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競馬コラム

上田琢巳のラップ・トリック

2017年11月15日(水)更新

【エリザベス女王杯】GIらしくない流れが波乱を呼び込む結果に

 エリザベス女王杯の波乱は想定外とも云える11F2分14秒3の決着が全てを語っている。

3F目から5F連続で1ハロン12秒7~12秒9の緩いラップ。およそGIらしくない流れで、内容的には凡戦だ。伏兵が2着、4着激走の根拠だろう。

今秋GIシリーズは、スプリンターズSは別として、不良馬場が続いたりで、スッキリしないレース続き。佳境に入った今、スカっとしたケイバを見せてほしいものだ。

今週のマイルCSはその点、密度の濃いラップ構成を期待できそう。絶対王者不在がゆえに、より攻防は熾烈になる。馬場レベルから、時計は1分33秒台、上がり35秒台の可能性が高く、これを先行残りか、差し馬有利かの判断材料になりそうだ。

キレキレの脚よりも、マイラーとしての能力、生粋のスピード型よりも若干パワー寄りに比重をかけてみたい。バランスの良さではエアスピネル。今が充実期。中心的存在であることは確かだ。

イスラボニータとか、サトノアラジン、レッドファルクスとの対戦内容から力関係はまだまだ微妙。もちろん、他馬にも付け込む隙は十分にある。

プロフィール
上田琢巳

結果に対してシビアなファンの多い大阪スポーツで、長年に渡り堂々と看板を務め続ける、 ご存知“西の仕掛人”。競馬専門紙『1馬』在籍時から、他に先駆けて「レースラップとタイム重視」の理論を展開。競馬予想界に革命を起こしたラップ理論のパイオニアである。 数字から読み解かれる明解な推理に魅了される競馬ファンは今なお後を絶たず、 後進の予想家たちにも多大なる影響を与え続けている。