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競馬コラム

上田琢巳のラップ・トリック

2018年05月16日(水)更新

【ヴィクトリアM】アエロリットの敗因は二つ

 ヴィクトリアマイルは穴馬に推したジュールポレールが堂々と押し切った。なんとか良馬場でと願っていたターフも早めの降雨で稍重に。アエロリットの敗因はずばり2点。

 1分31秒台ならV最短としていたので、ラストのひと押しを欠いたのは道悪になったため。

 そしてもう一点はペースだ。カワキタエンカがもう少しラップを上げていれば、違った結果になっていた可能性もある。前後4F46秒8→45秒5。上がり34秒0と瞬発力比べになったのが痛い。タフな流れでしぶとさの生きるタイプ。スローペースがキレ負けを誘発してしまったか。

 一方、リスグラシューは1番人気らしいパフォーマンス。持ち前の決め脚で際どく迫った。これは時の運。能力は軽くGI馬。いずれ勝てるだろう。

 終わってみれば1着&3着がディープインパクト産駒。やはり決め脚はひと味ちがう。次はオークス。そして頂点ダービー。競馬も佳境に入る。

プロフィール
上田琢巳

結果に対してシビアなファンの多い大阪スポーツで、長年に渡り堂々と看板を務め続ける、 ご存知“西の仕掛人”。競馬専門紙『1馬』在籍時から、他に先駆けて「レースラップとタイム重視」の理論を展開。競馬予想界に革命を起こしたラップ理論のパイオニアである。 数字から読み解かれる明解な推理に魅了される競馬ファンは今なお後を絶たず、 後進の予想家たちにも多大なる影響を与え続けている。