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競馬コラム

ラップナビゲーター

2019年07月19日(金)更新

【中京記念】とにかく当日の馬場レベルがカギ

 先週、唯一の重賞・函館記念はマイスタイルが逃げ切り勝ち。巴賞9着からのガラリ一変で見事に初のタイトルを手中に収めた。


 Vタイム1分59秒6はまずまずといったところも、前後半5ハロンは59秒8→59秒8のイーブンラップ。自ら生み出した淀みのない流れで後続を完封なら高い評価を与える必要がある…数字だけを見ればそう結論付けるのが妥当な線なのだが、結果的には1~4着まで4角通過順がそのままスライドする典型的な前残り決着。お世辞にもハイレベルとは言いがたいラスト2ハロンラップ(11秒6→12秒3)でも差し込んでくる馬がいなかった、という見方がレースの実態をあらわしていると言えようか。クビ差2着が9番人気の伏兵。マイスタイルにとっては次走こそが真価を問われる一戦となる。


 今週は函館2歳Sと中京記念の2重賞。函館デビュー組が圧倒的優勢を誇る函館2歳Sはレッドヴェイパーに期待。初戦が稍重で6ハロン1分09秒8と上々のVタイム。412キロと小柄な牝馬で上積みはどうかも、目下の完成度で一枚上をいくとみる。


 猫の目のようにコロコロと当日の予報が変わる中京記念はとにかく馬場レベルがカギ。良馬場ならマイル1分32秒台、渋れば1分35秒台が一応の目安となろうか。全体時計に3秒もの誤差が生じれば馬場レベルを問わない、いわゆる晴雨兼用タイプに軸を任せるのがベター。勝利から遠ざかって久しいキャンベルジュニアだが、稍重→良の17、18年ダービー卿CTでともに2着。片や1分34秒台後半の低速決着、片や1分32秒台前半の高速決着と全く異なる馬場レベルで同じ結果を残せたのは特筆に価する。南半球産の遅生まれとあって7歳でもまだまだ伸びシロは十分。スプリント路線に見切りをつけたここでかつての輝きを取り戻せるか、要注目だ。



明石尚典

AKASHI TAKANORI

関西学院大学法学部卒。大阪スポーツの若き俊英記者として知られる。ラップ理論の先駆者でもある上田琢巳記者を師と仰ぎ、同氏からの信頼も厚い。東スポ・大スポ週末版で「ラップナビゲーター」を大好評連載中。

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