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競馬コラム

美浦追い切りレポート

2018年06月21日(木)更新

目を瞠る鋭さ ゼーヴィントが急浮上

上半期の総決算となるドリームレースは例年になく手薄な1戦。本来ならサトノダイヤモンドの復活に期待したいが、金鯱賞は超スローの中、見極めにくい3着だったし、大阪杯ではよもやの見せ場なし。一変を期待するのは酷ではないか。もう一方のサトノは関東の雄。昨秋の天皇賞2着が益々盛んということを示している上に、前年度の覇者なら条件揃いと見做して良い。

問題はドバイからの直行になる点。確かに、熱心な過程を踏んでの最終追いが3頭併せ。しかも、直線では2頭の間を割る形で闘志をかき立てようという狙いが垣間見える。唯、鞍上が目一杯アクションを起こしたわりに、ギアが上がるまでのタイムラグが。まだ本来のハリに及ばぬ印象もあるから、望みは当舞台に対する相性のみ。押さえ程度にとどまって貰う。

美浦で思わず目を奪われる快調教だったのがゼーヴィント。叩き2走目の目黒記念は案外だっただけに、今回は低評価に甘んじそう。しかし、直前が長目追いと意欲的だった半面、木村厩舎のパターンに反しての挙句が-2キロに過ぎなかった。つまり、もうひと追い欲しかったというのが正直なところだったし、広いコースでスタミナを問われる状況が合うとは言えない。

今回は1週前の5F追いの時点で躍動感に溢れていた。更に、向正出しでしまい重点だった追い切りの3頭併せは直線半ばに至ってもスパートを待つ余裕、そこから気合いをつけられると一気に伸びて他を抜き去ってのゴール。1F12秒を切る鋭さでピークに達した。実績面では劣る上に、2度の長いブランクが痛かったが、当距離のGⅡでは2度惜敗。特に、昨冬のAJC杯は淀みのない中でも前を潰しに行く競馬で時計も優秀。2200での立ち回りに秀でている

日経賞は折り合いを欠いたのが全てだったキセキは、そこで見切りをつけたことが功を奏するだろう。あとは香港の古豪・ワーザー、地元の利があったとはいえ、強力な日本馬を負かした実績には敬意を表すべき。◎は以上の3頭から選ぶつもり。

同じく最終週を迎える府中のメインは日曜のOP特別。ここはスターオブペルシャで決まり。ハロー明けの一組目に登場しての2頭併せ。測ったように先行馬に並びかけてのフィニッシュで5F71秒2と時計自体は平凡だが、張りつめた雰囲気で筋肉の盛り上がりが凄い。去勢による進化は気性面だけではないということ。加えて、直前が軽いといっても安田記念を視野に入れて調整を進めた経緯があるのだから、感触を確かめる程度で十分なわけだ。本質的に1F長いと思われていたマイルでの完勝が充実の証し。賞金加算だけがテーマ

ライバルは、本来なら重賞勝ち馬の2騎。けれども、単走で追われたトウショウドラフタはラスト13秒6と弾けるシーンなし。トモのパワーが前に繋がらないフォームで、目先を変えてダートを使った影響大。ロードクエストはここ目標に入念な乗り込み。一応のタイムも出ているし、最後も5F追いと負荷をかけた。しかし、オール馬なりでの調整で鍛錬といった部分が見えない分、良化はまだ先。

面白いのがアイライン。14着だった京王杯SCでも0秒6差に過ぎないし、相手は大幅に弱化。鮮やかだった4走前が強烈だが、元々が1400巧者。5F68秒を切ってビッシリ追った1週前、直前の単走いずれも全身を使ったフォームで実にダイナミック。6歳を迎えて再び成長曲線を描いている

他の特別戦で興味をそそられるのは日曜・清里特別。降級4歳に混じって戦う3歳に素質馬目白押しといった具合だからだ。そして、これより挙げる3頭はいずれもユニコーンSへの出走が叶わなかった。

まずはイダペガサス。最終追いは単走での4F54秒2~1F13秒5と遅い時計だったが、前週に向けて調整を進めていただけに心配は無用。順調さを欠いての臨戦ながら、当コースでは古馬1000万下に肩を並べる時計での快勝がある。当時より身のこなしがスムーズで力強さも増しているのだ。しかし、大飛びでパワー優先の走法、マイルがベターか。

海外遠征直後の1戦となるルッジェーロは、その反動を感じさせぬリズミカルな動き。2週にわたって追走して内にもぐり込んでも痺れるような手応えに終始と状態には太鼓判を捺せる。唯、レピアーウィットを前にすると全てが霞んでしまう。除外で延びた影響は皆無で一段と質の高い併せ馬を消化。先行するパートナーは宝塚ゼッケン着用のアルターである。それに挑んだ直線、手応えでは劣ったが、美しくも力強い筋肉を余すことなく使っての同時入線で、馬体増は全て実になっていることがダイレクトに伝わってくる

逆に、同じダート1400でも土曜・日野特別は降級馬を。シャープシューターだ。1000万下入りして初戦の前走は5着。とはいえ、ちぎった勝ち馬が早目の競馬となれば苦しくなる位置。それでも2着とは0秒2差なのだから上でも目途を立てたことに。しかも、そこは3月の中京以来。乗り込みは十分でも降級を見越した仕上げに受け取れたのだ。今回は最終追いの併せ馬まで追走の形を取った。更に、行き出し4Fの入りが13秒台のハイラップで調教強化は明らか。勿論、良化余地を残す段階だが、このクラスなら押し切れる

逆に、土曜7Rの牝馬限定の500万下は3歳。叩き3走目のアトムアストレアを推す。ラストで伸び脚を見せての5着だった前走で目途を立てた形。確かに、前後半差が3秒に近い、若駒としてはタフな流れになったことで差しが利いた。けれども、ユッタリと運べる距離だったデビュー戦を思えば、落差の激しいラップバランスの中、集中力を切らさなかったのが収穫で、ダートのマイル2度目で対応できたのが学習能力の高さ。また、追い切りでは最後までシッカリと追われての5F66秒5。大幅に時計を詰められたのは1走ごとに増える馬体重ゆえ。華奢な面が消えつつあるのを実感。癖が分かっている北村宏なら内枠を引いても無難に捌いてくるに違いない。

プロフィール
柴田卓哉

学生時代は船橋競馬場で誘導馬に騎乗。競馬専門紙『1馬』在籍時には、 「馬に乗れる&話せるトラックマン」として名を馳せる。 30年以上にも渡りトレセンに通い詰め、 現在も美浦スタンドでストップ・ウオッチを押し続ける。 馬の好不調を見抜く眼に、清水成駿も厚い信頼を寄せる調教の鬼。 また東西問わずトラックマン仲間たちとの交友関係も広く、トレセン内外の裏情報にも強い事情通。