のラップが13秒台と思えないのは自然体でのペースUPゆえだし、少々気合いをつけられたラストでも大きなストライドで実に鋭い伸び。当条件はベストで、京王杯ではコース利がある上位2頭に足元を掬われただけ。とはいえ、そのレースで振るわなかったサトノアラジンが安田記念勝ちという事実。OP特別なら地力を見せつける筈

馬場の大外を選んだ上にセーブ気味ながら5F69秒8だったノットフォーマルは好調キープ。というより、一時期のスランプから完全に抜け出した。3歳時にGⅢ勝ちのある馬だから今回の昇級は形だけ。ハンデ→別定に替るが勢いを得た牝馬を軽く扱うことはできぬ。あとはショウナンアチーヴ。ニュージランドT以降は入着さえない体たらく。しかし、この中間は質の高い併せ馬を繰り返して状態は確実にUP。ここ2走は確実に脚を使えているように、1200を使ったことで覚醒するシーンも

他の特別戦ではダートにスポット。土曜・夏至Sは1600万下のハンデ戦でOPからの降級馬は重い斤量を課せられる。従って、能力断然のレッドゲルニカにしても死角はあろうし、そもそも坂路オンリー。同じ4歳であれば当クラスは初になるシュナウザーが面白い。前で立ち回れる器用さがあるから2キロ差を生かせるだろうし、1F短縮もOK。唯、狙ってみたいのがカフェリュウジン。4Fからのしまい重点を繰り返す中間でラストの伸びは上々。鞍上の合図に即反応できる機敏性を身につけたのが収穫で、ダート仕様の走りにもなってきた。3走前には一瞬顔を覗かせる0秒5差で、当時からの1キロ減はプラスだし、一瞬の脚を生かすのは格好の条件

土曜・日野特別もダート1400で、ここはタイセイスペリオル。前走は強い勝ち馬を深追いした結果、最後には脚が上がらなくなった。とはいえ、脚元の不安による休養からの復帰戦で仕方ない側面はあった。今回はゆとりを持っての仕上げで、追い切りでは単走の形となったが、前を行く他厩の2頭を大外から抜き去ってのフィニッシュ。余力あっての5F69秒0は、通ったコースと馬場を考えれば価値ある時計。ハリの蘇った馬体を駆使したアクションは500万下のそれではない

日曜・最終Rの500万下は3歳が主力を形成。前走2着のタニガワが大きく追走するハードな稽古をこなして絶好調。唯、自ら積極的に動けるタイプではないだけに安定味といった点で今ひと息だからだ。

サンチェサピークの前走は3歳OPで見せ場十分の4着。何せ、先週のユニコーンSにも登録があったほど。3頭併せで同厩のOPを遥かに凌ぐ中身だった1週前があるし、同じように追走する態勢だった直前でもパワフルな身のこなしで奥行きを感じさせるには十分。

ライバルはポップアップスター。調教の動きは、初勝利を挙げた前回時も目立っていた。手探りだったデビューからの3走とは見違えるような馬体で無駄を削ぎ落とした復帰戦こそが本当の姿。雨の影響を受けたウッドで馬場の荒れた時間帯の併せ馬だったにも関わらず、パートナーに合わせた直線だったから余裕綽々。その手応えで1F12秒7だったのだ。完全にひと皮剥けた

最後に新馬戦の2鞍を取り上げたい。土曜5Rの中心はコスモラフェット。美浦入り直後にでも使えそうな馬体で均整が取れている。外厩での鍛錬のほどが窺えるわけだ。加えて、古馬を追走する形でも脚色優勢だったのが1週前。最終追いこそ少々手応えで見劣ったラストだったが、荒れた馬場での4F53秒台でまだ伸びる余地があったのなら水準以上。実戦向きの素直な気性で完成度は高い

相手には古賀慎厩舎のミュージアムヒル。最終追いこそ3分処での単走でセーブ気味だったが、それまでは3頭併せを繰り返す。豊富な筋肉に纏われた体で実にパワフルだし、持続性が高そう。従って、もう少し距離が欲しい気もするが、長い直線がカバーしてくれるのでは。あとはシェーナ。5F71秒を超える時計が最終追い。確かに、馬を追い込んでの仕上げではないが、追えば追うだけそれに応えそうな勢いで安定感のある走りが魅力

日曜5Rで馬体が目立つのがスワ―ヴエドワード。軽快な道中は認めるものの、前向き過ぎる気性で追って甘い点が見受けられた分、1800では半信半疑。それならばモノドラマ。3頭縦列の真ん中でスタートした向正から直線ではサンドされた状態に。にも関わらず、首を上手く使った走りでゴールまで一切動じることがなかったし、1F13秒6も相手に合わせていなければもっと詰まった。追い切りタイムが平凡だったことには目を瞑れる。 。

プロフィール
柴田卓哉

学生時代は船橋競馬場で誘導馬に騎乗。競馬専門紙『1馬』在籍時には、 「馬に乗れる&話せるトラックマン」として名を馳せる。 30年以上にも渡りトレセンに通い詰め、 現在も美浦スタンドでストップ・ウオッチを押し続ける。 馬の好不調を見抜く眼に、清水成駿も厚い信頼を寄せる調教の鬼。 また東西問わずトラックマン仲間たちとの交友関係も広く、トレセン内外の裏情報にも強い事情通。